草間さかえさんのレビュー一覧

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

切ない。でも最後は幸せに。

友達から借り読みました。
序盤、瀬名があまりにも阿南にぐいぐい来てて子供すぎでは?と感じました。でも最後まで読んで改めて考えると瀬名にはきちんと通るべき道だと思いました。阿南はダメだといいながらも瀬名に流されるなんて阿南も完璧な大人ではないんだなと。そこでタイトル未完成に合うんだなと。二人ともそれぞれ未完成で一緒になったあともまだ完成とは言えなくて…でも幸せに向かっていく。しかしこの二人の恋は完…

3

アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ぜひ封入ペーパーのあるうちに

アドリアン・イングリッシュシリーズ最終巻。
最終巻ということもあるのか、ものすごい厚みです(苦笑
変わらず受け一人称で、毎回何かしらの事件に巻き込まれる辺りは変わりません。
アドリアンが前巻で撃たれ、その後心臓の手術を三週間前に終えたところからスタート。

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受けは書店を営みながら自分も文章を書くゲイのアドリアン、35歳。
リウマチ熱の後遺…

10

やぎさん郵便 コミック

草間さかえ 

馬鹿な男は可愛い

ナンバリングされてませんが一巻。
そして読まれるならば『マッチ売り』からでないとわかりませんので、実質二巻みたいなものです。

大学生の廣瀬×出版社社長の花城。
花城の部下の澤×廣瀬の友人の有原。
この二組のカップルが、先行した体だけでなく心も寄り添っていくために足掻くお話です。
子供のような大人、子供に見せる大人、子供なのに大人、大人にならざるをえなかった子供。そんな四人が。

2

「瞑き流れ ~アドリアン・イングリッシュ 5~」初版封入特典ペーパー グッズ

封入ペーパーで本編のラストを明るく

モノクローム・ロマンス文庫さんの『狼の見る夢は』で多分お初だったでしょうか、封入ペーパーがあったのは。
それに引き続きアドリアン・イングリッシュ最終巻でも登場です、封入ペーパー。
A4両面刷りで、SSが二本書かれております。しかも挿絵つき!

『Hallelujah』
これに書かれたジェイクの行動は本編で個人的にとても好きだったので、嬉しい限り。
本編では、このシーンと同じような行動を…

3

マッチ売り コミック

草間さかえ 

先が楽しみで仕方ない

やぎさん郵便を読みたくて購入。
答姐で順番を教えて頂いて助かりました。
全然タイトル違いますし、普通ならこれ買ってないです(苦笑
表題作の前後編と、やぎさんの八話まで収録。

メインは二カップル。
真面目学生の廣瀬×花売りをする出版社社長の花城。
そして、花城の部下の澤×廣瀬に片想いしている友人の有原です。
終戦後の日本が舞台。
花城は過去のトラウマで自分ではイケない体だと思い込…

2

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

この巻だけで語ることはできない

ちるちるさんからの懸賞プレゼントを利用し、電子書籍にて購入。初じめての電子書籍な上、読み慣れない海外ミステリで、BLと銘打っていなければ途中で挫折していたかなと思います。

まず登場人物たちの会話のテンポについていけない。皮肉に皮肉に、ジョークにジョークの掛け合いで、君たちの会話の本題はどこなんだと嘆くばかり。直截的な感情表現や描写にもキョトンとなるしかなく、BL小説しか読んでこなかった私には…

5

恋するクラゲ 小説

かわい有美子  草間さかえ 

専門職は面白い

いやぁ、面白かったです!
専門職BL大好きですし、大人な二人というのも大好きで。
高級老舗ホテルの裏側、楽しかった~。
企画営業の天宮のお人好しっぷりがかなり良いですし。
コンシェルジュの朧谷(おぼろや)の二面性もめちゃくちゃ面白い♪

でだしの天宮と朧谷の電話での会話、ここでグッと物語に引き込まれ。
その後お客さまの無理難題に頑張る天宮の姿勢、惚れ惚れしました。
飄々と爽やかにお…

3

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

あれ?

あれれ?
一穂さんはこれで多分三冊目ですが、前二作は好みなので、あらすじを読んで迷わず買いましたが、あれ?
ちょっと今回はハズレかも。
まあ、個人的に合わなかっただけなのですが、何が合わなかったのかよくわかりません。
淡々とした話は好きだし、挿絵は草間さんだし文句ない筈なんですが。
可笑しいなあ。
多分、矢上のずれ方の方向が駄目だったのかもしれません。
理解出来ない事が多々あるので。…

4

やぎさん郵便 3 コミック

草間さかえ 

草間先生お疲れ様でした!

2015年内に書きたかったのですが、レビューが書けぬまま2016年に。
とうとう「マッチ売り」から始まった長いお話が終わりました。
そうか、たった一週間の話なんですねえ。
有原が本当好きでした。
BLにここまではまれたのも、草間さんと有原のおかげだと思います。
ただやはり澤が個人的には好きになれなかったのは残念です。
でも、皆大団円でよかった。

あと、もう読めないと思ってすごい苦…

1

アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

2人の未来

シリーズ5冊目で最終巻。1巻目では本当にこの2人は恋人という関係になるのか?というくらい相性が悪そうで、恋人になっても言い争いばっかりで、でもたまに見せる小さな気遣いが何とか2人を繋いでいて、けど結局は別れ方としてはこれ以上ないんじゃないかというくらいドロドロの終焉を向かえます。
けど、それでも行き着いたこの結末。
本当に読んでよかったと思っています。出版してくれたことにも、翻訳してくれたこと…

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