草間さかえさんのレビュー一覧

ここで待ってる 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

家族の在り方。愛情のかけ方。

数ある凪良作品のなかで個人的にベスト3に入る大好きな小説です。

攻めの成田は一つ年下の大型ワンコ。穏やかで気遣いのできる良いコ。
受けの飴屋は気の強い美人(ビッチ)。とても深い事情により妻子ある身。
ここに飴屋の妻・のばら、息子・論、成田の祖父が加わり、恋愛小説としてだけでなく、家族の在り方にも重点を置いたバランスの良い魅力的な物語に仕上がっています。

飴屋の想い人は学生時代のニコ…

4

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

タイトルの意味

本編を読むと、タイトルの意味にぐっときます。

アンドロイドのお話で、生き物でないのはなー躊躇していましたが、読んだらそんなこと吹っ飛びました。凪良先生好きさんで、アンドロイドに躊躇してまだ読んでない方がいらっしゃいましたら是非読んでください。

たくさんのレビューがあるので、あらすじ等は割愛します。
非常に可愛らしく、そして切ないお話です。アンドロイドですが心があります。傷つきますし、…

2

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

年の差のある恋人

年下×年上に釣られて読み始めましたが、恋愛小説としてとても良かったです。

受けの阿南先生は大人ということもあって、いつも態度に余裕があるうえに上手く本心を隠しているので、瀬名視点で読み進めると阿南先生の振る舞いにずっと翻弄されている感じがしました。

たとえ相手にされなくとも高校生の瀬名は、年上の阿南に対して臆することなく初めから押せ押せな感じで迫っていきますが、でも後から失敗したかもし…

2

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心ざわつく終わり方

中学一年生になった論視点で綴られています。

皆、変わりなく仲良く暮らしている様子です。
飴屋も週一でご飯を食べにやってきて、成田も論の第二のお父さんみたいな存在になっているようです。

帰宅すると家の前に車が止まっていて、そこから母が降りてきて「ありがとうございました」と運転席の男の人に挨拶をさげている姿を見かけた論。
母は論のことを「息子です」と紹介してくれたので、礼をした論ですが…

3

ここで待ってる 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

爺ちゃん、すてき!

男を喰い散らかすとんでもない超絶ビッチ受けと、それに振り回される硬派ワンコのお話かと思いきや……

受けの飴屋がこんな責任感の塊で漢気溢れる男だとは思わなかった……。
どんどん彼に対する印象が変わっていきました。

ゲイなのに妻子がいる飴屋の事情。
「事情」と一言で片付けるには余りにも重いものでした。

惚れていた男が惚れた女・のばらと忘れ形見の論を守り抜くために、裏切り者と言われ…

2

さよなら一顆 小説

一穂ミチ  草間さかえ 

矢神と言う名前が好きになりました

作品内容は、上記を読んでください。

出会った時は、店員と客だったので、二人とも丁寧語で話していたのですが、次に偶然会って飲んでから、榛名は変わらずの口調、比呂はタメ語に変更。でも、どうしても私の中で、それぞれのキャラに話し方が合わなくて、何度となく「あれ?これ誰のセリフ?」と疑問に思うことがありました。
それぞれの設定は、すごく好きです。
榛名は、女性をとっかえひっかえだったのに、比呂に…

0

運命かもしれない恋 小説

渡海奈穂  草間さかえ 

運命っていいなぁ

幼少の頃好きになった同じクラスの女の子、小学生で好きになった同級生の女の子、高校で好きになった女の子の後輩。
惚れやすい古平が、27歳で再会したカレー屋の名久井は、高校の時に女の子と勘違いして告白した後輩だった。。。

古平の幼稚園からのエピソードが間に入りながら、現在の名久井との話が進んでいきます。
最初は、ノンケの惚れやすい女好きかぁと思いながら読んでいましたが
あれ? う? また?…

3

地下鉄の犬 コミック

草間さかえ 

経験豊富だからこそ人は迷う

 終始穏やかな雰囲気の漂った作品でした。受けの篠田は妻と離婚したばかりで、若干自暴自棄にもなっているくたびれたサラリーマン。そんな彼が偶然攻めの朝倉がやっている古物店に引き込まれていくわけですが、その店の空間や朝倉という存在が、篠田の中で徐々に心の拠り所になっていく過程が丁寧に描かれていたと思います。何か劇的な展開があるわけではないけれども、互いに酸いも甘いも経験して少し臆病になりがちな大人の男達…

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ヌレル イロメ 2 コミック

草間さかえ 

「イロメ」の続編

「イロメ」の各CPその後。
どのCPもちゃんと続いて、ちゃんと深まってるから安心して。

ナオシと光彦も。
ナオシが初めてなのでなかなか進まないけど、別に挿入だけが成就じゃないのだし。
…というのは高校生同士の当事者には響かない言葉だろうけどネ。

高校生時代の野田と白川。
野田センパイは、すぐ襲われる可愛い系の白川をいつも助けていた。そんな野田も、今は生徒だった年下の桃山に組み敷…

2

イロメ コミック

草間さかえ 

せんせいは色目使い

全編学校関係、高校生関係の連作短編集。

「イロメ」
教室で、好みの生徒にイロメを使うトンデモ教師・野田。
ど真面目くさい眼鏡のくせに、準備室でその子のアレを咥えるトンデモ教師。コワっ。

「花いちもんめ」
傷痕萌え。
大きな事故にあって3年休学の4才上、もう20才の高校2年生・森崎にもっと構ってもらいたい新入生の小野。
唐突な恋心のようだけど、『怪我のあと見てもいいですか』、引…

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