total review:293029today:98
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
66/135(合計:1347件)
草間さかえ
マミィ。
ネタバレ
読むごとにどんどんキャラが素敵に見えてくる作品です。最初はいろんな人とやりまくるビッチな花城という印象だったのに、色んなトラウマや思いを抱えていたんだなぁとわかり廣瀬くんがハマるのも仕方ないと思えるまでになりました。そして、この二人が主人公だと思って読み始めたのに、最終的にはその花城のことを好きだった澤と有原のカップルのウエイトも重くなって、私のなかでは澤の男前過ぎる優しさに心を持っていかれました…
二組のカップルが均等に描かれていました。 うーん、どっちのカプも好きで迷いますね。そして、どのキャラもそれぞれ個性的でこれまたお気に入りを選べません。一巻ではうじうじした印象の有原と意地悪な澤さんが好きになれなかったのですが、読み進んでいくうちに有原の瑞々しい色気と澤さんの不器用な優しさが堪らない! もちろん、一巻から大好きな真面目学生廣瀬くんも引き続き格好いいです。花城さんは一巻では誰とでも…
まだまだ手紙の中身までははっきりしませんが少しずつ全容が見えてきました。 澤さんの生い立ちも語られてました。 でも有原がまだ謎が多いですね。 でも、何となく二つのカップルの輪郭が見えてきた気がします。澤さんがなかなか厄介な性格で、いったいどうしたいの?!と思ってしまう場面もありますが駅まで有原を追いかけていったのでようやく素直になってくれそうでホッとしています。 最後に収録されていた「…
ずっと気にはなっていたんですが、表紙が暗いのと、時代が戦後間もない頃ということで、何となく敬遠していた作品です。 まだ一巻なので中立にしましたが、とにかく続きが気になります。恋文の謎、あの人はあの人を好きなの?って謎。全てスッキリしないままなので早く二巻を読みたいと思います。 このシリーズを初読みの方は、最終巻まで揃えて読み始めた方がよいかもしれません。 内容とは関係ありませんが、学生さ…
月村奎 草間さかえ
香子
冒頭に金子みすゞの詩が出てくるのが、印象的ですね。 草花の様に純粋な芙蓉が、小学6年生のときに恋した相手は正義感の強い優等生西澤。母親のネグレクトにより、地元を離れることになった芙蓉は、西澤から借りたままの植物図鑑を枕元にまで置いて寝るほど大切にしていた。 初恋が叶うはずない、それどころかもう二度と西澤に会えないから、思い出と植物図鑑だけを宝物にしてひたむきに生き、祖母を手伝う姿に、わりと序盤…
凪良ゆう 草間さかえ
麗音
CDになったらいいなと思っていた作品です。 聴く前に再読したのでレビューします。 現代から30年ほど後の近未来のお話。 アンドロイドが家庭用の高価な家電品となった時代、報道される遠くの国の争いだと思っていた戦争が平和を謳歌していた若者に襲いかかった。 それでも、身内や知人が血を流すこともなくましてや自分が武器を手に戦うことなどありえないと信じていた。 そんな時代の純愛物語です。 …
マキヲ
CD化されるということもあり、こちらでの評価も高いので、ついつい期待して読んでしまいました。残念ながら特筆する良さや萌えは読み取れませんでしたが、優しくて心温まるお話だったと思います。18歳同士とは思えない落ち着いたラブストーリーでした。 私は月村奎さんの作品は恋愛より家族愛の描写に感動してしまいます。今作も、芙蓉とお祖母ちゃんの絆に目頭が熱くなりました。
M+M
商業作品の番外編がぎゅっと詰まっています。 いくつかご紹介しますと… 円陣闇丸「Voice or Noise」番外編「好きな人がいる幸せ」 振一郎が格好良かったです!きっと一生俺のモンだから、ってセリフに悶えました。私は本編未読だったのですが、すぐさま購入リストに入れるほどの勢いのある6ページでした。 草間さかえ「夜更けに花降る」番外編「小夜啼鳥の夜」 コミック「明け方に止む雨」…
読み始めてすぐに、わずか6歳にして恋など幻想だと理解した芙蓉に幸せな恋の出会いがあるようにと願わずにいられませんでした。 貧しくネグレストされていた芙蓉にとって果物が貴重な品なのに「苦手だからあげる」と言ってあげたのは、貴重だからこそ大切なものを感謝の印に差し出した子供だった芙蓉と、竜田揚げ1個の贔屓をする大きくなった芙蓉の健気さに涙が滲みました。 風呂に入れてもらえなかったトラウマか…
木原音瀬 草間さかえ
薄雲
いやぁ……前作を読んでから、いてもたってもいられずに手を出しました。 翌日仕事で眠くても、眠さなんて吹っ飛ぶくらい引き込まれます。 心をごっそり持ってかれてしまって、真夜中に放心状態です。 心をね、抉られてしまう。 結局はハッピーエンドなんですが、これは単なる恋愛ものではなく、家族愛に恵まれなかった喜多川の生涯の物語だったんだと思います。 堂野が喜多川にむけた愛は恋愛感情での愛ではな…