竹美家ららさんのレビュー一覧

恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇2~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

計、神になる

 大好きなこのシリーズ、スピンオフの竜起・なっちゃん編にも続編出ました‼ しかも分厚い。本編「恋敵と虹彩」(前作で2人が結ばれた直後くらいからのお話)にくわえて、「恋敵」であるコタ視点の「departure」、さらにさらに計と潮の神カプも加わって4人で関西に遠征する「秘密と虹彩」まで‼ これで楽しくないはずがありません。

 個人的には、最後の1編が断然好みでした。竜起、富久男を目指すの巻。富…

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なっちゃんが気づいた潮と計の共通点

富久男中継の打ち上げをしよう、と潮に誘われて、竜起となっちゃんはビールを手土産に訪問します。

潮と計が秘密の通路でつながったお隣さん同士になってからの話(「OFF AIR」収録の短編やSS「愛の夢」)には、潮の手料理がちょこちょこ出てきて、潮が手際よく作るそれらが、とても美味しそうなのです。
今回は、肉や魚介の串カツ、甘酢漬けのキャベツ、アメリカンドックが登場。温かい手作りの料理って、一緒…

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恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇2~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

当て馬が魅力的すぎる

『イエスかノーか半分か』シリーズのスピンオフの『横顔と虹彩 イエスかノーか半分か 番外篇』の2巻目。『イエスかノーか~』の計に横恋慕した後輩アナウンサー・竜起とADの深のお話。前作未読でも理解できないことはないと思いますが、やっぱりシリーズ前作を読まれていた方が、この作品の魅力にどっぷりと浸れる気がします。

一穂さんはシリアス路線のお話も書かれますが、『イエスかノーか~』シリーズはコミカル路…

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恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇2~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

期待通りの面白さ

やっぱりこのシリーズ好きだなぁ、改めて。
一穂さんも筆が乗ってる!
登場人物が自ら言葉を発して、動いてるような、読んでる私たちさえ実在し、スタジオのどこかで彼らを観ているような、ハッキリと映像が見える臨場感。
この感覚って、映像を想像できる小説ならではでしょうか。
このシリーズの好きなところは、恋愛だけじゃなくて、登場人物が皆なキチンと仕事して、仕事に悩んで成長していくところ。
お盆休み…

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恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇2~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

みんな輝いてる

「イエス・ノー」シリーズの甘く幸せな絡みと、心の動きの瞬間を切り取るような繊細な描写がとても好きです。

テレビ局のスポーツアナウンサー・竜起とスタッフのなっちゃんは付き合いだしたばかり。二人が働くテレビ局に、竜起の幼馴染・小太郎が途中入社してきて、なっちゃんが面倒を見ることに。

仕事も人生も楽しんでいるように見えて、密かにすごく努力し、悔しい思いもしている竜起。
そんな竜起の内面に気…

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恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か番外篇2~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

甘さと、仕事と、ちょうど良い

皆川くんとなっちゃんが主役の第2弾。中途入社の新人くん、小太郎くんが新登場です。ぶ厚いけれど、すぐにさらさらと読めてしまいました。
前巻はお仕事中心だった印象ですが、今巻はカップルになった2人の恋愛と、お仕事と、両方楽しめました。シリーズを読んでいる方には是非読んでいただきたいです!はじめての方は、「横顔と虹彩」が番外編シリーズカップルのなれそめなので、そちらを読んでからの方が楽しめるかと思いま…

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イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

両方全部!

初読みの時になぜ萌を押したのか?神です!ごめんなさい。

本当に面白かったです。上から目線かもしれませんが本当によくできたお話でした。

キャラも話もよくて切なさ甘さもちょうどよい加減で。

懐が大きくて包容力のある潮と王子の仮面を被った毒舌腹黒鈍感性悪意地っ張りの計。でも計がとても可愛いんですよ!

仮面の国江田も本性のおわりも両方好きになってくれて、こんなややこしい計を全部好き…

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イエスかノーか半分か 3 おうちのありか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

読み終わって一言、この作品に出会えてよかった

この作品は私の中で一番とも言えるくらいなんども読み返した大好きな作品です
幸せすぎる二人を見て涙が出る作品なんてほとんど出会えない!!貴重な神作でした

一巻だけ読んで終わってしまった方がいるならほんとうにもったいないと思います!!このシリーズは2、3巻が肝になっていると思うので未読の方はぜひ最後まで読んで欲しいです

さて、内容ですが、今回はやっぱり計が最高にカッコ良かったですね!今ま…

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OFF AIR~イエスかノーか半分か~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

OFFは素の顔で

「イエスかノーか半分か」の商業分はクリアしていますが、同人誌や小冊子、全サやCD特典など、そういうものは全く追ってない身なので、この作品は大変にありがたかったです。
いざ読んでみると、ボリューム感がすごい。
そして計がめんどくさい。
計には表の顔と素の顔があって、家族しか知らなかった裏面を受け入れた潮に色々委ねちゃってる、そういう視点の話が多かった印象です。
逆に、潮にとって計がいることの…

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おとぎ話のゆくえ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

攻めが魅力的

現世のロミジュリ的立場な二人の、ピュアなお話でした。
まず攻めの隼人が魅力的に書かれています。
口調は荒いし態度もでかいけど自分を持っていて飄々と生きている様に、お坊ちゃんの湊が惹かれる気持ちが分かります。
特に印象的だったのが、湊の姉が不良に絡まれてるのを助けるためにタバコの火を舌で消したシーン。
ぶっ飛んでて若干引いたけど、平気でこういうことやってのける所に何とも言えない魅力を感じてし…

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