竹美家ららさんのレビュー一覧

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

事件盛りだくさん

丸ごと一冊がひとつのストーリー。

今回は、計の恐ろしきまでの自信がゆらいだり
記憶をなくすような事故がおきたり。
なかなかたくさんの事が起きましたね。
が、潮の不動な計を思う気持ち、そして
地球の海のように(笑)広い心は変わりませんでしたw

いいですね、こういう関係。
誰でも心を解放できる場所が無いと
いつかバランス崩してしまいますよねぇ。
それが計の場合、潮なわけで。

2

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

シリーズ3作目をぜひ

計の仕事に対する気持ちの部分で悩み、そして一応は整理がつきましたね。
非常に細かくてリアルな悩みだったので読んでいて共感というか、一緒にもだもだした部分でしたのですっきりしました。
そういったストーリー的な部分で読み応えがあって満足感があります。

潮との関係については特に代わり映えのない印象で、一悶着あっても良かったような。
記憶喪失は定番ネタですがシリーズ通してテーマとなっている「半…

2

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

もっと早く読みたかった!

何でもっとはやく読まなかったんだろう!
私には珍しく小説なのに一気読みしてしまいました。

もともとテレフォンセックスのシーンが目当てで購入したのですが(有名人気作とは知りませんでした)収穫はそれ以上。
特にキャラクターが魅力的です。
メイン2人以外の登場人物にもまるで実在の人物のような存在感があります。
自分も体験したことがあるようなリアルな心理描写が描かれているせいでしょうか。

6

二度目の恋なら 小説

高岡ミズミ  竹美家らら 

イラストが…

職を転々としたのち、その美貌を活かして資産家の愛人をしていた藍川が、高校生時代に片想いしていた同級生・矢代と再会し、恋人として居場所を見つける物語です。

硬派で朴訥とした青年ながら藍川をちゃんと見ている矢代は良い男ですね。一方の藍川は、意地を張って大切なものを諦めてしまうという儚い一面があるのかなと思いました。外見と違って不器用なところもありそうですが、矢代のそばでもっと素直に、正直に生きら…

5

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

彼らを見失わないように

前作「ふったら~」は大人気作ですが私の中では刺さるものがなく、おのずと今作にも手が伸びていませんでした。何度か冒頭を読みかけては本棚に戻し、また読み直してはの繰り返し。ようやく読破しました。とてもよい読後感です。

引き込まれればとんとん拍子でした。さすがの一穂文学。冒頭で何度か挫折してしまうのは、やはり叙情的な、無限に広がりそうな作品世界の中で迷いそうになったからと思います。
人それぞれと…

2

FOOLS RUSH IN 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

潮が浮気?ハメ撮り??

イベントごとに番外編で新作を出してくださる一穂先生。商業作品も発行ペース早いのにすごい!
そしてこの『イエスかノーか半分か』のカプは毎回エロがあるから嬉しいです!

♦︎FOOLS RUSH IN♦︎
今回は、潮の浮気疑惑⁈しかも相手は竜起⁈⁈
まぁあり得ないことだとわかっているのですが、見事にしっかりと騙されかけて遊ばれて騒ぎまくる計のお話です。

二日酔いで目覚めた計の目に飛び込…

6

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

あっぱれ日本一!

新年一発目だったかな?年末だったかな?
そのあたりに読んだのですが
「このBLがヤバい!2016」でさすが1位だなと
もう、あっぱれ、日本一!と叫びましたね。

とにかく絵がいいし
読みやすい文章が!

まず設定が旬すぎてもう目からうろこ。

今、本当に注目されてる職種がでてきたり
テレビの特殊なあの職種の裏側も垣間見えたり
社会的な人の上っ面の付き合い方というか
なんと…

6

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

結局、読み手次第なのかも

最初に読んだ時は、正直おもしろいと思えませんでした。ごめんなさい。
『ふったらどしゃぶり』を読まずに、先にこちらを読みました。
評価が高い作品だし、本屋を探して『ふったら~』が見当たらず、スピンオフだけど大丈夫と判断し読み始めたのですが、登場人物たちに好感を持てず、苦手な一冊だと記憶していました。
それが今回レビューを書こうと『ふったら~』と続けて読んで、びっくり。
おもしろい。
以前は…

5

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

和章が嫌いだとムリ

『ナイトガーデン』と、その後の二人を描いた『ブライトガーデン』が収録されています。
『ふったらどしゃぶり』がすごく好きだったので、そのスピンオフと聞いて迷わず購入しました。
が、私には合わなかった……。
うーん、趣味じゃない。
何がダメだったのかな。
多分、『ふったらどしゃぶり』の時から、和章が好きではなかったというのが、大きいと思います。
考え方にちっとも共感できなくて、勝手なヤツ(…

4

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

萩原の彼女に共感してしまった

『ふったらどしゃふり』とその後の二人を描いた『ふったらびしょぬれ』の2作品が収録されています。
BLでセックスレスがテーマって、すごくビックリ!
そんなのあり得るんかいっ!!って……。
でも、読んでいくうちに、これってBLならではこそだなって気がしました。
BLじゃないとここまで書けないな……
私は、物語に彼女が出てきても気にならないので、この作品も全然大丈夫でした。
むしろ、萩原の彼…

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