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華藤えれな 雪舟薫
碧雲
黒髪/一重切れ長の瞳/華奢な襟足美人。主人公は、京都の名芸妓の私生児。 嵐山や料亭があるあたりの自然描写;じわっと陽炎が立つ盆地の暑さの描写や、木陰に入ったヒンヤリとした冷気、風鈴の音や樹木や花の香の描写が素敵です。 生活感ある温度を感じる描写だと思ったら、なんと著者は、京都市出身・在住の人だった。 美しい街の京都は、余所者にホントは冷たい。閉鎖的な雰囲気も出ていた。 魅力的な古い…
樹生かなめ 雪舟薫
みざき
ネタバレ
前作の再読から、最近になって続編が出ている事を知り、迷わず購入。 BL小説史上初(?)受けの挿絵がほぼないというのに加えて、身長202cm・体重140kg超のブタゴリラの異名を持つ受けという、あの怪作のまさかの続編です。 雪舟先生の美麗な挿画もお久しぶりで、また拝見出来て本当に嬉しかったです。 前作「ありのままの君が好き」で、めでたく同級生であり、父親の弁護士事務所に勤務する弁護士・英と…
再読です。 まず初めに、雪舟先生の描かれた美しい表紙の麗しい男性2人同士のCPではありません。 受けである主人公の挿絵は殆どございません。 こちらの作品、タイトル通りある意味上級者向けのBL作品となっております。 太っていた受けがダイエットをして痩せ、美しくなり愛される…という作品は何作か読んだ事がありますが、今作はなんとエンドレスブタゴリラです。 身長202cm・体重170kg・産…
剛しいら 雪舟薫
fandesu
今回のクライアントは花輪燿くん。 『炎を見ると記憶が飛んでしまう』という悩みを抱えています。 問題は、彼が通う高校の近く(それは如月先生の自宅の近くでもあるのですけれど)で、連続放火事件が起きているということ。 燿くんは自分が意識を失っている間に放火をしているのではないかと不安に思っています。 今回は洸太くんが大活躍だと思うのですよ。 如月先生の『可愛い弟』のポジションから脱却し『恋…
2002年刊行か……古いですね。 でも、じわっと面白いんですよ、この『記憶シリーズ』。 剛さんの書く物語って淡々としているので「うわーっ!超萌え~っ!」とはなりづらいのですけれど、その面白さは読者を裏切らないと思います。 主人公は32歳の精神科医及び臨床心理士の如月東栄先生。 主にティーンエイジャーのカウンセリングを行っています。 相方の佐々木洸太くんは大学を卒業したばかり。 如月…
M+M
大好きな「顔のない男」の番外編、「普通の男」のレビューです。 飛滝(攻)への辛口評論を読んで憤る音彦(受)。そんな音彦をなだめる飛滝が次に出演を決めたのは「普通過ぎる人々」というその評論家が嫌う監督の映画で…という内容でした。 役になり切って別人になる飛滝の前に、姿を現し、何度も恋を仕掛ける音彦。 ただ、台本としては飛滝は音彦と恋愛関係になってないので、一体どうなるの? というのが…
松岡なつき 雪舟薫
ひろびろ
長編&未完(現時点で)のシリーズと言うことで何となく尻込みしていたのですが、読んで大正解でした。 面白いです。BL的な萌えはまだあまり感じられないのですが、物語そのものが面白いです。冒険譚的な面白さが詰まっていました。 親の仕事の都合でイギリスに住んでいる高校生の海斗が、友人との旅行中にひょんなことからエリザベス朝のイングランドへとタイムスリップしてしまうことから物語は始まります。 当時…
梨華
歴史背景のしっかり書きこまれた大長編というのは 今更私が書かなくても有名なので皆様ご存知と思うのですが 何より、キャラクターが男ぽくて好きです BがLする為に慌てて作られたキャラクターという偽物感がなくて その人がその人としてその時代に生きて存在している、という息吹を感じます 華やかなイラストもとても魅力を添えてます
受けがブタゴリラ。誇張抜きでブタゴリラ。 そんな前情報にドキドキしながら読み始めたこの作品。 ブタゴリラが受けのBLに萌えられるのか…? そんな疑念の中読み進める。 結果、萌えられました。 はい萌えるんです。受けがブタゴリラでもキュンとするんです。 はじめてこの作品を知るかたに説明しますね。 この作品の主人公は受けである寿杏くん。 寿杏(じゅあん)なんてお洒落な名前の彼ですが、身…
高円寺葵子 雪舟薫
くまれもん
大昔に読んだBL再読プロジェクト第3弾。 前に読んだ時は新書だったので、文庫で再販ということはかなり人気があったということなんですね。 エロは薄め。 全250Pの中でHシーンは170Pになってから。 その後Hシーンはしばらくなく、後半数十ページでいわゆるやりまくりの状態になるのだが、表現が淡泊なのでインパクトはそれほどなし。 以下ネタバレです。 まず、受けと攻めの人…