赤ずきんとオオカミの事情

akazukin to ookami no jijou

赤ずきんとオオカミの事情
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×215
  • 萌11
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
10
得点
134
評価数
37
平均
3.7 / 5
神率
21.6%
著者
杉原理生 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
竹美家らら 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
羊とオオカミの理由
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784344829077

あらすじ

元カレの太一に「友達として仲直りしよう」と言われ驚きつつも承諾した真紀。恋愛初心者の真紀は太一の態度に戸惑ってばかりで…。

表題作赤ずきんとオオカミの事情

久遠太一 ,大学二年生
高林真紀 ,大学二年生(浪人経験有)

その他の収録作品

  • オオカミの独白
  • あとがき

レビュー投稿数10

萌えました!

羊とオオカミの理由のスピンオフ!私は今回の方が好きです。
完全に好みの問題なのですが、健気なツンデレが大好きなんですよね。真紀は私のツボのど真ん中を突いてくれました。
杉原さんの作品の攻めは丁寧な口調で話すのが多いと思うんですが、太一も漏れなく丁寧な可愛い話し方をします。甘え上手でしたたかでとてもいいです。
甘え上手でしたたかな太一×健気ツンデレな真紀。
話の流れとしては特に大きな事件が起こることなく、展開が読めてしまうのですが、その分安心してほっこりできて何回でも読み直したくなります。
欲しいものを手に入れるために牙を隠した羊のふりしたオオカミ……いいですね!赤ずきん真紀はちょろいけどそのちょろさが可愛いと思いました。なんだかんだでメロメロ笑
お話はこれで完結しているのですが、この二人の砂糖吐くぐらい甘くてどうしようもなくて胸焼けしそうな続編を読んでみたいです。

3

美人だけど不器用な受けが愛しい!

とっても好みの作品でした。

表紙の雰囲気とあらすじに惹かれて購入したのですが大当たりでした〜!

元カレの太一に「友達として仲直りしよう」と言われ、承諾した真紀。年上の余裕を見せねばと、素直になれず意地を張っているが、恋愛経験のほとんどない真紀は太一の『友達』としての行動に戸惑うばかり。

最初の恋のトラウマからなかなか素直に自分を曝け出せない真紀と、素直に思ったことを口にする太一が対象的で可愛いです〜!
以前二人が別れたのは互いが互いに合わせようとした些細なすれちがいからだったけど、その事を互いに知らない為に、友達として仲良くという口実でアプローチしている太一の行動もイマイチ通じてなかったりとじれったい!けどそこが可愛かったです。

太一のブラコンっぷりはそこまで気にならなかったですね!
お兄ちゃんお兄ちゃんっていうのより真紀との恋愛がメインだったので。
ただ太一は素直に見せかけた策士と言うか腹黒というか笑
恋は盲目ですね〜そんな太一のことをポジティブに受け止めてあげる真紀がいとしです。

面白かったので、前作の羊とオオカミの理由も買ってみようかなと思います〜

4

ブラコン君は実は腹黒?

久々に読む、杉原さんの作品。
杉原さんは好きな作家さんなのですが切なさがある作品が多いので、精神的に余裕のない時は読む気になれないんですよね。

『羊とオオカミの理由』のスピンオフです。
わたしは未読です。
特に問題はなかったですが、この作品を読んで、前作も読みたくなりました。


受けの真紀は、整った容姿でクールに見える大学二年生。
初恋の痛手で、固い殻で心を守っています。

攻めの太一は爽やかな容貌で頭も良く出来すぎ君のようですが、極度のブラコン。
ゲイです。


数ヶ月つきあって別れた太一にバイト先で再会し、「友達としてこれからもつきあって欲しい」と言われた真紀。
ガチガチに固めた外面のおかげで顔には出さずにすんだものの、その理由が「お兄ちゃんに言われたから」だというのはこちらも読んでいて脱力(苦笑

真紀の心の声はやさぐれていて本当面白いです。
太一の天然ぶりとの対比が絶妙。
『年上の余裕のある元彼』という立ち位置を確立させようとする真紀のから回っている辺りも。

太一は人を素直に褒めて、自分の気持ちにも正直で、もう、かなりの天然です。
こういう攻めは好き嫌いがありそうですが、わたしはこうやって読んでいるだけなら良いかな。
天然でありつつ腹黒要素もある攻めは好きですので。
爽やかな笑顔でこれだけ褒められたら悪い気しないだろうし、天然だから嘘で人を褒めないし、本当に思ったことしか言わないでしょうし。
ただ、こういう人とはケンカにならなくてイライラするから、現実ではつきあいたくないタイプですね(苦笑

イラストは竹美家ららさん。
昔から好きな漫画家さんですので、嬉しかったです。
なので今回読んだのは完全にイラスト買いだったわけですが、中身もホカホカしてとても良かったです。
癒されました(笑

