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一穂ミチ 竹美家らら
まりぽん812
ネタバレ
体の関係から始まった一顕と整が、季節を積み重ねて、恋を育んでいく様子が描かれています。 初めてのお家ごはん、ささいな喧嘩、小さな嫉妬、バースデーサプライズ。楽しく微笑ましいです。 整が雨の日も一顕と一緒に外出を楽しむようになったり、一顕の爪が短く整えられるようになったり。二人の変化から恋が伝わってきます。 でも、過去の恋が消えるわけではなくて、ふとした時に思い出す痛みを、二人が心と体…
竜起が一等を狙って参加した富久男選びの話「秘密と虹彩」を、計の視点で描いています。 竜起の個人的な思い付きが局の仕事に発展して、その中継をリポートすることになった計。 竜起に殺意を燃やし、なっちゃんにイラつき、二人と打ち解ける潮に腹を立て。毒舌全開のモノローグが、とにかく可笑しくて。本編と並べて読むと、竜起と全くかみ合っていないのが、さらに面白いです! 波乱の“富久男騒動”で、すっか…
ポッチ
『ふったらどしゃぶり When it rains, it pours』の同人誌、ブログ掲載SS、特典、などをまとめて収録した「ふったらどしゃぶり」の番外総集編のような1冊です。 同人誌や特典は手に入れられなかったものもあるので、個人的にめっちゃ嬉しかった。 収録内容は、 ・アフターレイン(『ふったらどしゃぶり When it rains, it pours』サイン会お土産小冊子)…
しろはらせみいるか
二人のそれぞれの生活が切なくって、涙出てきました(笑) 不倫とかちょっとドロドロしてるけど お2人がかわいいんで和みます 何なんでしょうね TL,NLとか男女ものってなんかどろどろしてるけど BLになるとすごくさらさらするというか、、、 とにかくきれいなお話です!
えいろい佐藤
一穂ミチ先生の作品では「イエスかノーか半分か」のシリーズが好きすぎて、他作品へ手を伸ばすを躊躇っていましたが、 今回は結果的にあたりでした! 「天国でも、地獄でも、真夜中のサービスエリアでも。」の一文に、 「イエスかノーか半分か」の根本を見たり…!とひとりはしゃいでおりました。 教師と生徒ものに起こりうる問題に(他の生徒の電話は聞かせない、一緒に居る時に仕事をしないとか)、…
あかい
手紙にまつわるお話。 小2の美夏ちゃん。 女の子特有の可愛いおませさんだけど、しーちゃんのことが大好きなのは変わらない。 志緒の決断も、志緒に寄り添ってくれる桂先生も素敵。 そして、先生が見せた未来への不安と自己嫌悪。 「それでも好き」と言い切る志緒。 可愛くて、切なくて、ほっこりするお話でした。 最後の「届かないで」で、自分でもびっくりするほど号泣。 読む機会がないこ…
ラムレーズン
「ふったらどしゃぶり」と同時購入したので読んでみましたが… 受けの柊が、いつ、どこで、なぜ、和章が好きになったのか?惹かれたと思われる要所要所が、強引に「好き」という感情に持っていかせた気がしてしまって残念な溜息… リアルさ、生々しさは「ふったらどしゃぶり」と違って、全くといっていいほどありませんでしたが、「ふったらどしゃぶり」よりは、少しはいいかな?的な感じでした。 読了後、私の心…
評価が高かったので読んでみましたが、全く好みに合わなくて残念でした。 何が駄目なのか、何が共感できなかったのか… 一番の原因は攻め側の彼女「かおり」という存在だと思います。BL作品に於いて、女性の存在が出てくるのは自分にとっては「いらないキャラ」なのですが、その「いらないキャラ」がいい味を出してくれる作品も多々あるのも重々承知。 でもこの作品に於いてサブキャラである「かおり」「かずあき…
「イエスかノーか」で一穂ミチ先生に嵌り、いろんな作品を読みましたが、なんとなくデビュー作である今作には、ずっと手を出せなかった。 楽しみは取っておきたいというか、これ読んじゃったら、楽しみがなくなるというか。 結論から言うと、もっと早く読めばよかったー!これがデビュー作って、凄すぎる。 確かに今ほどの一穂節みたいなものはないけど、言葉選びとか比喩とか、伏線の回収とか、やっぱり一穂ミチワー…
計の視点で描かれていた「イエスかノーか半分か」を読んだときは、なぜ潮が計とオワリ(変装した素の計)の両方に惹かれたのか、よく分からなかったのですが、潮視点の本作を読み、すごく納得しました。思わず本編の方を読み直してしまいました。 政治活動に忙しい父を支え続けて病死した母が口にしていた言葉「自分は宇宙人だって思えばいいのよ」。家にも学校にもなじみきれず、家を出た潮の中に、その言葉はいつまでも残…