水名瀬雅良さんのレビュー一覧

転げ落ちた先に 小説

真名あきら  水名瀬雅良 

攻めの属性に『オカン』を付け足したい

読む前の期待が大きすぎたかもしれません。
もうひとつは『女王様』キャラが私の萌えツボに入っていない所為もあるかも。

ただ、美人で優秀で金持ちというハイスペックな若い頃から、病気をして激ヤセし転職せざるをえなくなって端から見れば『可哀想』な義彦が、結局変わっていない、中身は若い頃の『女王様』のままというのは面白かったです(だからあんまり『転げ落ちた』感がないのよね。淡々としているんだもの)。…

3

俺が買われたあの夜に。 小説

ナツ之えだまめ  水名瀬雅良 

舞台はアラブ、中身は堅実なすれ違い+お仕事もの

舞台が途中からアラブになるのですが、アラブものじゃないです笑
身売りものでもあるんですけど、そちらに重点が置かれている感じでもない。
色々設定はあるものの、純粋にお仕事リーマンのすれ違い両想いラブです。
そして二人が堅実なんですよ。地に足がついていて、一生懸命で、まっすぐで。
序盤の10万円で一晩を買われるシーン。想像以上に甘々で濃厚で、楽しいです。本当の恋人のよう。読み手の気持ちも盛り上…

3

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

とにかくラストまでの緊迫感!

好き嫌いがはっきり別れる作品ですね。
男臭さむんむんなハードボイルド!
悪い方の中原さんですv

乙女な(笑)私的には、
前半のがりがりヤクザな展開はなかなか辛いのですが、
状況が転がり始める後半2/3くらいから
もうどきどきのはらはらで、
一気に最後まで読んでしまいました!
とにかくラストまでの緊迫感が!!

前半の辛さを思うと、ちょっと評価に迷ったのですが、
思いの外私…

3

渇望の部屋 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

もっと上へ、ふたりで

タイトルの「渇望の部屋」からのイメージで、ある一室に軟禁・監禁してのドロドロ系?と思いきや、読んでみれば秀先生お得意の「お仕事系」、しかも腐女子ドリーム的美x美CPの切磋琢磨恋愛、のお話でした。
子供っぽい自己顕示欲と自信過剰で鼻持ちならない態度のトップモデル・入江草一は、パリで頭角を現した日本人デザイナーの椎名のオーディションを受ける。
そこで傲慢の鼻をへし折られた入江だが…
…と、まあこ…

2

融愛 Melt Down 小説

沙野風結子  水名瀬雅良 

兄弟に幸あれ

弟の献身と愛情に痛々しさを感じます。
何も知らず生きてきた兄。

しかも弟の前で他の男に押し倒されて。そりゃあ弟も我慢の限界ですよね。

兄はなかなか手強かったですね。
弟の献身を知って射精できなくなって。
それに兄弟の禁忌も加わり、想いを寄せてくる先輩のこともあり追い詰められて。

兄が粘るかと思いきや意外なエピソードで弟と向き合います。

そこからは兄弟ラブラブ。平和な日…

1

検事が堕ちた恋の罠を立件する 小説

中原一也  水名瀬雅良 

恋の罠を立件するのに萌えました!

恋の罠を立件するところ萌えました!

切ない片想いは本当に切なくて苦手なんです。しかも迷走する片想いはさらに辛い。
でも桐谷がひたすら杉原を好きで好きでどうしようもなくて。辛かった。
でも仕事で最高のパートナーとしてのやりがいを読むのは楽しかったです。

事件も読みごたえがあり。まさかの犯人で。そして桐谷が刺され。

最後の杉原が桐谷を立件するまでがもう少しじっくり書いてくれたらな…

4

野良犬を追う男 小説

中原一也  水名瀬雅良 

ザ・男×男

今回は渋い中年の男前は出て来ませんね。その代わり29歳の男前カップルです。

長かった。結局どうなるの?何が書きたいの?と思いながら辛抱強く読み続けました。

刑事とヤクザ
チンピラヤクザの息子須田はレッテルを振り払おうと頑張ってきたものの冤罪で人生を棒に。しかし自分を捨てた世間を見返すようにヤクザの頂点を目指す。

学生時代からの友人新垣はそんな須田を表の世界に戻すため刑事になる。…

2

検事が堕ちた恋の罠を立件する 小説

中原一也  水名瀬雅良 

これは良い年下部下受け

うわぁ……これは良い年下部下受け(正確には検察事務官は補佐する検事の部下とは違うのでしょうが)。
『欲望の犬』つながりでこちらも読みました。
関連作ではないのですが、作者あとがきにある様に「もう何年も前に検察官モノを書いた時に出てきたネタ」とのことで、続けて読みたいなと思いまして。

桐谷は自分が補佐する検事の杉原にずっと想いを寄せているのですが、彼は自分が指導した後輩検事、武田のことを密…

4

じゃじゃ馬花嫁 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

じゃじゃ馬?…でもないかな

タイトルと表紙から花嫁物とは分かっていたのですが、結構とんでも設定のコメディでした。
受け様視点と攻め様視点両方でお話が進んでいきます。
要になる要素はラスト近くまではっきりと明かされないので、期待しつつ読み進めることが出来ると思います(でも予想は結構序盤からつくかも…)。
個人的には和紗は『じゃじゃ馬』という程やんちゃには感じられませんでした。
結城に対して大して抵抗もしていないので、そ…

2

じゃじゃ馬花嫁 発売記念ペーパー グッズ

天然…だよね?(笑)

小説『じゃyじゃ馬花嫁』の発売記念ペーパーです。
本編でも甘々な2人でしたが、このお話ではそれに加え和紗の天然ぶりが際立っていました。

とある日の会社での開発会議での出来事です。
会議中に熱い視線で恋人の結城を見つめていた和紗。
その視線に耐えられず、会議後和紗に声をかけて引き留める結城。
他には誰もいない部屋で恋人同士が2人きり…することと言えばもう予想は付きますが、流石の結城もタ…

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