竹美家ららさんのレビュー一覧

ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~完全版 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

身体で伝える愛もある

一穂ミチさんという作家さんは、豊かなストーリー性で読ませつつ、割と丁寧に行為も描写される作家さんだと思うのですが、本作品は中でも特に行為の部分が激しいです。

というのも主人公が双方ともパートナーと身体の関係を築けない事に悩み、それがきっかけで結ばれるからです。
身体の関係を持つ、持てるということが大きな鍵となっているんですよね。

一顕は長く同棲している女性にセックスを拒まれ、自分が受…

2

ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

悪い大人の本気をみせて。

イエスノーシリーズ、スピンオフ第2弾、3カップル目、こちらの主人公は飄々としたニュース番組の統括プロデューサー・設楽と、才能はあるけど性格に難がある一匹狼プロデューサー・栄。
この作品は2人の出会いと別離からの再会までを追う物語です。

設楽は本編第1作から飄々としているけど油断ならない人物として、ちょこちょこ登場しています。
栄はスピンオフ虹彩シリーズ第1作で、かなりのインパクトを残した…

5

c/w 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

あの時の裏側

イエスノーシリーズのスピンオフ虹彩シリーズの第二作目所収の「秘密と虹彩」の計&潮バージョンです。

同じ出来事を違う視点で読む楽しみはこういう同人誌ならではの楽しみですね。
とはいえ、早く単行本化してほしい!

イエスノーシリーズ、現段階では、同じ番組を舞台に、本編の計&潮、スピンオフ第1弾の竜起&なっちゃん、スピンオフ第2弾の設楽&栄と三カップルの視点で読めるのですが、それぞれのキャラ…

1

誘惑してくれ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

設楽さんも大概拗らせていた件

イエスノーシリーズの番外編、特に「ふさいで」「つないで」のカップル中心の同人誌です。

「割と必死です」1p
設楽さんと奥さまの会話

「相馬くんと錦戸くん」2p
若かりし頃の栄とカメラマン錦戸のやり取りと、「ふさいで」での二人の仕事の裏側

「未公開VTR」1p
「ふさいで」のとある出来事の裏側小ネタ

「呼ばない理由」2p
栄が設楽の名前を呼ばない理由小ネタ。
呼ぶか…

4

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

仕事メインだけどラブもある

私の中では、ちょっと危うい関係なイメージの設楽と栄。
互いに好きだけど、そんなことはっきり言葉になんてしないでも、身体だけは繋がっているから、そのままなんとなく一緒にいる2人。
でも、今作では設楽ははっきりと栄の良さや、仕事をしている時だけでなく栄だから好きと言ってます。
栄も設楽しか自分を解放?してくれる相手はいないとか、自分を委ねてるみたいな態度もあり、凄くすっきりする内容でした。

14

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

愛が重いぞ

お買い物をしたものに対してレビューを書く、ということ自体が初めての試みになります。
そのため、レビューとは??? 外向きの感想って一体何を書いたらよいのだ?? とめちゃめちゃ動揺しているのですが、かっ、神率に貢献したい一心で(超率直)……という気持ちと、ちょっと公平で客観的な目線である方がレビューっぽいよな! とかっこつけたい気持ちが合わさって、セルフQ&A形式でゴリ押ししていくスタンスをとりた…

20

つないで イエスかノーか半分か番外篇4 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

二人の日々がどこまでもつながっていきますように

ふさがれた後は、ひらかれ、そしてつながれる。
「ふさいで」で相馬栄に落ち、本作でさらに奥底へと引きずり込まれて息ができないほどですが、何とか気持ちを落ち着けてレビューします!

【ひらいて】
「ふさいで」がきれいに終わったので、次にどんな展開が来るのか全く予想できておらず。
ですが、思い返せば「ふさいで」は栄が過去、そして設楽と向き合い、前を向くまでの話。
番組を壊してしまったトラウマ…

22

ふさいで~イエスかノーか半分か番外篇 3~ 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

相馬栄に落ちました

気が狂うほどあまりにも大好きすぎてレビューできていませんでしたが、続篇「つないで」が出たのでこの機会に。
イエスノー本篇はとても面白いけれど、どハマりのCPではないかな~と思った人にこそ、読んでいただきたい「ふさいで」。
過去・喪失・再会・仕事・才・葛藤・嫉妬…、この辺りのワードに高まる方には刺さるのではと思います!
なお、イエスノー番外篇1「横顔と虹彩」だけは、何が何でも先に読んでから手に…

8

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

出来るからって楽してる訳じゃないよね

イエスノーシリーズ第二作。
前作でめでたくくっついた映像作家・潮×優等生アナウンサーのガワを被った国江田計の物語です。

今回は国江田さんのアナウンサーとしての試練の物語。
国江田アナを評して、登場人物の1人が「『できるやつ』ってのは『出来ないって言えないやつ』のことなんだな」というのですが、この巻の計は、まさに素直に出来ないと言えないことから色々ともがいている感じでした。

なりたく…

0

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

王子様か芸人か両方か。

度量が大きく大らかな映像作家・潮×裏表の落差が激しい、一見優等生な王子様アナウンサー・国江田計の物語。

主人公の計はそつなくなんでもこなす、まじめな優等生。見た目も整った王子様系アナウンサーです。
でもオフでは学校ジャージを愛用し、ジャンクフードとマンガが大好きで、罵詈雑言をマシンガンのように繰り出す性悪ぶり。
世間が求める優等生像に応えすぎて、そんな裏の姿は親しか見せられていません。

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