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1/10(合計:99件)
名倉和希 真生るいす
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ネタバレ
まるで夢のようなお話ですね。日頃の憂さが晴れるような清々しいほど甘くて可愛らしいお話でした。 2006年発行のお話ですが、もう名倉さんさすがです!! 純情で無垢なとんでもなく可愛い高校生、純理。純理の純は純粋の純なんだよ!17歳の高校2年生。なんとパーティーで白のタートルのノースリーブのフワフワのセーターにお揃いのフワフワのリストバンドまでして、白ウサギの妖精か?な出で立ちが似合っちゃう男…
水原とほる 真生るいす
碧雲
凌辱や痛みだけじゃない水原ワールドが面白くて、全部読んでみようと目下追って読んでます。 一冊読み切りで、頁足らずで少しアレ?な作品もあるけれど、 言葉遣いや文法の間違いがほぼないし、 資料を良く調べて書かれているので、期ハズレ作品が少ない。 読みやすいのと、知らない世界を覗く面白さが魅力。 2008年の作品。 主人公は一卵性双生児の弟、母の手元で育った郁。 双子の母: 有名…
火崎勇 真生るいす
異性愛ラノベも手掛ける火崎先生の作品は、初読みでした。 BLらしくないというか、言葉遊びが上手な小説家らしい作家だと思いました。 読み物として、とても面白かった。 無理な展開がない、後半にどんでん返しがあって、構成上手。 近くに同じ年ごろの子供がいない六歳年下の弟・貢 ずっと兄と兄・至と友人の木辺に可愛がられて、二人に憧れて育つ。 兄は優等生タイプ。木辺は野生児タイプ。 兄たちは…
renachi
電子新刊だが旧作?試し読み一行目からリバ要素を匂わせてくれる親切設計だった。 水原さんはたぶん初読みだが、文章がとても好み。リズムが心地よく、徹底した一視点で視点主以外の描写に適度な中立性が保たれている(たぶん)。感情移入して読むのが苦手なため、客観視しやすいこうした文章がすごく好き。 ストーリーは単純明快、双子の片割れが呪縛から逃れ恋を知る話。 登場時の見城は、自身を傷つけてまで郁を引…
月村奎 真生るいす
はるつき
主人公の錬(受)は、自分と同じテニスサークルに所属する喬介(攻)に恋をしている大学生。 親友として傍にいたけど、自分の気持ちを抑えるのにも限界がやってきてーー…という物語でした。 錬という人間の根幹にあるのは、ゲイであることに対する嫌悪感や罪悪感。 決してゲイバレしたくないという気持ちから、錬は本来の自分を押し隠し、がさつで横柄なキャラを演じています。 また、強い嫌悪感や罪悪感は、…
あーちゃん2016
月村先生の過去作品追いかけ中で、こちらは2016年発売。サブキャラが好きで好きで堪らなかったのですがあまり得意ではない要素があったので萌にしました。雑誌掲載分170Pほど+後日談50P+真生先生のコミック2P+あとがき。少しでも女装ネタが不得意な方は、ちょっと考えた方がよいかも。 同じテニスサークルの喬介のことが好きな錬(れん)。中学から自分の性志向を認識していて実家では辛かったため、大学入…
真生るいす
右近
角界がテーマですが、詳しくなくても楽しめる作品です。 上巻は恋愛面では起承転結の「起」くらいでもだもだしているだけですが、お仕事ものとしての雰囲気が面白いです。 呼び出しである誉やお相撲さんたちの職人としてのストイックさといいますか。 これに恋愛が絡んだら絶対面白いと思うのに十年くらい経っても下巻が出ない、それだけが欠点です。
フランク
受けの錬の自己否定、自虐が過ぎて攻撃的になってしまう言動が痛々しかったです。 ゲイである自分を認められず、女装に走るという拗らせっぷり。 ゲイばれを防ぐために細心の注意を払って「ちょっとガサツで平凡なノンケ」を演じる日々。 そして親友・喬介への想いを必死に隠すあまりホモファビアめいた発言も時にする。 そのような態度を取ってしまう自分を嫌悪し、絶望しているんですね。 そんな錬が…
二重螺旋のエピソード「スタンドイン」の小説版をようやく発見・・・後発ファンなので探した探した。 雑誌Chara2012年8月号に掲載された円陣先生のコミック「スタンドイン」よりこっちの小説が発表先だったんですね(そりゃそうだ)。円陣先生のVoice or Noiseのエピソードも嬉しかったので、萌2にしました。以下読んだものだけコメント。 1.クラウスによる相対的恋愛の法則「わが愛しのドク…
kurinn
喬介の好意は最初からはっきりとしていたように思えたんですが、錬の卑屈にも思える程の自信の無さがややこしくしたように感じます。 私には錬の矢崎へのなつき方がちょっと唐突過ぎたように感じたし、矢崎の人を食ったような態度も好きになれませんでした。 喬介の戸惑いや怒りは当たり前だし、あれでよく錬に愛想を尽かさなかったと感心しました。 矢崎との間をあれだけ書くならば、喬介が錬のどこを気に入って…