草間さかえさんのレビュー一覧

楢崎先生とまんじ君 小説

椹野道流  草間さかえ 

忠犬まんじ君

K医大病院を舞台にした
『メス花』シリーズ
『いばきょー』シリーズ
両シリーズに脇としてでている内科の楢崎先生のお話。

どちらのシリーズにもクールビューティーで
ちょっとSっ気のある役どころで魅力的だった楢崎先生。
楢崎先生のお相手は10歳年下のまんじ。
お金もなければ学もないのに愛だけは溢れる忠犬わんこ攻めに
癒されてしまう楢崎先生v

どういったいきさつでどんなラブラブ…

2

はつはな コミック

草間さかえ 

おいしくいただきました

花いちもんめの方は、商業誌の扉絵コメントにあった森崎先輩とリハビリ療法士の話。なんだその設定は楽しいな!!と思っていたのでまさか書いてくださるとは思わなくて、むしろこれが読めただけでも個人的には大満足です。
もっといろいろシリアス展開なのかと思ったらやってることはともかく妙にさわやかなお話でした。妙に初々しい森崎くんと、ノーマルだけど彼に手を出さずにいられなかった性の求道者的な高階先生と。
こ…

1

夢見る肉食獣 コミック

草間さかえ 

番外編!!

タイトルからわかるように「夢見る星座」と「肉食獣のテーブルマナー」の番外編です。
商業誌を見た後にこれを手に取るとどうしても薄っ!!とびっくりしてしまいますがこういうもんだと自分に言い聞かせ。
でも両作品のその後が見えるというだけでも、買わずにはいられなかったんだ。

「あかずきんの夢」
とてもネタバレになるので多くは語れないけれど、初見時は岸田さんどうした?!と思いました。口に精液をた…

1

イロメ コミック

草間さかえ 

眼鏡の奥から君を見てる・・・

 表題作が一番好き♪でした。野田先生は先生という立場からか好きという気持ちを公にすることができず。いや、本人は思わせぶりな態度を諸所に見せているのですが・・。
 眼鏡の地味系が出てくるお話って好きだなぁ。草間先生の作品はじっくりと読みたいときにぴったりで、よく練られてる、と思うのです。
 桃山くんみたいにかっこかわいい生徒だったら、色目を使いたくなっちゃうのかも。

1

はつはな コミック

草間さかえ 

各話、それぞれのとんでもオヤジの魅力がありました

<愛煙家の登校日>
『イロメ』の中にあった「はないちもんめ」ソーナンとできた留年2年生の森崎のリハビリ時代の話、これ読みたかったんですよ。
一体どうやってホモになったかって、さほど森崎も執着なさそうだったけど、リハビリの人一体どんな人物だったんだろうって?
うっはー!!下半身に節操のない人でしたよ(ビックリ)
足を触られて変な気分になっちゃった森崎もちょっと誘ってる部分なきにしもあらずでし…

1

イロメ コミック

草間さかえ 

ものすごいスルメ漫画

ジャケ買いした当初はかなり落ち込みました。
内容がイマイチよくわかんなくてつまんねーと。
しばらく本棚の奥にしまってたんですがある日なんとなく手にとって読んでみたらめちゃくちゃ面白い!ハマる!
面白いです!

1

はつこいの死霊 コミック

草間さかえ 

肌に合えば病み付き

この作品に向けられた高い評価には二種類あるの
ではないか、と評者は勘繰ります。
心底からの高評価と付和雷同の高評価と。

ぶっちゃけ申し上げますと、この作品は読む人を
選ぶでしょう。この作品を気に入る人は試し読みの
段階で既に魂を引き摺られている筈です。
その代わりそりが合わない方には多分徹底的に
合いません。でもそれはあくまで嗜好の問題であって、
センスの問題ではないでしょう。…

7

夜道を一人で歩くとき 再録 コミック

草間さかえ 

しみじみと染み入る

何だかデジャブる登場人物の名前、あれ、どこかで見たよな・・・?
再録の本だったのですね。
しかし、これ一刷にまとめて正解です!
きちんと本田と吉岡の始まりから終わりまでが見られて得した気分になりました。

昔からタラシの本田。
それを好きだった吉岡。
吉岡が「本当に好きな人っていうのは、夜道を一人で歩いている時に考えた人じゃないかな?」って言うと、本田はそのことを夜道で考えてしまって…

3

檻の外 小説

木原音瀬  草間さかえ 

予定調和

妻は悪役だけど彼女のような人間はどこにでもいる。堂野は信じられないくらい優しい人間だが、情熱的な愛情を持てる人間ではない。女がものたりなさを感じるくらい。だから妻が浮気をしたのもわからないではない。それが殺人事件にまでなってしまったのは運が悪いと言う彼女の言葉もわかる。私が嫌いなのは妻の浮気相手ぐらいだ。ただ堂野の優しさを受ける資格はない女だろうが。といって圭が受ける資格があるかというと、前作の檻…

3

箱の中 小説

木原音瀬  草間さかえ 

喜多川圭という人間

最も思入れが強いBL作品。
冤罪で実刑を受けた堂野が、刑務所という特殊な状況下で出会った喜多川との、束の間の恋愛です。
冤罪なのに服役しなければならない堂野の心情につまされますが、それ以上に喜多川という男に引き込まれました。
その純粋ゆえの恐ろしさに。

恵まれない生い立ちの喜多川。
それでも思うのは、堂野に出会うまで喜多川は不幸ではなかったということです。もちろん堂野が同情したように…

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