竹美家ららさんのレビュー一覧

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

表か裏か 両方か

何とも可愛くて、健気で、楽しい、そして心打つ作品。
コメディタッチでケラケラ笑いながら読み進み、
後半は胸が熱くなって涙が出てしまう。
雑誌で読んだときから、また新しい味わいの一穂先生の傑作!と
文庫化を楽しみにしていた。

          *       *

めちゃめちゃ裏表のある、外面良男のアナウンサー国江田と、
ストップモーションアニメ(クレイアニメ)作家都築。
好…

32

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読んで損はないです!

一穂先生と竹美家先生がタッグを組んだ作品にハズレはないんじゃないかと改めて思った一作でした。


もう受けが可愛すぎます。
外面は素晴らしく良いけど、その実中身は毒吐きまくり、というテンプレ化されていると言っても良いキャラ設定ですが、とても生き生きとしています。

自信満々、緊張なんて知らないよって性格かと思っていたら、意外と真面目で緊張もして、攻めに助けを求めるところにはきゅんとしま…

18

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

一粒で二度美味しい

一穂先生、大好きです!
一穂先生の書かれる、シリアスなお話も大好きなんですが、本作のような二人の楽しい掛け合いが見れる作品は、本当におもしろくてカワイイ‼︎そして計がとにかくカワイイ‼︎
裏表のある、まさに腹黒!な受ですが、そのどちらの計も本当に可愛くて、攻の都築が裏表どちらの計にも惚れる気持ちが解ります! これが一粒で二度美味しいなんだなぁ。
実際にこんな人がいたら、ただの嫌な人なんだと思…

19

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

これのどこがどういいのかさえまったくわからない私は、とことん好みがズレてんだろうな~

と身に沁みて思います。まあ、自分がズレてると感じるのは、別にこちら(の作品・作家)に限ったことではないんですが。

一穂ミチ、私はもうなにひとついいと思うことがないくらい徹底的に合わないんです(この作品に限ったことではなく作家自体)。

大変申し訳ありませんが、最初の1ページ目から(というかもう冒頭1行目から)『ああ、この作家苦手だ・・・』と感じてしまいました。
なんでこの1行目の時…

30

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

整と交わした約束のゆくえ

「俺を支えてくれた力で、ちゃんと自分を幸せにしてほしい」
整が和章のために残した約束のゆくえはー。

藤澤和章は変な人だ。(変=普通と違っているさま)
手先が器用で、小学校の頃作った貯金箱で総理大臣賞をもらい、
プロダクトデザインの仕事は顧客の心を掴み成功をおさめている。
けれど本人は自分が欲しいもの、使いたいものを気ままにつくってきただけでそれに一定の需要があっただけだという。
テ…

7

二度目の恋なら 小説

高岡ミズミ  竹美家らら 

まじめで堅実な再会愛

愛人稼業を廃業し行き着いた本当の恋、
なのですが、期待していたものとは違って萌えませんでした。

地に足をつけた現実的で堅実な恋愛物語も好きですが、
ここではセレブやきらびやかな世界で生まれる夢のような恋が見てみたかったなー。
藍川のパトロンだった老人の孫との恋の展開のほうが面白そうでした。

本当は二人とも気になっていたのにいろいろ障害があって別れて運命の再会を果たして今度こそ燃え…

1

泡と光(表題作 あわ) 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

別れと出会い

「ふったらどしゃぶり」「ナイトガーデン」
それぞれの番外編。

【あわ】
一顕と整は社員旅行で伊勢神宮へ。

泊まったホテルの浴室で
整が一顕にフェラするシーンにいたく興奮しました!!
「俺が好きなの。上顎の奥のふかふかしたとこ、お前のでこすられんの」
こんなことをサラリと言えてしまう整が好きだ~~~!
本番で女の子のようにアンアン喘いでいる整より
こういう積極的な整の方が断…

4

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

スピン来るよねとは思ってたけど・・・

前回の「なからい」に続き「いわぶき」というスッと読めない苗字シリーズ。
和章のことを『ふったらどしゃぶり』から好きじゃなかったけど、やっぱりそれほど好きになれなかった。
考え方や行動は一穂さんの表現で、すごくよくわかるんだけど、わかればわかるほどに。
たいして年齢も違わないのに、なんだか歳の差カップルのように思えるのは、性格が違いすぎるからだろうか。
整と一生会わないと決めた和章だけど、私…

5

いとし、愛しと言うこころ コミック

竹美家らら 

すっかりめっきり、挿絵でしか見ることが出来ないのが非常に残念なのですが。

このメルヘンをドナドナする事が出来ず、読み返してはほろり。
単純なお話しに優しさが響いて心洗われます。

世俗の垢は全て灯世が被り、涼氏は心の赴くままに鋏をふるう。
「ぼうし屋」でがっつり心掴まれ、終始2人の進展に至るエピソードらしいものはないのですが「ばら色の注文靴」では会話の中や独り言に含まれる悲喜交々に興…

2

ヒバナ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

中身は切ないのよ、表紙とは違って(笑

『雪よ林檎の香のごとく』の2014年夏コミ新刊です。
デビュー作の同人誌を未だに発行してくださる一穂さんに、感謝感謝でございます。
個人的に一穂さんの同人誌は『雪よ〜』関連の物しか買わないので。

さてさて、カップルは本編同様に教師の桂×志緒。

生徒のことで忙しく、ふたりで会ってるプライベートな時間も呼び出される桂。
そんな桂に「ごめん」と言われるのを避ける志緒。
そして、桂にひ…

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