草間さかえさんのレビュー一覧

フェア・ゲーム 小説

ジョシュ・ラニヨン  草間さかえ 

メガネ…?

読了後1番気になったのはエリオットがメガネをかけている描写があったか、でした。
エリオット視点の為エリオットの外見描写が大雑把過ぎて想像がし難く、挿絵で補完するしかなかったのですが、メガネ?
私が見落としていたかな?エリオットのメガネに違和感を感じました。アクションシーンでも寝起きの場面でも濡れ場でもメガネの存在を感じず、ずっとモヤモヤしてしまいました。もしかして次巻以降で描写があるのかな?

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

諦めない男

宮緒さんらしいお話でした。
前半はオカルトホラーな、読ませる力がすごい!

清く正しく美しい諦めない男な主人公鋼志郎。名前の通り強くてしなやかで逞しく。
友を探しに極楽島へ…。

なんだか駆け足でしたね。もう少し描写を詳しく欲しかったです。
鋼志郎がとにかくスーパーマンでした。
勇気と正義感と機転と。なんでそんなに賢いの?よく土壇場で正解がわかったね!な。

二人の攻めも頼もし…

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仕事おわりのランデブー コミック

草間さかえ 

表紙と中身と思ったのと全部違ってた

表紙の感じからしてPOPなライトラブコメかな?と思って読み始めました。
まぁ、重くはないんですが、葬儀屋さんと理学療法士のお話でした。
田舎の病院に転職してきた主人公吉見と葬儀屋の若き専務久慈。

病院の真隣が葬儀屋さんだなんて、準備良すぎやろ、いくらなんでも。
先に葬儀屋さんがあって後から病院が立ったらしいけど、なんか縁起悪く感じん?田舎の大らかさから許されることなのか。

お人好…

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外村探偵社の招かれざる客 コミック

草間さかえ 

会話劇が楽しい

大枠でいけば再会BL。
探偵バディものとして、とても楽しく読むことができました。
ただどちらかというと、探偵業にフォーカスされているので、恋愛要素を強く求める人には物足りなく感じるかもしれません。

物語としてはとても読み応えがあり、探偵ものとしてお約束なエピソードが盛りだくさんでした。
テンポよく2人が会話していく流れが多く、そういう部分で仲の良さを感じられて楽しかったです。

性…

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『極楽あると人は言ふ』ご購入特典書き下ろしペーパー「深更の怪」 グッズ

真夜中の厨房にて

本品は『極楽あると人は言ふ』の
フェア店特典ペーパーです。

本編後、那須野邸での真夜中の出来事です。

天満は那須野邸の家事を任せている使用人から
最近夜中になると厨房から不気味な音と声が聞こえ
使用人たちがおびえていると訴えられます。

振り乱した長い髪の隙間に
2本の角を生やし、笑いながら一心不乱に出刃包丁を研ぐ
大柄な女を目撃した者もいると言い

怯えて辞めてしま…

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

死を食らうモノに魅入られて

今回は陰間と戦士の長と高等学生のお話です。

親友の死を疑問視した受様が
親友を追って渡った極楽島で攻様達と出会い
受様の一族を捕らえ続けた闇を滅するまでと
島を出た3人の続編後日談を収録。

明治の新政府が樹立して数十年
受様の父は士族と呼ばれる身分になっても
武士の誇りを忘れない強くて優しい自慢の父でしたが

健康そのものだったのに突然死し
父の死以来受様は常に黒い影に…

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

1冊で2度おいしい

因習島という3文字にどうしようもなく心が躍ります。
さらには宮緒先生作品…とくれば、これはもうきっと良い執着攻めが見られるに違いないぞとわくわくしてしまいますね。
おもしろくてあっという間に読了でした。

ただ、この短い期間でここまでの関係性になるのか?と少々疑問に思ったり、やや詰め込み気味に感じられるところもないとは言えずこちらの評価に。
ですが、前半と後半で異なる味付けの1冊となって…

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

「どう生まれたか」ではなく、「どう生きるか」。主人公の熱い思いにグッとくる

大好きな宮緒葵先生の新作〜!!!
あああ…期待を上回るエロス(3P)×執着×人外モフモフ(狗神族)。
明治が舞台の仄暗い世界観に、たっぷりと酔いしれました。
ミステリー、推理もの(+時代もの)お好きな方、ハマると思う。

攻めの犬の姿は少なめだけど、犬姿で受け君を包んでくれてるシーン、草間さかえ先生のイラストが最っっ高で…!もっふもふの感触を、脳内で堪能しました。


以下、簡単…

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極楽あると人は言ふ 小説

宮緒葵  草間さかえ 

こんな攻めたちに愛されたら最後、もう逃げられない

この三角関係、結構好きかも(〃∀〃)
執着と粘着な攻め2人の激重愛に包み込まれていくストーリーです。

三角関係に大注目な物語ではありますが、3人が出会うことになった"極楽の島"に秘められた黒い謎についての話が元々の基軸。ダークファンタジーな展開がゾクゾクドキドキですごく面白かったです。
亡くなったとされていた親友が、実は極楽島へ行ったとの手記を見つけ、伝手を辿って極楽島と言われる操環島へ…

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月は夜しか昇らない 小説

砂原糖子  草間さかえ 

切なさと幸せが押し寄せてくるラスト

近未来のお話で、監視する者×監視される者という、面白い設定。常に夜が続いているような、静かな雰囲気もとても良い。表題作ラストは切なさと幸せが押し寄せてくるようで、じんわり泣きたくなった。この作品、めちゃくちゃ好き。

盗撮されている被疑者を常時監視する刑事の玖月。対象者である戸明のことは、一方的に見ているだけで、内面までは知らない。実生活では全く接点のない二人が、どのように出会い近づいていくの…

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