草間さかえさんのレビュー一覧

アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

シリーズを通しての感想です

5巻に渡るアドリアン・イングリッシュのお話はここで一旦終わりのようです。
まだ特別編?の後日談'So This Is Christmas' は読んでいないので楽しみです。(ポイントの関係で来月になったら読む!)
今回の事件が1番興味深く分かりやすかったかも。
50年代カリフォルニア都市部、古き良き時代の懐かしい香りが漂って来るような。
オープンゲイのアドリアンと拗れたク…

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ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

No Title

家庭教師をしていた教え子入江(告白され済)が大学に進学して隣に越してきた。そこからふたりの距離が近づいて……。でも深水くん結構ひどいんだよね。気持ちをぶつけてくる入江にそれは残酷だよという場面が度々あった。そして入江くんは何度も何度も傷つけられているのに……!教え子の入江くんの粘り勝ち!!

ヤキモキしたけども初めての関係や感情に戸惑う深水くんの気持ちもわからんでもないよな。ふたりで大きいお家…

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アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

M/M小説

最近M/M小説、つまりはモノクロームロマンス文庫のラインナップに目覚め、年明けから現在ジョシュ・ラニヨン氏の"アドリアン・イングリッシュシリーズを読み耽っております。

欧米もののBL小説ってマッチョなゲイばかり出てくるんじゃないのーとお思いの皆さま、そんなことはありません。
ほぼ女性作家さんばかりなので攻めはけっこうガタイがよく執着嫉妬大タイプ、受けはほっそりした美形ゲイが多い。…

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フェア・プレイ 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

ヒッピーが抜けない父親の話

1巻で印象最悪だった父親の話でした。名誉挽回!とまではいきませんでしたが、痛い親父までには印象アップ。
仲間はまだ既存なのに偽名ではなく本名で、しかも写真付きのヒッピー時代の回想録を出そうなんてイカレてるなと思いました。アメリカでは普通なんでしょうか?
スターに手を出さなかったことだけは褒めてあげたい。スター当時おそらく中学生くらい…手出した奴ら気持ち悪過ぎです。
フリーセックスとか言う割に…

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フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

メガネ…?

読了後1番気になったのはエリオットがメガネをかけている描写があったか、でした。
エリオット視点の為エリオットの外見描写が大雑把過ぎて想像がし難く、挿絵で補完するしかなかったのですが、メガネ?
私が見落としていたかな?エリオットのメガネに違和感を感じました。アクションシーンでも寝起きの場面でも濡れ場でもメガネの存在を感じず、ずっとモヤモヤしてしまいました。もしかして次巻以降で描写があるのかな?

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

諦めない男

宮緒さんらしいお話でした。
前半はオカルトホラーな、読ませる力がすごい!

清く正しく美しい諦めない男な主人公鋼志郎。名前の通り強くてしなやかで逞しく。
友を探しに極楽島へ…。

なんだか駆け足でしたね。もう少し描写を詳しく欲しかったです。
鋼志郎がとにかくスーパーマンでした。
勇気と正義感と機転と。なんでそんなに賢いの?よく土壇場で正解がわかったね!な。

二人の攻めも頼もし…

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仕事おわりのランデブー コミック

草間さかえ 

表紙と中身と思ったのと全部違ってた

表紙の感じからしてPOPなライトラブコメかな?と思って読み始めました。
まぁ、重くはないんですが、葬儀屋さんと理学療法士のお話でした。
田舎の病院に転職してきた主人公吉見と葬儀屋の若き専務久慈。

病院の真隣が葬儀屋さんだなんて、準備良すぎやろ、いくらなんでも。
先に葬儀屋さんがあって後から病院が立ったらしいけど、なんか縁起悪く感じん?田舎の大らかさから許されることなのか。

お人好…

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外村探偵社の招かれざる客 コミック

草間さかえ 

会話劇が楽しい

大枠でいけば再会BL。
探偵バディものとして、とても楽しく読むことができました。
ただどちらかというと、探偵業にフォーカスされているので、恋愛要素を強く求める人には物足りなく感じるかもしれません。

物語としてはとても読み応えがあり、探偵ものとしてお約束なエピソードが盛りだくさんでした。
テンポよく2人が会話していく流れが多く、そういう部分で仲の良さを感じられて楽しかったです。

性…

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『極楽あると人は言ふ』ご購入特典書き下ろしペーパー「深更の怪」 グッズ

真夜中の厨房にて

本品は『極楽あると人は言ふ』の
フェア店特典ペーパーです。

本編後、那須野邸での真夜中の出来事です。

天満は那須野邸の家事を任せている使用人から
最近夜中になると厨房から不気味な音と声が聞こえ
使用人たちがおびえていると訴えられます。

振り乱した長い髪の隙間に
2本の角を生やし、笑いながら一心不乱に出刃包丁を研ぐ
大柄な女を目撃した者もいると言い

怯えて辞めてしま…

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

死を食らうモノに魅入られて

今回は陰間と戦士の長と高等学生のお話です。

親友の死を疑問視した受様が
親友を追って渡った極楽島で攻様達と出会い
受様の一族を捕らえ続けた闇を滅するまでと
島を出た3人の続編後日談を収録。

明治の新政府が樹立して数十年
受様の父は士族と呼ばれる身分になっても
武士の誇りを忘れない強くて優しい自慢の父でしたが

健康そのものだったのに突然死し
父の死以来受様は常に黒い影に…

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