草間さかえさんのレビュー一覧

極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

とても好みな一冊でした

3Pものはそれほど惹かれなかったのですが、こちらの御本はとても素敵な三角関係でした。
攻の二人・濡羽と天満が、受の鋼志郎を挟んで互いに牽制し合いながら、それでもいざとなれば二人で鋼志郎を助けに来るところ、けれどもしも鋼志郎が自分たち以外の者に奪われるくらいなら一生閉じ込めても構わないと考えているところ……人ならざる者らしい価値観を持つ攻が怖くてとても良かったです。
そして、その二人に執着される…

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仕事おわりのランデブー コミック

草間さかえ 

絵柄が分かりづらい

絵柄が好みではないことは試し読みで分かっていましたが評価が高かったので、ストーリーさえ良ければ気にせず読もうと思っていましたが「分かりづらーー」の一言に尽きます。ピアスさえ分かりにくいってなに?肝心の場面がなにがなにやら?!急にBがLになり、一目惚れってあるからね、理解出来る漫画は理解できるよ。でも、なんか理解出来なかった。基本BL作家様って美形男子多いし、画力高いから、もう読みにく過ぎてついてい…

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いろいろつれづれ コミック

草間さかえ 

草間先生の凄さとエロとお笑いが詰まった最高の一冊!

草間先生世代の一回りくらい下の世代の私。

全てに共感したり懐かしかったりです。

それが、天才奇才の草間節で描かれているので、園芸や運転免許やお料理やら日常のことも面白くて大笑いしたり、色っぽくてカッコよくて萌えたりです。

そしてBL談義から『中森(義孝の方)✖️須藤』のマンガが展開される。
とってもナチュラルに。
でもぶつ切り展開。
なのに、最高に面白いしエロいし起承転結が…

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仕事おわりのランデブー コミック

草間さかえ 

ほんわかお仕事BL

 草間先生の線が好きです。
線に太い細いがあって、なんというか手塚治虫とか昭和の漫画家さんの絵柄のように、線自体が饒舌で。
背景の柱や天井、建物の線も、定規で引いたような直線でなく、よく見ると微妙に曲がった手描きの線。人物の顔も変わったところに影があったりして、画面全体がとても有機的で魅力があります。

 今回は葬儀屋さんと理学療法士さんのお話。それぞれのお仕事あるあるトリビアも盛り込まれ…

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優しいSの育て方 小説

榎田尤利  草間さかえ 

本当に優しい

面白くてただただ可愛らしかったです。
年の差もあるのですがピュアラブって感じです。年齢を重ねるとなかなか素直になれないんですよね。そこに若さ溢れる攻めが純粋に素直に想いをぶつけてくる訳ですから、絆されずには居られません。
個人的には調教師の王さんが大好きです。他のレビューで書かれていた方がいらっしゃいましたが、私も彼のスピンオフが出れば読みたい!!と思えるほど魅力的な登場人物です。タイトル通り…

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すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

愛でる気持ち

長く片想いをしていた者同士の再会ラブですが
再会の喜びがあふれるだけではなく
静かに進むストーリーのなかに胸が痛む場面がかなりあって、
抉られるところもたくさん。
でもそんなところにもぐいぐい引き込まれるような展開でした。

一緒に過ごした時間より離ればなれになってからのほうが長かったふたりですが
再会してからの気持ちの昂りを見ていると
彼らが抱えてきた恋心は
何年経っても色褪せ…

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すみれびより 小説

月村奎  草間さかえ 

No Title

あったかいお話。感情が揺さぶられる!とか、号泣!とかはないけれど、受けの芙蓉の心情に寄り添えるとても素敵なお話でした。

両片思いのお話なんですが、特に攻めの西澤の一途さが素敵です。そんな前から芙蓉のことを想ってたんだね、とわかるシーンがありまして、いいなーって。
受けの芙蓉も苦しい家庭環境を乗り越えて、健気だけれど決して流されない、自分を持った子で魅力的でした!

それからサブキャラの…

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魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

誰もが惚れる男気溢れるシゴデキ攻めに陥落

攻めがいい男すぎましたー!しかもシゴデキ漆喰職人。いやー格好いい。

地味な見た目なのに男を狂わす「魔性の男」な受け。
勝手に恋愛事に巻き込まれて仕事もうまくいかない辛い人生を終わらせようとしたところで攻めに出会います。「うちで働け」という攻めの会社に行ってみると訳ありの男達が真面目にワチャワチャ楽しく働いていて…というお話です。

受けはぱっと見は地味だけど、付き合うほどに惑わされてい…

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ふたりのベッド 小説

安西リカ  草間さかえ 

波長が合う

どこまでも真っ直ぐに深水を想い続ける入江の一途さがものすごく微笑ましくて、
彼のわんこっぽさに癒やされながら読み進めていましたが。
その健気な想いを無自覚な剣で刺すような深水の言動の数々に何度も「うーん…。」という気持ちになりました。

ゲイではないという事実は入江の気持ちを受け入れられない正当な理由なのかもしれないけれど、それを何度も本人に言うのはどうなのかな?と思ったし
何より「寝て…

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月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

夜明けのこれこら(*^^*)

犯罪防止の為、24時間での被疑者の監視が可能という、いつかありそうな近未来の世界のお話でした。

攻様は、モニター越しに被疑者の監視をする部署に勤務する警察官の玖月。
”16番”という名称で監視対象者の1人であるのが、受様である弁護士の戸明。

玖月は偶然にも戸明と出会い、言葉を交わし、名乗りあってしまう。
交互視点ですすむので、過ごす時間は短いけれどお互いに好意を抱いていくのが分かっ…

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