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一穂ミチ 竹美家らら
もちベーグル
ネタバレ
電子書籍サイトで割引になっていたからこそ出会うことができました。感謝 背景、景色、色、想い、どの描写をとっても言葉の選び方があまりにも繊細で美しい。 受験の失敗が重なり親にも周りにも意固地になってしまった志緒が先生でありながら先生らしくない色々な面を見せる桂に出会い、自分が抱えている悩みなんてと思ってしまうほどの過去を知り、そしてついにはそんな桂を思ってか、それとも自分のためか、札幌に…
ぱるりろん
「ふったらどしゃぶり」の同人誌。12月のひとこま。日常のお話。 たぶん「メロウレイン」に収録されていると思います。 事件など起こらず、本当にただ普通の日のお話なのに、このなんてことない日々のなんてことない会話がものすごく愛しいです。ほっこりしました。 同人誌ならではというか、特に山も落ちもなく、久しぶりに萩原くんと半井さんを覗き見したような気分になります。 一穂先生の文体はとても読みやすく…
umeair
この巻は計にとって試練の巻でしたね… 仕事で思ったようにいかず、潮に苦しいと言うこともできず苦しむ計の姿が切なくて共感して、胸が苦しくなりました。。 BLとしてこんなにもキュンとさせてくれながら、しっかりお仕事ものとしても見応えのあるものを提供してくださる一穂先生、本当にすごいなあと感嘆のため息が出ました。 そしてなんといっても潮と計の絡みがエッチで、愛に溢れててたまりません。特に、…
いやーちょっと!いやーーーーーちょっと!!! なんでしょう、この萌えと興奮と笑いの渦は!! あと私、こんなに当て馬にニヤニヤしたこと、今までの人生でなかったと思います。ジーザス……! 「あとがきにかえて」の竜起の「うわーほんとに仲直りセッ」のくだりで爆笑いたしました。 コミックを読み、「これは絶対に原作を読もう」と決心した昨日の自分にノーベルよくやったで賞をあげたい。 計も潮も当て馬…
そらまめ。
イエスノーシリーズの3カプ目。プロディーサーの設楽と栄のおはなし。 どうして今はこんな関係なのか、過去の奥様の事件、すべてが胸を締め付けられてしんどかったです。前作までがたつきとなっちゃんのほわほわカップルだったせいでこんなにも落差があるのか、一穂ミチ先生おそるべしとなりました。 一穂ミチ先生のnoteに奥様目線の熱海のサンビーチでのはなしがあるので是非読んで欲しいです。何度も読んでいますが読…
この作品に出会ってから今迄なんどもなんども読み返しています。2人の思い出の地に聖地巡礼するほどで実際の土地が出てきたり食べ物やお酒の名前が出てきたりするのも一穂ミチ先生の作品で好きなところでもあります。色林檎を通して今後のふたりの人生を覗き見できるというのが本当にうれしくてしあわせな気持ちになります。過去のこと、現在のこと、未来のこと、それぞれに向き合って志緒ちゃんと先生はふたりでいてくれるそんな…
なぎさ1208
meet, again.はメタファーがとても活きた小説だとなんど読んでも思う。 繰り返されるシンメトリーの暗示(シャボン玉、蜜蜂と花の話、砂抜きされるあさり、栫の双子の弟)に対して、嵐と栫はそれぞれに歪で……まっすぐな嵐にもゆがんだ過去があり……決してシンメトリーにもアシンメトリーにもなれない。 人間のわかりあえなさ、というのがこの作品の大きな主題だというのが個人的な見解だ。唯一の理解…
零論
今作もオールマイティな国江田計の繊細さに涙した。 ダメダメな奴だなと思いながら読み進めると、がっぷり感情移入しているから不思議だ。 個人的には終盤の入り口で記憶を失くす流れが若干強引に感じられたものの、エンディングも可愛く爽快で良かった。 潮成分はちょっと少な目でした。
こあらくん
計と潮のいろいろな短編が読めて、もっと二人の日常や成長を見守っていたいと感じてしまいます! どの短編も面白いですが、特に好きだったのが「Flag」「c/w」と書きおろし。 「Flag」では女優さんから意図せず想いを寄せられる国江田さんが新鮮で、それに対し今までは感じてこなかった新たな気持ちが芽生えてしまって戸惑う計がなんだか愛おしくて胸がぎゅーんとしました。 「c/w」は番外編の…
かわい有美子 竹美家らら
sugichan
身分差あり、戦争あり、幼少期からの成長あり、と時代背景としても時間軸としても壮大なスケールで描かれており、ストーリーはすごく面白かったです。この時代をテーマに扱った一般作品は暗い話になりがちですが、本作はBLらしくレイモンドとエドワードの大恋愛を柱としていたのでその点では暗い気持ちにならずに読めました。 ただ、内容が濃いので仕方ないのかもしれませんが、二人の関係性の成熟に関してもさらっと描かれて…