水名瀬雅良さんのレビュー一覧

愛の奴隷 小説

水原とほる  水名瀬雅良 

純なすれ違い、10年もの。

タイトルから感じるイメージとはちょっと違うかな…
奴隷でも獣でもなく、ずっとモダモダジレジレが続いて、読者的に「あ〜もうっ!」っていう感じです。
無口で言葉の足りない攻め。
何かと卑屈な受け。
視点は一貫して受けの宏樹なので、僕みたいに足の悪いのがくっついてて彰信に迷惑がかかる、とかそんな事ばっかり延々続くんですよね…
読んでる方は、彰信の方こそ宏樹に執着してて宏樹の思い込みが全くの的外…

2

初めて俺を抱いた男 コミック

水名瀬雅良 

オトナの初体験

水名瀬先生のファンです!
今回の新作は、ガタイが良くて一見「攻め」的、だけど本当は抱かれたい男…
最近よく見るようになった設定。
ですが、水名瀬先生の手にかかるとひときわ流麗で上品な仕上がりになる。

主人公はリーマンの佐々倉光、25才。
ある晩運転中に、急に女性に突き飛ばされた男を轢きそうになるが、その男・龍臣が追い出されたからしばらく家に置いてくれ、と言い出して…
戸惑う光。

7

LoverS The 25th Anniversary Chara Label Anthology グッズ

商業作品番外編集

Charaさん25周年記念の小冊子。イベント売り実施中ですが、後で通販されるとのことです。コミック18作品、小説10作品。神だなあと思ったのは5つほどでしたので萌2にしました。お好きな商業作品が多い方はご検討いただいても良いのでは。

以下読んだもののみコメント、長文すいません。小説は全部三段組。
2,3,4、19、23(マジ神)が神でした。

1.恋をするなら二度目が上等 木下けい子先…

3

十年愛 -Decade of Love- コミック

水名瀬雅良 

ツッコミタイプには合わないかも

うーーーーん。
読み直しですが、やっぱり何だか読後感が良くないのです。
読後感じゃないな、読中感?読んでいる間、ずっとムカムカしてしまう。
提示されたものを素直に受け取る方なら萌えると思います。
裏を読んだり、深読みしたり、ページを戻ってまで確認したりするタイプのひとには合わない作品かな。

高校時代に仲が良かったものの、会わなくなって10年。
偶然、街で見かけた彰吾の姿に思わず駆け…

2

どうせもう逃げられない コミック

水名瀬雅良 

その「好き」は本物?

1冊まるまる1CP。
じっくりどっぷり浸れるはずが、引っかかるものが。

「攻めの気持ちは本物?」

この疑問がずーーーーーっと頭から離れませんでした。

誰にでも好かれるいい子。
そんな藤代が少年サッカークラブで初めて、自分を嫌う相手に出会った。
年月が経って、サークルの飲み会で因縁の相手と再会して…。

吸血鬼が自分の催眠術が効かない相手に執着するとか、誰にでもモテるフェ…

0

吐息よりも優しい コミック

水名瀬雅良 

切なさの波に飲まれる

出だしから切なさが押し寄せる波のようでしたよ…。
事情は分からないけど何かある。
そんな匂わせのモノローグと美しい顔面たち。
主人公しか知らない「何か」が少しずつ解けていく過程に添えられる美しい顔面たち。
良い。

お洒落なカフェでも何でもない個人経営の喫茶店でバイトを始めた真人。
彼にはある目的があって…。

「美人なオマエ」という台詞を向けられる登場人物がちゃんと美人。これ、…

2

嘘とキス コミック

水名瀬雅良 

どんでん返しのどんでん返し

結構前に読んだまま本棚に眠っていたところを、掘り起こして再読。
誤解とすれ違いの話です。

突然消えた弟を探し続けている達也。
その目的は、自分の代わりに父親の跡を継がせるというものだった。
そんなとき、達也は行きつけのバーでピアノを弾くハルに出会って…。

達也の父親は結構大きな企業の社長らしく、後を継がせるために政略結婚をさせられそうになっています。
でも達也はゲイ。
という…

1

シンデレラ プロット 3 (完) コミック

水名瀬雅良 

萌えの壁を越えられず

最終巻でございます。
いろいろと個人的に気付きのあった2巻のあとの最終巻。
今度こそ萌え尽きさせてくれ!と祈る気持ちでページをめくりました。

萌え尽きなかった…。
萌えと自分の間にある壁がぬりかべのように立ちはだかったままでした…。

最悪の再会から、「見返してやる!」と頑張った1巻。
努力が実って認められて、気持ちも通じ合ったように思えた2巻。
元カノ登場で「どんな波乱が!?…

0

シンデレラ プロット 2 コミック

水名瀬雅良 

主人公の性格が…

水名瀬さんの作品は表紙の美しさでテンションが上がる分、期待のハードルが上がり過ぎてしまうのかもしれない、ということに気付いてしまった2巻。

このところ集中して水名瀬さんの作品を読んでいるのですが、絵はすごく好きなんです。
でも登場人物の人物描写に物足りなさを感じることが多くて、そこでストーリーに浸れなくなってしまうというループを繰り返していて「なぜだ!」と思っていたところ、この2巻で理由が…

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シンデレラ プロット 1 コミック

水名瀬雅良 

脚本家と俳優

全3巻の1巻目。
登場人物がいかに読者の心に入り込むか、重要な導入部分です。

芸能界ものはあまり好きではないけれど、脚本家と俳優とか、作曲家やプロデューサーとシンガーとか、受けが攻めにとってのミューズ的存在になる関係は好きです。
そのひとがいるから書きたい脚本が生まれるとか、そのひとの声を聴いてメロディが溢れ出してくるとか、運命的なものを感じますよね。

さて、こちらの作品ですが、1…

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