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一穂ミチ 竹美家らら
甘食
ネタバレ
番外編3作目にしてカプが変わります。過去に遡りなっちゃんが憧れてた上司・栄の若い頃のお話。一穂さんの話だと仕事できる人はもれなく性格が悪くて受けというパターンが多い気がする。根っこの部分は悪人じゃないので憎めない、いやむしろ愛おしいですが。 飄々として人当たりはいいけど食えない男なのは寧ろ攻めの設楽Pの方だと思います。でもBL的にこういう攻めはいい仕事して話が面白いことが多いので好きです。 …
miyuru
個性あるキャラクターのどことなくユーモラスな会話が今回も軽やかに展開するか と思いきや! 社会派の筋立てに頭を一撃。 軽やかさに忘れていた。彼らの職場が24時間動いている放送局の、報道という現場の重さと激務を。スペシャリストとしてのプライドとプライペートな感情とコンプレックスとその向こうにある愛情、どこに愛が存在するのかすら見過ごしそうな緊迫感に固唾を飲んで読み進めた。 辛かった。腹もたつ。…
のっふ
もうほんと待ってました。 大人気シリーズの最新刊で、本当に楽しみに待っていた1冊です。 シリーズのうち前の潮と計、竜起となっちゃんはかなりラブコメらしいラブコメでBL小説はあんまり読まないような人にもおすすめしやすい感じでしたが、こちらは大人向けというかラブコメとはだいぶテンションが違います。 なので一穂先生の作品の中でイエスノーシリーズだけ読んでてラブコメが好き!って方には合わないかも…
ごんざれす
今作もお仕事シーンが面白く、栄、設楽、奥(初登場キャラ)が仕事を通じて関係を築いていく様子が活き活きと描かれ、だからこそ中盤で起こる事件に胸が締め付けられ、鉛を飲み込んだような重苦しい気分になる。 終盤では計、竜樹、深、錦戸さんとこれまでのシリーズに出てきた旭テレビ縁の面々が勢ぞろい。一作目で計が「ザ・ニュース」初回を見事にやり切った時のように読んでいてワクワクした。思わず笑ってしまう会話も健在…
かわい有美子 竹美家らら
mii。
とてもとても胸がギュッとなる話でした。 映画1本見終わったあとの心臓のドキドキと同じものを味わってます。 とにかく、エドワードの健気さに涙、涙です。とにかく読んでいて辛かった……。 1章最後の、『人生で一番、幸せな時期といえたかも知れない。』この1行に込められています…… 一途に思い続けたレイモンドとの再開では一方的にかすかな失望をされ、女性と結婚直前までいき、自分を捨てた母に重ね…
まりぽん812
なぜでしょう。本作を読み返すほどに、志緒に共感できない自分がいて。本編と「青」では、結ばれるまでの桂のためらいや志緒の真っ直ぐさに、とても感情移入できたのですが。 結婚できない。一緒のお墓に入れない。志緒が悲しそうに悩んでいるのが、どうしてももどかしく感じてしまいました。 私が若い頃の気持ちを忘れてしまったからなのか。それとも、ここ数年で同性婚に関する社会の変化を見聞きして、「なんとかでき…
ももよ
話しとしては、すごく好きで、表現が綺麗で、ほわっとしているかと思えば、直球な会話で一気に進む展開だったり。 特に、桂に振られたりかの代わりに、志緒が怒りに行く場面。 いきなりの志緒の告白に、私があっけにとられました。 なんだ?!この急展開! いつ?!いつ好きになった?! 何となくは分かっていましたが、ゆる~やかに気持ちが傾いているんだと思っていたので、びっくり。 そこからは、桂の過去や…
東雲月虹
シャワージェル(ボディソープ)がほのかに香るってエロいですね。 香水妖怪は論外ですが(つけ過ぎな人っていますよね?) 嫌いだと思った香りも恋人から漂ってくると嫌いじゃないかもなんて 整のかわいいことったら。 引き出物でいただいたものだから捨てるわけにいかないとか律儀な面も。 お酒の場で流れとは言え突拍子もないことを言ったり 誰にも見せない姿を一顕にだけはすべて曝け出してしまうところも。…
本編を読み返したら、こちらも久しぶりに読みたくなりました。 同人誌とショートストーリーで構成された本作品。まるで、一つの作品のように、二人の恋の軌跡が鮮やかに描かれています。 北海道で気持ちを確かめ合った桂と志緒の「bitter,bitter,sweet」、 キスしろよ、ばかやろう、と志緒が焦れる「Why don't you」、 志緒のグラつく前歯を桂がディープキスで奪う…
同人誌は購入済みでもちろん読ませていただいておりますが このように一冊になってまとめて読めるとなると幸福感の宝箱!!!!! 新郎側の幹事を任された一顕が 新婦側の幹事の女性にこっそり想いを寄せられ LINEのやりとりを見てもいいと言われても ちょっとやきもきしてしまう整が可愛い『恋をする/恋をした』の続きだという 書き下ろしの『恋をした/恋をしている』がとても嬉しくて アルコール度数…