水名瀬雅良さんのレビュー一覧

徒花(アダバナ) 小説

水原とほる  水名瀬雅良 

友達ごっこの手痛い応酬

2006年刊。
ガッシュ文庫の電子書籍版は基本挿絵付きだが、古い刊行年のものは作者あとがきとレーターさんの巻末イラストは省略されているようだ。

今回の受けはヤクザの世界に否応なしに巻き込まれるのではなく、心配だからと言って勝手に足を突っ込むようなタイプだった。
う~ん、確かに読みようによっては純愛とも辛抱強さの勝利!!とも言えるのかも知れないが駄目だった。
どうも自分は、受けを陵辱する…

1

本命彼氏 コミック

水名瀬雅良 

王道には王道の良さがある

水名瀬雅良先生の大ファンです。
こちらは2021年発表の最新作。
内容は…
超オレ様の傲慢イケメンに振り回されてパシリにされてる地味で大人しい伊織。
だが、伊織はそんな支配者にずっと恋をしている。
何も気づかぬ暴君の神宮寺は、男とも試したい、お前ならできそうと…
傷つく心は隠して、抱いてくれるならそれでいい。
だけど、華やかな神宮寺には自分の存在など邪魔なだけ…離れた方がいいのか⁉︎…

8

HEAT TARGET ~灼熱の情痕~ 小説

妃川螢  水名瀬雅良 

SIT隊員(ワイルド)xキャリア管理官(美人、子持ち)

「TARGET」シリーズの3作目。
私は1作目の「LOVE TARGET」は既読。
このシリーズは、警察のキャリアやSITやSATを舞台とする作品で、あんまりイマドキではないけど私はすごく好きです。読みやすい。

一言で言うと「再会愛」もの。
そこに階級の上下主従関係、命をかけるSITという任務、過去事件の関係者による逆恨み、子供が巻き込まれる事件…
が絡んで、ハードボイルドに、サスペ…

1

太陽の雫 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

月花の今を書いて欲しい

本編は、とても面白かった。

お互いに後継者を作らなければならない、王位に就く者同士の恋愛なので、
仕方ない割り切りを双方がしていることの確認をお互いがする。
そして、天帝としての立場、立ち位置を莉央自身が認識を深める。

月花は、噂だけで、登場しなかった。

2007年の作品に2021年の今、感想を書いても仕方ないけれど、
残念なのは、著者が何を書いていいのか分からない完成後の…

2

太陽と月の背徳〈下〉 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

円満な完結、でもちょっと物足りない

萌きらない終わり方は、何時か続きを制作するつもりだったからかな?

天帝の座を狙う先帝の弟は、無事粛清。
先帝の弟を担ぎ上げていた隣国の王は、月花に首を絞められたあと蘇生したのか、遺体が無かった。

裏切者は、主を庇って斬られたけれど、助かり、旅に出る。
月花は、リオウの神官就任を固辞。片足は生涯引きずるというのに、旅に出る。無謀だよ。
悠仁は一人取り残されてしまった。

なんか…

1

太陽と月の背徳〈上〉 小説

高岡ミズミ  水名瀬雅良 

面白かった 建国神話のBL風アレンジ

VIPシリーズの印象が強かったので、どうなのかな??と思って摘まんでみた作品のうち、神話・昔話風の作品の一つ。
神話オタクと「青の華燭」のあとがきに著者が書いていただけに、神話のBL風アレンジも、上手でした。

広い領土の国王が突然大神官と共に暗殺。そして王位継承騒動。
密かに神官元で養育していた前国王の直子・莉央の即位に絡めた暗殺計画。
乱暴者と噂されるガルド国の国王の庇護を得て身を護…

0

恋愛記憶証明 小説

名倉和希  水名瀬雅良 

有紀彦ってば愛されてるなぁ

2009年刊。
ふと"催眠術"というキーワードのものが読みたくてちるちる内の作品検索で探してみたところ、ヒットしたのがこの一冊。

主人公・有紀彦が催眠術をかけてもらう目的は、本気の愛情を信じてもらえない"彼"に対して、また同じ"彼"を好きになると証明する為だった。
25歳から20歳の記憶に、本気の愛を知らなかった頃に戻してもらう…

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忘却の月に聞け 小説

宮緒葵  水名瀬雅良 

今から読む人が羨ましい~!


読んで数ページで「あ~~最高だよ」と、天を仰ぎました(笑)

今回も攻めの執着がハンパないです。
自信を持って「これは執着攻めです!!!」と断言できます。

さて内容ですが、本妻の子×妾の子で隠れ美人の異母兄弟で学生ものです。

攻めは幼い頃、癇癪を患いそこで受けに出会い、受けにだけ心を開きます。
それを見兼ねた両親は受けを母親から引き離し、本邸へ連れていきます。

攻めも…

4

仮面の下の欲望 小説

バーバラ片桐  水名瀬雅良 

ひりひり

良きどSどMでした!!
被虐性を抑え込むため堅い職業(検事)につくってとこからプレイでしょ!
性癖を暴いた痴漢(弁護士)と仕事で再会、強気に反発するもご主人様の方が上手巧みでグズグズ♡それでも潔癖でありたい傷つきたくない受けの葛藤は切ない…
検察庁隠蔽事件も絡んでストーリーもスリリング!!
自分の性癖を恥じてる受けに攻めが「泣くな。恥じることじゃない」って自由になるきっかけをくれたのが良か…

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悪夢のように幸せな 小説

宮緒葵  水名瀬雅良 

執着攻め!

剃毛~♡って読んだら、トンデモだった!
デロデロに甘やかすタイプの溺愛執着攻め!!セリフの端々から感じてましたが…囲み方がヤバい!私の中の闇の腐女子が大歓声あげてました。
正しいか正しくないかって言ったら正しくないないんだろうけど、洗脳では片付けれない、親愛あってこそかなとも。柊慈が言うように一希のこと思えば我慢して信頼を深める道だってあったんだから。思考回路ヤバいし、いろんな可能性摘み取って…

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