0
0
条件付き送料無料あり！アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
ずっと、ずっと。誰かに抱かれたいと思っていたんだ―――。
hajimete ore wo daita otoko
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『好みの男』が『好きな男』へ。そして…
ゲイでネコ志望なのに大きなガタイと精悍な相貌のせいでモテるのに童貞処女なリーマンの佐々倉光（25歳・受）と、ひょんなことから光の家に住み着いた大きなガタイのちょっとゴーイン系無職の及川龍臣（攻）の、25歳から始めるピュアラブストーリーです。
ストーリーは基本的に一本道で大きな事件も無く、ラストシーンまでしっかりと王道を行く感じではあるのですが、すごく丁寧で、間延びせず飽きない面白さがあり、素直に「ああ、良いＢＬを読んだなぁ」と清々しく思いました。
光の目線で終始物語は進んでいくのですが、とにかく脳内やモノローグ、独り言でよくしゃべる（笑）ですがそれで、好きになった自覚や葛藤、期待や不安、切なさなどを感情豊かに感じさせてくれました。龍臣は、飄々として何かあるなと匂わせつつも、光に対する感情がちゃんと伝わってきて、いいなと思いました。最後まで読んだあとに龍臣視点でもう一度読むと、小さな発見があったりして面白かったです。
それにしても、車で轢きかけた男→好みの男→俺を抱いた男→好きな男→恋人
って、改めて書くとびっくりの進化っぷりですね。
オトナの初体験
水名瀬先生のファンです！
今回の新作は、ガタイが良くて一見「攻め」的、だけど本当は抱かれたい男…
最近よく見るようになった設定。
ですが、水名瀬先生の手にかかるとひときわ流麗で上品な仕上がりになる。
主人公はリーマンの佐々倉光、25才。
ある晩運転中に、急に女性に突き飛ばされた男を轢きそうになるが、その男・龍臣が追い出されたからしばらく家に置いてくれ、と言い出して…
戸惑う光。
防犯意識的に、また図々しさに呆れると共に、ゲイの光にとって龍臣が好みのタイプだったから！
光はゲイ。抱かれたい願望があるが可愛らしいタイプとは真逆なので相手に巡り会えず、実は童貞処女。
龍臣を追い払うために俺はゲイだぞと威嚇する光に、身体で支払うと言ってのける龍臣。しかも光が抱かれたがっていることまで見抜いていて…！
…と、ズルズルと龍臣を住まわせてしまいながら、初恋のように龍臣に惹かれ、同時に龍臣にとってはただの取引であることに傷つく光の姿が描かれます。
その後、龍臣の家庭問題や義理の兄の登場などありつつ、基本的にはあて馬なしのストレートな展開。
やはりベテランのうまさでしょうか、一冊の流れが無理のないきれいさで、どぎついエロやトラウマをむしるような作品が好きな人には物足りない作風かもしれないけど、いつも上品だなぁと思いながら読んでます。
さて、龍臣にはもう一つ秘密がありました。
それは光が幸せになるような秘密です！こういう終わり方っていいですね…
描き下ろしは、新しいベッドを買うお話。
光は嬉し恥ずかし、です。お幸せに！
ちょろくて心配に
久しぶりに水名瀬先生作品を購入しました。
「愛執」「吐息よりも優しい」「嘘とキス」「犬との日々」が大好きなんですが、今作は思っていたより肌色率が凄かったです。
光の公的な会社でのしっかりして頼りになる男らしい面と、素の可愛いらしくて天然なギャップがとても魅力的でした。
だから最初は龍臣の素性が不明なので、家に入れてその日のうちに抱かれた時は、とても心配になってしまいました。
余りにチョロすぎてヒモに引っかかってしまったのかと思いました。
ところが直ぐに龍臣は自分の素性を告白します。ホッとした反面、あっさりし過ぎて盛り上がりに欠けた感じです。
更に光と龍臣の過去の接点が分かるのですが、天然な光にこれから龍臣が振り回されそうだと思いました。
欲を言えば恋人同士だとハッキリしてからの2人の生活も読みたかったです。
