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1/4(合計:35件)
大竹直子
晃子
ネタバレ
絵は一見の価値があります。 それだけでも読んで損はありません。 この作家さんはド悲恋・たひネタが多い傾向があるんですが、本作はどちらも該当しません。 ただ・・・本作の全体的な特徴としては: ①一夫一夫制少な目 (★マイナス1の理由。実際に結婚するわけではなく、あくまで比喩です) ②↑に関連するのですが、相関図がめちゃくちゃややこしい。 A×Bでハピエンかと思えば後続話で過…
この美しい作画は一見の価値があります。 全部で5つの話が収録された短編集です。 ①表題作(浦上宗景x宇喜田直家): ↑の受け攻め表には攻め:傲慢オヤジとありますが、顔立ちはそこまでオッサンではなく薔薇系で、モミアゲ&アゴヒゲ&胸毛&腕毛ありの40代ぐらいに見えます。 受けの直家は攻めの命令で女装しますが、これがなんと普通にロン毛イケメンにしか見えないので素晴らしかったです。 (女装モ…
基本的に和風歴史モノしか描かない珍しい作家さん、大竹直子さん著作 ①「しのぶれど」→ ②「白の無言(しじま)」の ③番外編、が本作です。 読む順番はこの通りがいいかな・・・ ②がド悲恋なので地雷に注意。 ②は購入をためらっていましたが、本作なら終始ギャグのノリなのでいけそう、と思い手を出しました。 相変わらずほんっとーーーーーーに絵が美しいです。 大好きな絵柄。 そしてな…
とにかく絵が美麗でただただ見とれます。 大好きな絵柄です。 基本的に和風歴史モノしか描かない珍しい作家さんですが、別著作「百々之助☆変化」に収録されている「幸福の王子」だけは現代モノBLのようです。 本作「しのぶれど」は、BLとしては俗に言う夢オチでえろはあるけど、最終的にきちんとくっついてはいないし(桐島が高橋の想いに気付くだけ。なので★マイナス1)、本編「白の無言」と続編「貴様と…
碧雲
Unlimited 大竹直子さんの作品は、小物や髪型まで当時の風俗を描写しているので好き。 歴史上実存する人物の名を使ったものもあって、 あり得ない突飛なBLアレンジで、ギャグコメ風の仕上がりになっているものもあった。
大竹直子先生は、ずっと衆道をテーマにした歴史作品を描いている作家。 特に、衣装や髪型等当時の風俗について仔細に調べて描いていて、好き。 ●宇喜多直家:中国地方の三大謀将の一人 『太閤記』では、斎藤道三や松永久秀に並ぶ悪人。毒殺や計略が得意な武将。 (天正7年(1579年)直家は、織田信長や西播磨の赤松政秀と結び、 実際は、毛利氏と手を切り、穝所元常とは敵対していなかった。) …
ate
昭和初期、士官学校で共に高め合う2人、強くて気高くお耽美!! この時代の男子感がなんとも…重苦し。 もう1編の軍事物は総ツッコミしたくなる振り切れ方、 義経×敦盛は麗しく、濃ゆい世界でした… 表題作はもう少し感情、腹の内で思っていることを知りたいところだれど、 安易に口にするものでないって、この時代特有の日本男児感にも感じられ…耽美!! めちゃくちゃ、ずーーーん。って気持になりまし…
ふばば
「白の無言」の番外・「しのぶれど」。そのまた番外編の同人誌が本編「貴様と俺」です。 「しのぶれど」よりももっとコミカルなテイスト。 桐島の日誌を盗み読む高橋。俺の事書いてないかな… 一言も書いてありません。 そこに桐島が来て、慌てて自分の日誌を落としてしまう。桐島はそれを読むが、内容は桐島の事ばっかり! とか。 おぼっちゃまだから縁談が降ってくる高橋。全く気が乗らず桐島との縁談なら…
「白の無言」のアナザーストーリー、というかどっちかというとパラレル的な? というのも、「白の無言」というのは、二・二六事件に絡んで官僚に転じた高橋と、肺を病み愛国を貫けぬと自刃した軍人桐島の実らなかった想いのお話だったわけで。 だけどこの「しのぶれど」は高橋と桐島の屈託ない青春が描かれていて、本編「白の無言」の寂しさ、やるせなさは無い。 高橋は凛とした桐島に惹かれている。 高橋は元々育…
2020竹書房の日にてget。 前からずっと読みたかった作品。内容は、5作品収録の短編集。 どの作品もとにかく絵が素晴らしい。 「白の無言」 二・二六事件に絡めた士官学校の親友同士の、実らずに散った心。 いやらしい権力者たちに体を貪られる桐島を「聖セバスチャン」になぞらえる…それは完全に三島的。 非常に劇的で、戦争や一方的な思想の愚かさを感じさせる一編。 「古痕」 桐島信夫…