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2/4(合計:31件)
杉本亜未
とこちよ
ネタバレ
なんかもう、元祖オメガバースなどどいう使い古された簡潔なワードではくくれない、ジェンダーとか人類とかの枠を越えた壮大なストーリー。 杉本先生の作品は、30年くらい前にBL雑誌の原点ともいうべきJUNEに掲載されていた読み切りでした。そのころからとても気になる漫画家さんではあったけれど、結婚出産育児でしばらくマンガから離れていた時期があり… たまたま目にした『ファンタジウム』が私史上五本の指に…
コーラ味
他の方のレビューを読み、試しに…と読んでみましたが、 杉本亜未先生ワールド、と言うのでしょうか。武骨な絵柄なれども、 伝統的なボーイズラブを彷彿とする、あえて濡れ場を見せないエロスに 圧倒されてしまいました…! 単純に男と男だからの関係というよりも、 時代背景があっての行き場のない情念のようなものを感じます。 時代物BLが好き、という方に是非読んでいただきたいです。 また、判…
まぎぃ
表題作「空のアンテナ」に星5つ。同時収録の「春やきぬらん」、「枯野行き」は、他の同名単行本に収録されているので二重購入であった。こちらは星4つ。 才能のある破天荒な山岸と、売れないバンドマン、克幸。 社長が引っ張ってきた山岸は、バンドの路線にマッチしないが、その演奏で注目される。他のメンバーとの軋轢もあって、山岸はバンドを抜け、残りのメンバーは従来路線で一発勝負に出るが会社は潰れちりぢ…
maruchan
「男と男が恋愛関係になるわけではないけれど、心の深いところでの結びつきが描かれる」こういうタイプの作品が、BLっぽいけどBLではない、もしくは一般漫画だけどBLくさい…なんていう理由で発表しにくかったり、評価されにくいことがあるとしたら残念なことですね。…などということを改めて思わせてくれる傑作です。 表題作の「独裁者グラナダ」では、主要登場人物の2人は恋愛関係になるわけではありません。主要…
紹介文には「…著者の初期傑作BL4作品〜」とありますが、やはりBLと銘打つよりは「JUNE作品」と言う方がしっくりくる作品群です。 しかし、杉本亜未さんは本当に上手い作家さんなのに、一般的にはイマイチそれに見合った評価がされていない方ですね。こういうのには多分に運やタイミングもありますので仕方のない部分もあるとは思いますが。(ひとつのジャンルに納まりきれないような作品を描かれるのが、却って損…
ココナッツ
表題作『独裁者グラナダ』と『Birthday』が収録。 杉本さんのBLというくくりの作品は初読みだと思います。 『独裁者グラナダ』はクレイアニメのタイトル。 突如現れた美しい独裁者が刺客に襲われ滅び、そしてまた生まれてくるという… そんなよくわからない作品が映画館で上映されているところからのスタート。 そのクレイアニメを作った映像作家の鳴瀬と、平凡を絵で描いたような編集者の中田が主な…
雀影
スーパー「神」です。 一見地味だけどリアルでデッサンのしっかり絵、 考証のしっかりした時代設定、 エロのためだけに展開しないストーリー。 これを私が「神」評価しないでどうする! そんな、 これぞ私の原点! みたいな作品集。 発表時期的には、リアルタイムで読んでいないはずだけど、多分、作者さんがこの作品を描かれるに至った根っこの所が、私が今、こんな風にBLまみれになっている土壌と…
キリヱ
ずっと好きな本。 もしかして初めて買ったBL漫画かもしれません。 あ、この当時だとBLという言葉はなく、JUNEもしくは耽美と云われていた頃でした。懐かしい。 画学生と文士志望の書生さん、二人のお話。 あと、同時収録の「枯野行」も好き。 このやり切れなさ、たまりません。 また読み返して、ああ、こういう受好きだよねえと自分の原点を見たような思いでございました。 明治書生もの…
むぼち
思えば、初めて読んだBLが、この漫画でした。 杉本先生の非BL漫画が面白かったので、先生について検索したところぶつかった「もとBL作家」との情報に、それまで全く意識していなかった「BL」とはどんなものなのか、初めて興味を持ちました。 それで見つけたのがこの「ANIMAL X」とちるちるさんです。 当時はパソコンを持っておらず、スマホの小さい画面でみたちるちるさんの作品情報欄の「攻…
ローマ時代
ダイナソーロイドの血族である湊と両性具有の裕司の話。 長かった~~。全部で16巻にも及ぶ大作。 その間裕司は4人子供を産んでます~~。(うち1人は流産) 色々あったが、家族で幸せに暮らしていることでしょう。 個人的には白河さんが好きだったのだけど。。