千葉リョウコさんのレビュー一覧

逃げるなら今だ コミック

千葉リョウコ 

つながり好きさんに

おすすめです。
短編同士の登場人物が繋がってるのって、何だか得した気分になりませんか?
世界が広がるというか、別の側面からも作品の世界を覗ける感じがしますよね。

というわけでこちらは同時収録の「さくらくらくら」が先で、表題作がスピンオフだそうです。(あとがき参照)

「逃げるなら今だ」「もう逃げられない」「逃すもんか」萌2
本気で付き合った相手もいたけど、基本相手は誰でもというタイ…

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24時間、お世話つきで コミック

千葉リョウコ 

理想的スパダリ攻め

いまだかつてこれほどのスパダリ攻めは居ただろうか…BL界には多分いっぱいいるけど、こちらの攻め屋木さん、素晴らしくスパダリでしたよ。
見事にのっけからラストまで。
受けが辛い時に身体の関係になってしまった事を悔いている攻め。
だからもうそんなことはしたくない、と自制はするけど、受けの事はしっかりと守る。
は〜、まさに理想的じゃないですか?

この作品ですが、シリーズものでした。
知ら…

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Knife コミック

千葉リョウコ 

ストーリーも萌えもいい

おもしろかった!
ミステリー仕立てでテンポ良く進みながら刑事2人の思いが静かに高まっていく。
津積が冷ややかで誰にもとらわれないような目をしていたのにあんなにやさしく佐久間を見るなんて!
佐久間も無感動で生意気だったのが、あーんなにかわゆくなるなんて!

あとがきに、ヨネダ先生が帯に佐久間の絵を描かれたとあり✨
画像検索して見られた‼️
眠そうな佐久間がかわいかったヨネダ先生の手書き…

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編集長を好きになったワケですが。 コミック

千葉リョウコ 

BLあるある満載

「宝物見つけました」(未読)のスピンオフなんですね。
BL雑誌「月音」の編集長と元部下のお話。編集長がネームを見て攻めのセリフについてアドバイスしたり、編集長の告白が攻めの決めセリフみたいと言われたりBLネタが多くて楽しい。

もう一編は表題作のスピンオフで、BLも描く漫画家と書店員のお話。
ノンケでクールな書店員くん(少年青年コミック担当)がBL漫画の過激な場面を見て真っ赤になるのがかわ…

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好きやねんけどどうやろか コミック

千葉リョウコ 

大阪弁が心地いい

大阪が舞台で大阪弁が心地いい(私関西人)
表題作はザ・王道な感じ。鉄板のいきなりのちゅう、ノンケほだされ側が発熱し告白したゲイの方が看病に行く…のくだりもあり安心して読めた。
もう一編も同じ舞台の別CP。
受けが相手を好きになる好みの展開受け君が潔癖症の東京人ノンケにぐいぐいいくのがいい。
相手のことを最初「自分」とか「兄ちゃん」と呼ぶのが親近感w

表題作は四国の人が大阪弁を怖がって…

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災い転じて恋となす コミック

千葉リョウコ 

絵は好みだけれど…

千葉先生作品、初読みです。

作中、雷が祥から何度かバカと言われていたり、あとがきでも「こんなおバカカップル2組になりました」とあり、まさにそうだなとw

雷が考えること、やることなすこと、子どもか!?と。
祥からお仕置きされるくだりもなんだかなぁだし。
祥が明らかに雷に気があるのに全然わかっていないし。
それはまだしも、自分が祥を意識し始めてもそれがどういうことかわからないし。

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片恋ダイアリ コミック

千葉リョウコ 

ひなびた学生寮に集うカップルたちのオムニバス。

なんとも甘酸っぱくて可愛い。こんな男同士のカップルばっかりの学生寮があってたまるか⁈ なんだけど。そこはそれ。

◆「片恋ダイアリ」堂島(高1)× ナオ(高2)
堂島は一目惚れしたんだと思う。初めてナオと同室になってから、すぐさまナオの兄に嫉妬して、「じゃあ俺もナオって呼ぶ。」と言うし。「つきあってるやつとかいるの?」と、グイグイ来る。ナオは最初、バカにされたと憤慨するのだが、直球で「好きだ…

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その手を取れば コミック

千葉リョウコ 

じっとりと汗ばむ様な。しっとりと悩ましい様な。

虚ろな瞳の高校生、陽向は は思春期で、自分の進路と、おそらく性癖に悩んでいる。
同級生の様に、女の子との恋愛やセックスに興味が持てないし、やりたい事も無い。
コンビニでバイトしていると、なかなかのイケメンに誘われたりもする。それが全然嫌じゃない事に戸惑ってもいる。ジレジレ、モダモダ。
笠原さんは大人で、自重しようとはしてくれている様だけど、結構陽向に執着していて、バイト終わりを待っていたり、…

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月の街、花の都(2) コミック

千葉リョウコ 

くそジジイっ!

ケイの父親の鬼畜ぶりは一巻でも既にわかっていたことだけど、ケイに対する執着や恨みがそっちの理由だったのかと愕然としました。力を持っている相手だけに抜かりなく上手く立ち回らなければ誰を人質に取られてもおかしくないから、反撃は慎重にしてほしいですね。

それにしても、花都がこんなに普通の街だとは!月の街の住人の暮らしを見ていただけに、こんなにはっきりと違う世界になっているとは思いませんでした。

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Knife コミック

千葉リョウコ 

心理描写が丁寧

2017年2月のこの作品は、ひょっとしたら、かなり深く心理学や生理学を学ばれた後だからできた作品なのかもしれません。過去の作品と比較すると深みと凄みを感じました。
例えば、「犯行後、犯人は再び現場に現れる」という行動。これは事実。コワイ。

2017年7月にご自身の体験を元に書かれた作品:「うちの子は字が書けない-発達性読み書き障害の息子がいます」を読みました。この本で、初めて「発達性読み書…

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