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4/6(合計:54件)
須和雪里 紺野キタ
satoki
須和さんの新作きた!! 今度は私たちの心にどんなトラウマを植え付けてくれるのかと半ばワクワクしながら手にした一冊は予想外にほんわかした優しいお話で本当に驚いた。 なんて予想外。 寺院、稚児と聞いて「よいではないかよいではないか」な展開を想像していましたごめんなさい。 これは許しの物語だなあと。 大切な人を守りたいと思う気持ち。 それが高じて人を傷つけて、そこから始まる憎しみの連…
ますたーど
前作「花芽と狼」の続編です。今回は、文殊丸が主人公です。あっ、瑠璃若もちゃんと出てます。 今回は、次の11章からなっています。 1.怪鳥・2.下駄打ち・3.白眉・4.似非薬・5.錦中納言・6.崇り・7.墓場・8.声変わり・9.夜行・10.転び湯・11.無量光 1では、瑞調寺に夜な夜な白い鳥が現れ、文殊丸の名を呼ぶ謎を解き明かそうとします。 2では、冬弦が加持祈祷の帰りに妙連が法師を…
須和先生の作品と出合ったのは、今は廃刊となってしまった「小説June」でした。「地球が海になる日まで」等の胸をギュッと掴まれるようなお話が多かったように思います。 “しばらく新刊が出ていないようだけど、まさか筆を折られたんじゃぁ…”と心配していた矢先の新作発表だったので、無事こうして読むことが出来て嬉しく思います^^ 最初題名を見たときは、”まさか、獣姦モノとか?”と思ってしまいました。実…
ちろぽん
ネタバレ
洞(ウロ)という狼の妖しと、妖しにとりつかれている少年・瑠璃若(時代が平安時代なので、色んな名前があります。タイトルの花芽も名前の一つですが、メインで使われているのは瑠璃若)のお話しです。 この子は、巡り廻って、殊王院の冬弦という僧の稚児になるんです。 瑠璃若は賢くて、いい子。現代には何故こういうイイ子が極少なんでしょうか、、、。 冬弦も皆から尊敬される僧なんです。決して驕らない。私もこうあ…
須和雪里 門地かおり
トモナ
前々から気になっていた本の新装版です。 全体に軽妙な文体で書かれた、でも内容はとてもいい物語でした。 『サミア』 自分だけがサミアを殺せる。今自分が殺せなかったらサミアはもう永遠に死ねないかもしれない。 そんな状況の中で、それまで普通の高校生だった友則は迷います。 ひとりぼっちで宇宙をさまよい、友則が生まれる前からずっと友則のことばかり考え、愛していたというサミア、そういう彼をいつの…
茶鬼
ちるちるのレビューを見て大変に興味を持ち読みましたが、本当良かったです! エイリアンなんて、とんでも設定とおもいきや"ET”より切ない話に涙があふれてしまいました。 昔住んでいた星で罪を犯した為に最高刑とされる「不死」を与えられたサミア。 唯一死ぬ為に放出されたツールを求めて果てしない旅で、出会った人間が友則。 彼の不思議な色を持つ爪がサミアを、その苦しみから解く為の唯一の存…
受け攻めを冬弦×文殊丸にしましたが、実際の主人公は表紙に描かれている九歳の稚児花芽(瑠璃若)と狼です。 狼のウロは、普通の人の目には見えない、手に乗るほどの大きさですが、不思議な力を持っています。 その力で瑠璃若と瑠璃若が仕えている高僧冬弦、そして冬弦の思い人文殊丸はしばしば助けられます。 話自体はユーモラスに展開していきますが、ラストで孤児だった花芽の過去と、ウロ自身が忘れていた過去が明か…
ともふみ
萌萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い) JUNEに全然詳しくないのに勝手な思い込みでじとっとした重いものを予想してました。全然違いました。 どの話もすごく優しい。 「サミア」 宇宙人との恋愛を描いた表題作。 ひとりぼっちの孤独な宇宙人サミアと、サミアの辛さを自分のことのように苦しむ友則。 下手をすればギャグにもなりかねない荒唐無稽な設定にも関わらず、二人の交流のなんと美しきことよ。と…
須和雪里 西炯子
トオコ
旧版にも名作が収録されていますよ。 『影法師が泣いている』 個人的にいちおしです。 再録がなさそうなのであらすじを書きます。 主人公である「おじさん」は善良な霊魂。 生きていた頃の名前も記憶も忘れ、いつか成仏することを願いながら守護霊をしています。 そんなある日、洋くん(享年17歳)という名の守護霊と出会ったことで過去を思い出すことに・・・。 生前「おじさん」は独身と偽っ…
須和雪里 島田悠美
大豆B1
1巻が見当たらないので2巻からレビューを書かせていただきます。 K高校の寮の301号室に住む青池亮と野崎熾竜、302号室に住む水落聡と堀田一美はそれぞれ1巻でお互いに恋人同士となります。 そんな4人が繰り広げるドタバタな日常が短編で4本入っており、ほのぼのかと思いきやそこは流石にルビー文庫、案外エロエロであったりもします。 熱血野郎×クールビューティーと不良高校生×健気受けの組み合わせでいろ…