3

スピン元の事は

もうすっかり忘れてて、っていうか、おもちゃ屋の奥手な兄ちゃんと年下攻めの話ってくらいしか記憶になくて、スピン元の作品に出ている二人の存在は全く思い出せないまま読んだのですが、
それはそれで、よかったみたい。
素直な気持ちで、
「臆病で言葉が足りなかったばっかりに無駄にすれ違っちゃったけど、ちゃんと言葉にして口に出せば、大丈夫、うまくいくよ、だって、言葉は言霊だもの」
って、よかったねって、ほっこり読み終えられたもの。
予備知識無しでも、サクッと爽やかに読めてよかったわ。
こってり濃厚なエロよりも、なんか可愛くて後味さっぱりがいいって時におすすめ。

2

ツンツンな赤ずきんとわんこ系オオカミ

「羊とオオカミの理由」のスピンオフで、私は前作を読んですぐ後に読んだのですが、単品でも読めるように書いたとのことなのでおそらく単品でも読めると思います。
でも私はこれを読んで攻めの太一の印象が前の「羊とオオカミの理由」から大分変わったので、やはり前のを読んでからのほうがいいかな?とも思います。

同じ大学でゲイで、人を介して知り合って付き合い始めた太一と真紀ですが、わずか数ヶ月で破局。
その後、友人としてやりなおすというお話です。

内容はすごくもどかしかったです。
ずっと真紀視点ですすむのですが、真紀は太一が今でも好きで、というか最初からずっと好きで、別れたのも独りで空回りしていたからなんですね。
結局、最初からちゃんと話し合っていれば…と何度思ったことか。
結局は真紀が太一を信じていなかったから、太一が真紀を「天使のようだ」とか褒めるたびに「嘘っぽい」とか思って、触られたら「経験がないから恥ずかしい」と思って、でも触られなくなったら「飽きたんだ」と怖がって。それじゃ、太一の気持ちはどうなるの~て思いました。
なんだか真紀の思考がぐるぐるして乙女っぽいとも。重いと思われたらどうしようとか、何で触ってくれないの?飽きたの?とか。
でもこれ、太一視点じゃだめなんだろうなぁと思います。

太一が前作で「お兄ちゃんお兄ちゃん」とすごいブラコンぷりを発揮していて、この世で一番好きなのはお兄ちゃんという感じだったのでこっちでもそうなのかと思ったら、意外とこっちはそうでもなく、むしろ「真紀が大好き」というのがちゃんと伝わってきます。
「さわやか好青年」を装ったオオカミというのが見ていてすごくよくわかる。

爽やかでやさしくてちょっと天然系で、でもそう見せかけて実は全部計算されている。
オオカミに食べられた赤ずきん…ていうニュアンスがうっすら伝わってくる作品です。

前の作品の攻めの亮介とはまた違うタイプのオオカミですが、こういうのも面白い。
オマケの太一視点のお話は、もう少し長く読みたかったなぁと思いました。

2

元カレとの距離

前作未読です。
でも充分に楽しめました♪
前作のキャラも出てきて気になるのでそちらも読んでみようと思います。

1度別れた元カップルが寄りを戻すお話です。
最初に付き合いだした経緯・別れた理由なども丁寧に綴られていて、
1度ダメになった原因がはっきりしてて、きちんと改善されるのが好印象。
とっても甘い両片思いのすれ違い萌えが堪能できました( ´͈ ᐜ `͈ )

タイトルからオオカミ攻めはどんな野獣だろうとワクワクしたのですが…(恥)
思ってたのとはちょっと違いました。

すっごい爽やかくんで言葉遣いが優しく甘いです。
その態度が天然なのか、計算なのか、チラチラと腹黒さが…w
これはこれで美味しい←

オオカミの意味は、好きになってから手を出すまでのスピード速さという意味合いでした。
「好きだからキスしたいし触りたいだけだよ?」と悪びれなくケロリと言ってのけるタイプ。
人好きのする態度でウルウル甘えながら、自分のペースに持ち込む手腕がお見事です(^w^)

受けは、割と思考が乙女チックかな?
『清純派』という形容詞が当てはまりそうな…。

自分に自信がなくて自虐気味なところが、切なくてキュンキュンしました。
空回ってしまう自分にションボリしてる姿がいじらしい。
元カレとの距離感に戸惑い悩みつつ、自分を変えようと頑張る姿がとても良かったです。

手が早い男vs清純派のCP。
相手のペースに合わせようとしたら、結果まったく噛み合わないすれ違いが発生。
これがとても萌えました!!(∩´///`∩)
焦れったいけれど甘さがあるので終始ニヤニヤですv
はー面白かった〜!!

