竹美家ららさんのレビュー一覧

雪よ林檎の香のごとく 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

文章表現の美しさと、ピュアでフレッシュな感覚が感じられる作品

「君かへす朝の敷石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」(北原白秋)
非常に印象的な短歌だけど、実は…というところから話を広げてったのでしょうか。
内容はどちらかといえば薄めです。
でも、文章表現の美しさと、ピュアでフレッシュな感覚が感じられる作品でした。
何しろ著者のデビュー作ですからねぇ。
初々しくて当然なのです。
イラストが竹美家ららさんなのも文章と合ってます。

ただ、ど…

3

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

スピンオフなし異例の第3弾に期待

計の突き抜けた毒の吐き方と、潮との漫才のようなテンポの良い会話は、読んでいて本当に吹き出しますwww
しかし、かぎりなく後半にちかくで起きる事件?事故?は韓流ドラマのような展開。
「どうやってコレまとめるの!?」と残りのページを気にしながら色んな意味でハラハラドキドキ・・・・・・ タイミング良すぎ展開に、ちょっと残念です・・・・・・
潮のバックボーンとか気になるな!おばあちゃんや家族の話な…

1

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ツンデレ大好きだー。

一穂ミチ先生は初読みになります。
ちるちるで人気があるっぽい、くらいで特に前情報なく読みました。

で、だ。
何だこの激烈にかわいいツンデレは。きたよ、これ。笑

出だしの王子キャラから暴君キャラへの変貌で二重人格キャラかー
なんて思ってましたが、いやいや、デレるときも性格違いすぎるから!笑
もはや三重人格ですから!!(←喜んでます)

仕事のできるツンデレ王子受けってよいです…

1

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

笑いあり涙あり

面白かったー!
前作に続いて沢山笑わせて頂きました。
そして今回は国江田さんが不安定で壊れてしまいそう、と読みながらハラハラしました。潮に対して尊敬と劣等を感じ自分が自分でなくなるような人生否定しかけるような苦々しい思いをずっとどこかで持ち続けていたからなのか、そこに木崎という人物も現れて泣いちゃったのかな。無理やりとらされた有休つかって潮を追っかけたホテルで潮の手を握りながら泣く国江田さんに…

6

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

笑いたいときに読みたい一冊

電車の中で挿絵を隠しながら読んでいたんですが、挿絵隠すよりも笑いを堪える方が大変でした。外で読むならマスク必須です。マスクあっても漏れるくらい。
最初は国江田さんの小気味がいいほどの口の悪さ(というよりも罵詈雑言w)にびっくりしながら読んでいたんですが、読み進めると癖になりますね、たまりません。
ストレス発散したいときに、笑いたいときに、萌えたいときに、何度も読み返しています。国江田さんの言葉…

5

雪よ林檎の香のごとく 林檎甘いか酸っぱいか~青~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

桂と志緒はやはり甘酸っぱくて、切ない

一穂ミチさんのデビュー作『雪よ林檎の香のごとく』のペーパーやら同人誌やらを二冊にまとめて下さった内の一冊。
どちらにも書き下ろし付きです。
こちらの『青』の方が時間軸的には先になります。
わたしは『赤』から読んでしまいましたが(苦笑
高校生の志緒と教師の桂の本編を補完したような作品なので、やはりファン向けと言えます。

個人的には攻め視点好きですし、桂がどんだけ志緒を想っているのか読み…

6

ぼくの太陽 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

潮の太陽は…

わたしは小説においては攻視点が好きなのです。とくにエロを攻視点で語られると、攻め様のモノといっしょにわたしの脳内tnkも俄然滾るのです。

今回の一穂先生の作品には潮視点でのセクロスがあったので大歓喜!好きなカップルの攻視点エロさいこー!!エロ自体はすごい濃いものではなかったですが…

♦︎メモリーズ♦︎
計と潮と竜起が小学生のころの夏休みのある日。
それぞれがテレビ局に見学に来ていて…

7

meet,again. 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

難解 栫と嵐の不思議な関係

『雪よ林檎の香のごとく』が好きなのですがこの作品は難解そうなのでずっと読まずにいました。
高評価なのに少しも理解できなかったことがすごくすごーく残念です。
いつか時間をおいて再読したい作品です。

読んでいて楽しい話ではないです。
ワクワクも無し甘くも無し。
薄墨で描いたような色のない淡々とした物語。

栫は人間的な感情皆無のアンドロイドのような人です。
汗はかかない、食事も排泄…

7

ふったらどしゃぶり When it rains, it pours 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

よくも悪くもリアルな作品

恋人とのセックスレスに悩む攻めと幼馴染にずっと片想いしている受けの話です。
偶然始まったメールのやりとりからふたりが近づいていく過程は奇跡的でとてもロマンチックでしたが、攻めと受けが抱えているものや背景が重かったです。特に攻め。上記に書いたとおり攻めは彼女とのセックスレスに悩んでいて男なら好きな人としたい!って感じなんですけど、彼女はそうでもないんですよね。BLなので彼女は悪役というかちょっと嫌…

3

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

1作目より好みでした☆

1作目は、「ちるちるでの評価がいいし読んでみるか〜。」って感じで手に取って。
もちろん面白かったのですが、そこまでどハマりしなかったのが正直なところでした。
好みの問題だと思うのですが、多分、受け様の二面性があって天邪鬼なキャラも、攻め様の安定し過ぎてちょっとそっけなく感じるキャラもハマらなかったのだと思います。

しかし、2作目。
受け様、計は相変わらず二重人格で天邪鬼だったけど。前作…

3
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