草間さかえさんのレビュー一覧

アドリアン・イングリッシュ(2) 死者の囁き 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

引き続きイマイチ

1巻目の「天使の影」でけっつまずいた私ですが、2巻目以降に希望を持って読み始めました、が………
え、またミステリ系?イヤな予感…(ってゲイミステリジャンルらしいから仕方ないけど)
お相手が刑事だからって別に毎回事件絡めなくても…
今回はホームグラウンドの本屋さんやお仲間の「共犯同盟」の面々から離れ、遠くお祖母さんの遺した牧場が舞台。なのに。
なのにまた死体に出くわすアドリアン・イングリッシ…

2

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ピンともポンとも来ない。

私にとって鬼門の書、アドリアン・イングリッシュシリーズ。
買ったのはもう5年くらい前。お正月とGWの度にさあ読もう、読まねば、と思いつつ何故かずっと読めずにいたシリーズ。
ついに、ついに!という期待が…大きすぎちゃったんでしょうか…
「こういう話だったんだ…」
悪い意味でね。

レビューも裏表紙の粗筋も一切目に入れずまっさらで読んで、あ、ミステリなんだ、と。
(よく考えたら作者様はゲ…

3

アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

二人の戦争の跡地

怒濤の勢いで、1~5巻まで読み終えてしまいました。
4巻までが、ジェイクの頑なな鎧と檻と静かに、時に激しく対峙するアドリアンの物語でしたが、5巻はアドリアンの折れてしまった足と道標をまた築き上げるようなものが足りでした。アドリアンの書店の増築工事の最中に現れた、50年前の白骨死体。過去のミステリーの謎解きはこれまでと違って静かにどこか夢を見るような現実感の淡さで進んでいくのですが、だからこそ主人…

2

アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

読んでいて涙が止まらない3巻でした

kindleアンリミテッドで1巻~5巻まで一気読みしました。
1、2巻もミステリーやロマンスの先の読めない展開にハラハラどきどきでページをめくる手が止まらなかったのですが、この3巻からは特に感情が揺さぶられ、終始涙が止まりませんでした。
視点となるアドリアンの感情の動きももちろん、相手のジェイクのわかりにくいながらもかすかに揺れ動く感情を垣間見るのもまた辛い…そして悲しい。

3巻はクリス…

3

真昼の恋 コミック

草間さかえ 

大人CPの仕事あり家族ありの良きお話

年下攻めにほだされる年上受け。
どちらもゲイだけどバックグラウンドが違う。
くっつくの早く、その分くっついてから長いのがよかった(あとがきに"くっついた後の話を長く書いたの初で途方に暮れた"とあり苦労されたんだなと)
まひるがファザコンで課長好きなのかわいい。

それに対してハジメがいちいちヤキモチやくのちょとめんどいw
一途だしやきもちかわいいけど被害妄想(あと…

0

地下鉄の犬 コミック

草間さかえ 

篠田さんが大人かわいい

とにかく絵がすばらしく好き。
篠田さんがタイプ。
黒髪短髪メガネ天然無口やわらかい堅物おり目正しい実は美形。
実はモテる(無自覚)。
自分のことを「私」相手のことを「君」と呼ぶ。
普段スーツの人の無頓着私服姿がさりげにかっこよす。
不器用で繊細。

つまり、かわいい(ヨネダ先生と草間先生の対談を思い出す)
篠田さんの独白もいい。
ひとつひとつ自分の中の変化を律儀に確認する過程、…

1

肉食獣のテーブルマナー コミック

草間さかえ 

亮司がかわいい

とにかく絵がすばらしい。
「キス、シロップ」の亮司がかわいい。
ふむ、そういう展開?と思ったけど自然に入っていってた。岸田さんが好きと言って泣いちゃう亮司かわいい。ちゅうシーン最高か。
お話の終わり方もおしゃれ。

表題作の聡司が肉を食べない話の種明かしも秀逸。
朝挨拶する安藤に対しての亮司がめちゃかわ。
またもや(はつこい〜でもそうだったけど本作では)岸田さんがだんだんイケメンに見…

0

はつこいの死霊 コミック

草間さかえ 

エロさ薄めかと思ったけどエロかった

先生2冊目の単行本なんですね。
見れば見るほど絵がいい。線も構図も。どのコマを切り取っても一枚の絵やイラストとして成立する。
お話も繰り返し読むほど味わいが出ると思う。
1話と2話以降の時間の流れ、落差が意外で引き込まれる。
エロさ薄めかと思ったけどエロかった。

気持ちをセリフで言わずとも手にとるようにわかる描写がすごい。
最初はわかりにくかったけど前後を何度か行き来するときっとこ…

1

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

足掻く

高校生ものが得意ではないので、購入していたもののずっと寝かせていた2014年刊の本。受けが想定外で重苦しくなくって、読んで良かった!と思いましたため萌2にしました。高校生~20代の勢いでちゃんと成就するのは気持ちが救われて良いです・・本編250P+ドラマCDについていた後日談SS9P+さらにその続きになる書き下ろし20P+あとがき。

若い女に入れあげた父親と、ヒステリックに喧嘩する母親のいる…

0

ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

じんわり、染み込む話

受けは恋愛感情の乏しいノンケの元家庭教師、攻めは受けにずっと片想いしてきたゲイの元生徒、という一途な年下攻め×鈍感年上受けのお話。
ノンケ故に受けは無防備で無神経で鈍感で、攻めはそんな受けに振り回されたり、あるいは傷つけられているのに、同じ想いではないにせよお互いに離れがたい存在なのがとても良かったです。
途中突拍子もないことを言い出す受けに、いやいやあり得ないでしょ、と思っていたのに、受けの…

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