0

このもどかしさが堪らない

『羊とオオカミ』の続編スピンオフで前作の攻めの従兄弟と受けの弟が主役です。
受けになる真紀が赤ずきんで攻めの太一がオオカミという雰囲気の話ですが、
真紀は赤ずきんと言うよりビクビクウサギさんにも見えます。
真紀の従兄弟で太一の友人と言う亮介の一応紹介で付き合い始めた二人ですが、
ホンの数か月で真紀から付き合いを解消してからのお話です。

真紀ちゃんは見た目クール美形で大人っぽい雰囲気なのに、実は奥手の初心さん。
それに初めて恋した相手に重いと言われフラれてから恋に臆病になっている。
そんな真紀ちゃんのお相手の太一はブラコンでいつもお兄ちゃんは~と連呼する輩。
そんな相手でも真紀ちゃんは嫌いになって別れたのではなく、
前の恋の痛い顛末が癒されていない感じで嫌われるのが飽きられるのが怖くて
嫌われる前に逃げた感じでした。

本当にもどかしい感じなのです、勘違いと思い違いに擦れ違い、互いに嫌われたく
なくて取った行動が良い方向へ実を結ばない悪循環。
真紀ちゃん視点で描かれているのですが、最後の『オオカミの独白』は太一視点で
太一の二面性も感じられるショートありです。
真紀ちゃんは見た目と性格のギャップありで、太一はよく言えば素直で気持ちに忠実、
悪く言えば手が早くて、意外に策士な気もする感じでした。
個人的な趣味で言えば攻めの太一は好きな攻め様とは言えないけれど、
真紀ちゃんのギャップありな雰囲気は可愛い感じでした。

3

赤ずきんちゃん、は好み

『羊とオオカミの理由』のスピンオフ。
前作を知らなくても全く問題ない、というよりも
主役の太一と真紀のイメージが前作とちょっと違っていた気がするので
むしろ知らない方がその違和感がなく読めていいかもしれない。

ストーリーは一言で言うと、元カレと友達に戻ったもののやっぱり好きで……
という再燃ストーリーで、読者には結末が簡単に読めてしまうもの。

前作の主役の弟である太一は、イケメンで誰にでも好かれるタイプだが、
極度のブラコンなのが玉に瑕。
その元カレこと真紀が、
「お兄ちゃんに言われて元カレとも仲良くしよう計画、絶賛継続中」wの
太一の行動や、未だ思い切れない自分の気持ちに振り回されてグルグルしながら
やがて太一との関係を新しく築いていくまで。

美形でクールに見えるけれど、実は昔の恋愛の失敗を引きずって
ちょっと拗ねて臆病になっている……
真紀の不器用で純情な様が可愛かったかな。

竹美家さんの挿絵は綺麗だし、ありきたりだけれど
スルスルサクサク、軽く気持ちよく読める作品です。

3

太一のキャラが・・

前作が好きだったので楽しみでした。
真紀の印象がかなり違うので前作既読だとちょっと戸惑うかもしれません。
でも、見た目と中身のギャップが可愛かったので途中から気にならなくなりました。
楽しめたのですが、ちょっと惜しかったなあと思うところがあったので以下よりネタバレです。




二人のすれ違いはやきもきするのですが、途中で攻めの太一の気持ちが予想できて、
着地点が見えてしまうので、もうちょっとハラハラしたかったなあと感じました。

あと太一のキャラが掴みにくかったのも惜しかったです。
モテて、肉食系男子というのは前作でもちらほら出てたのでわかっていたのですが
別れた元彼たちとはセフレになれるような人だったのでびっくりしました。
(元彼たちは割り切れるタイプ)
こういうキャラだったとわかってしまうとその後の真紀を好きになった理由も
すべて薄く感じちゃったんですよね・・
真紀もそれが引っかかって悩んじゃっているので。

「割り切れる相手ならセフレになれる」=「性格は変わってないので今後も浮気しそう」
って感じにとれちゃいました。

結局、最後まで本人からはセフレについて言及されないので余計モヤモヤ。
今までは遊んでたけど真紀と出会って、好きになって変わったて言うのなら
まだ理解できたんだけど・・

面白かったのですが、色々惜しいところが多い作品でした。

2

めんどくさい受BL

現在、杉原先生ローラー中で”羊とオオカミの理由”のスピンオフあるんかい!というところからここへ辿り着きました。まだ新本が入手できる状況は、紙派にとってはありがたい状況ですが…。リーマンとか学生とか、市井の人々の恋愛沙汰が好きなもので、最近は旧作?平成の名作をメインに読書する日々です。

私が今まで読んだ主軸のCPが薄く膜を張ったような透明な世界の中で、独時の時間の流れでもだもだ恋をしているようなムードの他作品と本シリーズは毛色が違う印象でした。わかりやすくいい人が出てこないのは通常運転なのですけれど、それにしてもみんな(真紀以外)クセモノすぎるぜ、、と思いました。真紀(受)も、コミュ障が過ぎて、周囲に誤解されるどころか不快にさせるレベルでは?とうっかり心配してしまうくらい性格に難アリ(でもビジュアルは最高)です。この受けのめんどくさすぎる性格になかなかハマれなくて、”萌”のスイッチオンまでにやや時間がかかりましたが、最終的には楽しく読了しました。

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