杉原理生さんのレビュー一覧

きみと暮らせたら 小説

杉原理生  高久尚子 

無口な大型犬とご主人さま。

杉原作品大好きです!
高久さんの絵がまたとってもよく合う!

話としては幼馴染みものです。
久々に再開した幼馴染みが昔は美少女のようだったのに、背の高い無口なイケメンになっててとまどう話です。
そう、無口すぎて視線と雰囲気で察してあげないといけない(笑)でも目は口ほどに物を言うってことですよね!
プラス、甲斐甲斐しくご飯を作ってくれたり、一人だけシフォンケーキ多めに切ってくれたりと露骨…

1

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

なんか癒される

久しぶりに出会えて良かった〜って思えるお話でした。主人公があれこれ悩んだり計算したりする姿に、読んでいるこっちが嫌になる直前で気持ちが展開していくのが絶妙で、イライラしないでいい感じに振り回されて、気づいたら主人公の気持ちにかなり寄り添って掛井先輩の言葉や態度にドキドキできました。ひたすら掛井先輩の愛情の深さに癒されて、一緒に大切にされている感じを味わえ、読み終わった時に幸せな気持ちになれると思い…

2

薔薇と接吻 小説

杉原理生  高星麻子 

櫂の前だけは乙女なのがツボ

杉原さんは好きな作家さんですが、実はこの作品、なかなか最初入り込めず数ページ読んだだけで置いておいたものでした。
でも、最近また読み出したら面白かった!
といいますが、攻めがカッコ良かった!
最初の数ページには出てこないのですがその後すぐ登場しましたので、もしもわたしと同じ現象になった方はもう少し頑張って!と言いたいです。


受けの律也は、祖母方の血で亜麻色の髪に端麗な容姿という王子…

5

夜の寓話 小説

杉原理生  木下けい子 

生き残った二人には

結局の所、この2段組の長い物語、思わせぶりにいろいろなキャラが登場したり、因縁の事件とかあったりしたようでも、
圭吾と蒼の二人が、
お互いに運命の相手として出会ってしまって、
お互いにそれを認め合った。
それに尽きるお話。
まあ、ラブストーリーは総てそれだけ、そこへ行き着くためだけのお話なんだけどね。

それにしても、結末の圭吾と蒼の二人は、あまりにも無傷すぎて、
なんの覚悟もなく…

3

赤ずきんとオオカミの事情 小説

杉原理生  竹美家らら 

赤ずきんちゃん、は好み

『羊とオオカミの理由』のスピンオフ。
前作を知らなくても全く問題ない、というよりも
主役の太一と真紀のイメージが前作とちょっと違っていた気がするので
むしろ知らない方がその違和感がなく読めていいかもしれない。

ストーリーは一言で言うと、元カレと友達に戻ったもののやっぱり好きで……
という再燃ストーリーで、読者には結末が簡単に読めてしまうもの。

前作の主役の弟である太一は、イケメ…

3

音無き世界 小説

杉原理生  宝井理人 

情景が目に浮かぶ

ネタバレなしで書きます。
最近読みましたので、記憶の新しいうちに。


攻めは父親の影響で映画業界を志した、映画ライターの英之。
昔、父親から見せられた無音のフィルムが記憶に焼きついています。

受けは子供時代にひと月だけ英之と同じ部屋で寝起きした、大学生の遼。
彼もまた、映像という世界に生きています。


英之は先輩から素人の投稿作品を見せられ、その中に記憶に焼きつけられて…

3

いとしさを追いかける 小説

杉原理生  麻々原絵里依 

愛ですね

杉原さんでは、始めに読んだ作品です。
とてもイイ!攻めの掛井が!掛井だけが!(笑

受けの杜国目線で進みます。
家庭環境の複雑さで、先輩である攻めに複雑かつ鬱屈したような八当たりのような感情があり、彼へ近づきます。

攻めの掛井は杜国の高校の先輩で、杜国を溺愛しています。
甘やかすし、酷いめにあっても結局杜国が好き。
杜国以外、目隠しでもされているような愛ですね。

とにかく、…

1

きみと暮らせたら 小説

杉原理生  高久尚子 

幼馴染

可愛くて守ってあげたいお姫様のように思っていた幼馴染が、再会したらめっちゃ男前になっていた…!
という王道ストーリーです^ ^

主人公の一哉は面倒見がよくて普通にいい子って感じ。
そんな一哉に依存しまくってるのが、攻めの真帆です。
名前は女のコっぽいし子供の頃はそれこそ見た目も女のコっぽかったのですが、今は強面な男前に…!
しかも再会した一哉に対して非常に冷たい態度。
かと思えば正…

3

37℃ 小説

杉原理生  北畠あけ乃 

マーブル模様の恋の病

心の中に、マーブル模様が渦巻き続けるような感覚を覚えた作品でした。
水と油のように、決して混じり合わないのに、複雑に絡みあって一つになる。
そして美しく繊細な模様になって、人の心に浸透してくる。
そんな二人の物語でした。
何だか久しぶりに読んでみたくなり、引っ張り出して読みました。
杉原理生先生は、本当に大好きです。


野田が大学生時代、共通の友人を介して知り合った若杉。
生真…

6

赤ずきんとオオカミの事情 小説

杉原理生  竹美家らら 

スピン元の事は

もうすっかり忘れてて、っていうか、おもちゃ屋の奥手な兄ちゃんと年下攻めの話ってくらいしか記憶になくて、スピン元の作品に出ている二人の存在は全く思い出せないまま読んだのですが、
それはそれで、よかったみたい。
素直な気持ちで、
「臆病で言葉が足りなかったばっかりに無駄にすれ違っちゃったけど、ちゃんと言葉にして口に出せば、大丈夫、うまくいくよ、だって、言葉は言霊だもの」
って、よかったねって、…

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