草間さかえさんのレビュー一覧

アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

これは長い道のりになりそう

ついに手を出してしまったなーと思いつつの、初ジョシュ・ラニヨンさん。まだロマンス未満のシリーズ一冊目、このページ数も長く感じず一気に読めた。

主人公のアドリアンはごく普通の青年っぽい。殺人事件に巻き込まれ、何かするたびに裏目に出て追い込まれていくお約束。それが決して愚かな行動の結果でないのが良い。ただ、展開的に次に悪いことが起こると分かりやすいため、そこに突っ込んでいく主人公を見るのはヒヤヒ…

4

ヌレル イロメ 2 コミック

草間さかえ 

『イロメ』カップルたちのその後とか色々

『イロメ』の続編です。前作を読んでからの方がいいと思います。

幼なじみナオシと光彦カップルのその後を描いた『よいこわるいこ』『かたくてやわらかい』
ちょっと臆病な光彦がナオシと両思いになって、もっと強い絆を求めて早く身体の繋がりを持ちたいのだけど…というお話。
自制できる攻めは良いな。
結局最後まで出来てないのですが、2人の絆は結構深いと思う。ナイスカップルでした。

野田と白川の…

1

ウィンター・キル 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

特に終わりが好き

今さっき読み終わりましたが、久し振りにニヨニヨしてしまう終わり方の本でした。
あっ、すごく、いい、好き……(語彙力崩壊)であふれました。

この方の作品は純粋にストーリーも面白いんですよね。
真相が気になる事件と、男同士のロマンスが一緒に楽しめるなんて、とても贅沢。

男が男に惹かれている、っていうフィクションすぎない現実感?みたいなものも感じるんですよね。
何気ない仕草だとかそれと…

4

イロメ コミック

草間さかえ 

男子高校生×教師

作者さまのDK作品集でした。

表題作は日本史の教師と男子校生のラブなのですが、授業中やテスト中に生徒をくすぐるような目で見る教師…エロい!
リア充っぽい攻めと、堅物眼鏡の組み合わせも良くてですね、非常に萌えました。
生徒×先生ものでよくある卒業してからなどというまどろっこしさなく、学校内で尺ってしまう早急さも検温なく読めてしまいました。
眼鏡に掛かるアレがまた…。

あとは新入生×…

0

どこにもない国 コミック

草間さかえ 

戦地にして、2人の世界

草間さかえ先生お得意の年下ワンコやメガネが様々な設定、シチュエーションで拝める作品集です。

表題作は戦中から終戦にかけての時代物。
舞台はどこか南方の島。表紙もきっとその海岸なのでしょう。目の覚めるようなブルーが眩しい。
当時を見てきたかのようなリアリティがあり、ゾクゾクします。
隊長としての威厳を保たせるために、自分を殴らせる早川。
早川と2人になりたいがために、一芝居打つ竹内。

0

やぎさん郵便 3 コミック

草間さかえ 

燐寸売り切れました!

シリーズ完結巻です。
前半で『やぎさん郵便』は完結し、その後に有原の過去を描いた『かごめかごめ』、澤と花城の出会いを描いた『東京行進曲』、花城の失恋を描いた『ゆりかごのうた』、やぎさん郵便後日譚の『続・東京行進曲』と続きます。

自分のせいでまたもや怪我を負ってしまった有原のために泣く澤や、超絶分かりにくい告白をする澤に激萌えしてしまいました!
「余暇を費やすに値する」って…理屈っぽ!

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やぎさん郵便 2 コミック

草間さかえ 

4者4様の恋模様

巻を増すごとに面白くなってきました。
廣瀬と花城の2人は何となく心配が無いような気がしていて、やはり澤と有原の方が気になります。
出来の悪い子ほど可愛いみたいな感覚、とでも言いましょうか。

利き手を怪我した有原に対する澤が甲斐甲斐しい。
廣瀬に渡った手紙の2枚目と、退学届まで回収したりして不器用な愛を感じました。
有原の笑顔を見たいのに、怒らせるか泣かせるかしかできない澤…もうあとひ…

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ウィンター・キル 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

リバですが

リバですが、受けっぽいのはアダムかなと思います。タッカーの元彼だし。表記的にここでは攻めになっちゃいますが。それはさておき2015年とちょっと昔の作品なのに翻訳してくれてありがとうございます!と感謝の気持ちでいっぱいです。読めてよかった!フェアシリーズのスピンオフとも取れる作品です。フェアシリーズのタッカーはジョシュ作品で1番のお気に入りなのですが、もしこれを先に読んでいたらとちょっと印象が変わっ…

5

やぎさん郵便 コミック

草間さかえ 

澤が好きになってる自分がいる

『マッチ売り』続編の『やぎさん郵便』の続き。
表紙は澤ですが、廣瀬×花城と澤×有原の2つのカップルについてのお話です。

本作の私的見所は、一つ目に廣瀬の祖父宅に花城と一緒に出向いて、過去に2人が出会っていた事が分かる所。2人の再会に運命的なものを感じました。
春画が結んだ縁?とでも言いましょうか笑
廣瀬の事を「清」と呼びはじめ、清にはいい笑顔を見せるようになる花城が可愛かったです。

0

マッチ売り コミック

草間さかえ 

作画と時代背景がピタリ

味わい深い草間さかえ先生の作画と、終戦後の時代設定がピッタリハマっています。

話はマッチ売りの男と学生の出会いから始まります。
謎めいたマッチ売りと、手紙の2枚のうちの1枚を友人に返すため待ち続ける男。
マッチを売るというのは表向きであり、実は…なお話。

ネコみたいに気まぐれ、気ままな花城と、年下ワンコ廣瀬の組み合わせが最高ですね。
花城の飄々とした顔の下に隠された暗い過去が割と…

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