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一穂ミチ 竹美家らら
ぱるりろん
ネタバレ
「メロウレイン」は「ふったらどしゃぶり」の同人誌等を集めた本。「イエスかノーか半分か」にとっての「OFF AIR」みたいな位置づけです。 その「メロウレイン」が、「ふったらどしゃぶり」のドラマ化を機に文庫になりました。 ソフトカバーの「メロウレイン」は既読で、ほとんど同じ物とわかっていますが迷わず文庫を購入。 何度読んでもいいなあとしみじみ、一顕と整の生きる世界に浸り、幸せな気持ちになりまし…
ざくざくちゃん
冒頭から潮のもの悲しいプロローグから始まる3巻。その、何かを予感させるモヤッとした霧がかかった状態でのいつもの様子の潮と計のやり取り。そんなありふれた日常に突然出てきた計の選挙出馬話。出馬など有り得ないと完全否定する計ですが、実は計達の知りえぬ裏で秘密裏に動く人達がいて…!? 中盤まで、嫌〜〜〜〜な霧が晴れず。その霧が晴れ全てが明るみに出た瞬間、悪い予感ほど当たるんだよな…という気分になり、…
おぶもいもい
前作ではとても存在感がありながら、 どこまでいっても…というか 最後まで理解できなかった和章がメインのお話。 誰よりも優しく柔らかく整を包んでいるように見えて、果たして彼の温もりはそこにあるのか?と疑問に思ってしまうくらい、良くも悪くも『一定』だった印象の和章。 整を通して彼を見ていたからというのもあると思いますが… 整と離れた後の彼の暮らしを想像することはできず、ましてや他の誰かに…
yukimom
少しずつ楽しみながら読みました。 一穂ミチ先生の作品は、後日談が読めるのが本当に好きです。 本編が重々しい部分があったので、根底にそこはかとない悲しさが流れているのですが、それでも、一顕と整が一緒に生きていく様子や普通に日常や生活して、過ごしていく様が読めるのが大変嬉しいです。 宝箱を開ける様に少しずつ楽しみ噛みしめながら読みました。 物語の始めにそれぞれ発表された時の思い出?のような一言…
和章のお話。柊という名前すごく良いですよね。 物語の主軸ととても絡んでいて、面白くてものすごく丁寧に読みました。 能面の様な和章が後半、ほぼ物語の終盤で彼の顔が綻び色々な表情を出すところがとにかく嬉しくて、ああ、幸せになれそうで良かった。 印象に残っているのは、先生が倒れてセリフを言うシーン。いつも凪の様に黙っていたけれどとても耐えていた、先生の気持ちを想像すると苦しくてやりきれない、そして…
雨の音から始まる、重々しくじっとりとしたイメージから、主役二人それぞれの物語が表現されて、少し交差し。また一気に絡まりほつれ結びついていく。 毎回一穂ミチ先生の作品は読み始めにドキドキワクワクさせられるのですが、このお話は特にじっとりとした湿度を感じさせられ一瞬辛いのですが、読後はめちゃくちゃ良かったです。 印象に残っている、タワマンに住む先輩の表現もねっとりとしていて、ある種理解できてしまう…
てんてん
本作は「ふったらどしゃぶり」シリーズ短編集の下巻です。 「ふったらどしゃぶり」のドラマ化記念にて 今まで刊行された番外編をまとめた2巻セットの下巻は スピンオフ作「ナイトガーデン」のお話も収録されています。 記念刊行の上下巻発売ですし 竹美家先生の美麗イラストが対になってますし セット購入する方が多いと思いますが 基本再録発刊なので「ナイトガーデン」がお好きな方は 下巻のみ…
本作は「ふったらどしゃぶり」シリーズ短編集の上巻です。 「ふったらどしゃぶり」のドラマ化記念にて 既出の番外編を一気にまとめた2巻同時発売はスゴイです 本作の初出はフルール文庫でこちらで読んでいましたが リメイクの新書館ディアプラス文庫が出てからも 結構立っているのですね。 完結したお話の番外編なので短いけど 現代リーマン者なので読者にも身近な日常で 2人が本当にそこに…
それぞれの気持ちに痛いほど引っ張られてしまって何度も何度も胸が苦しくなるくらい、 どっぷりと浸り、入り込ませてくれる作品でした。 うーん、すごい。本当に素晴らしかったです。 一通の間違いメールをキッカケに人生が変わってしまった主人公ふたり。と、それぞれの相手。 なんだか非現実的なようでいて、実はそんなことないのかもしれない…と、思ってしまうような。 男女の、そして同性同士のやり取りの…
「ザ・ニュース」の裏番組に出演するタレントの木崎が自分と同じ旭テレビのアナウンサー試験に落ちていた事を知り、直接恨み節を言われたわけでもないけれどモヤモヤ引っかかるものが生まれます。そんな中自分は「ザ・ニュース」から現場の仕事に回され、わけも分からず慣れない仕事をして……(だけどなんでもそつなくこなしてしまう計)。更には木崎が潮を取材する番組が撮られる、と知り計の中ではモヤモヤが募るばかり。 …