草間さかえさんのレビュー一覧

非BL作品

魔法のつかいかた(2) 非BL コミック

草間さかえ 

話がやや複雑になってきた

雅、絹子先生にも懐く春生がかわいい。絹子からほっぺにキスマーク付けられる春生のかわいいこと!

春生のほっぺとか腕とか足とか、ぷよぷよしていそうだなと、その質感溢れるこういう先生の絵が好きです。

お話は、魔法や悪魔や組合についての説明が私にはやや複雑でした(理解力不足なもので)
3巻で進展があり、私にもわかるようになるかな。

泉太郎と絹子の出会いも描かれ、2人の友だちのような身内…

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非BL作品

魔法のつかいかた(1) 非BL コミック

草間さかえ 

春生もはいけもかわいい。話もいい

子どもが辛い目にあう話はほんと辛くて(そのまま)
春生が他人事のように自分の話をして、そんな話信じて馬鹿だなぁと泣くのがもうね。涙
いじらしいというか、かしこい子だなぁ、どれだけ辛かったのかと心のうちを想像して辛かったです。

そんな春生の話を聞いて、泉太郎が「この子は僕の弟子だ」と思うのがまた泣けます。
─魔法使いは家族の縁の薄い人間が大多数だ
という設定にも。

春生が泉太郎と…

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どこにもない国 コミック

草間さかえ 

表紙とカバー下が表裏一体

装丁と目次の見開きが鮮やかな青!海がひろがって爽快、美しいです。
一方、カバー下は表紙の2人が背表紙を挟んで立っていて、バックは真っ黒け。
表紙の鮮やかな海の世界と表裏一体な闇の世界=どこにもない国=2人だけのユートピアを表しているのかなと思いました。

表題作の2人の話が好きです。
関係性がまだわからない時点でも、2人の空気感がいい。色っぽい。
隊長の背中を撫でているだけで、そこには…

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災厄のてびき [新装改訂版] コミック

草間さかえ 

初単行本から絵も話もいい

草間先生の初単行本なんですね!
先生の作品読むの久々で、線が太くてもこの絵はやっぱり唯一無二な感じで好きだわぁと。
お話のつくり方も。

先生には珍しいショタものが多く、しかもエロチシズムが濃ゆい。
受けの子たちの色気が半端ないですね。

ショタとか無理矢理気味とか浮気とか私は本来あまり萌えないのですが、草間先生の作品においてはそんなのどこ吹く風。その世界で成立していればまんま受け入…

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ウィンター・キル 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

『フェア・ゲーム』が好きだった方は

この『ウィンター・キル』も好きなんじゃなかろうかと思いました。
名前だけですがあちらの登場人物も出て来ますし、事件と恋にメリハリがあります。

出版されてから結構時間が経つのですけれど、レビューがひとつ、評価が3つしか付いていなくてちょいと驚きました。わたくし的にはこのお話(2021年3月1日までの感想ですが)サム・ケネディが主人公の1人として登場するシリーズよりも好きと思ったものですから。…

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どこにもない国 コミック

草間さかえ 

幅広いジャンルの味わい深い作品集

戦争絡みの時代物から年の差まで、各種取り揃えで4CP。
どれも読み応え抜群です。

【どこにもない国】【パラダイムロスト】【遠き島より】 萌2
戦時中。弱々しい上官の竹内と、彼の威厳を保つために体を張る早川。
早川の忠義心に萌え、ラストの竹内の計算高さにゾクっとする1話目。
帰国して、早川の迎えを見て見ぬふりをして家に連れ帰った竹内の罪悪感との葛藤が切ない2話目。
時代というスパイス…

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ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

ふたりのベッド

好きで溢れてる内容なのに、変に重くなく、でもそれぞれね家庭の悩みとかも書かれててバランスの良い作品だと思います。

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おまえが望む世界の終わりは 小説

菅野彰  草間さかえ 

お話がとてもよくできている

暗い暗い雰囲気のお話。BLとしてじゃなくても映画化したら映えるような良く出来た話です。暗すぎるので私は見には行かなそうだけど。ハッピーエンドではありますがそれまでの過程が重すぎるのです。攻めも受けもその元カノも元彼もそれぞれ色んなものを背負っている。人間って生まれた場所や環境で心も体も早く大人になってしまう事は確かにあるなあと考えさせられました。15で不良と…の歌は世代なので私もよく知っています。…

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ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

タイトルの意味を知って涙する

この作品に出会うまで、BLはコミックばかり読んでいて小説は全然読んだことが無かったのですが、この作品があまりに素晴らしすぎてそれから小説にものめり込むようになりました。思い入れ深い一冊です。
凪良せんせーに圧倒的感謝……!

もう、ただただ素晴らしいSF映画のようだったとしか言えない。世界観に入り込みすぎて読後の余韻が凄いです!
バリバリ近未来の話でファンタジーなのに、どこか妙にリアルなん…

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理系の恋文教室 小説

海野幸  草間さかえ 

ふたりのウィットに富んだ会話が好き

受けの40代という設定と攻めとの年齢差に興味を持ち読んだ一冊。
語りは受けの一人称で、ほぼオッサン感はなく、文章だけなら箱入り無垢な清楚系少女のようだった。挿絵のおかげでどうにか“枯れ”に変換できるレベルの乙女思考。なんかずっと「伊勢君伊勢君」言ってたような……。言葉が上手くなくコミュ障気味で、いい年をして要領の悪すぎる生き方をしている。
対する攻めは全然デレないツン9割くらいの才能あふれる大…

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