真崎ひかるさんのレビュー一覧

白雨 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

テーマがなんとなく昭和の香り。

尾崎豊の「15の夜」を思い出させる作品。
10代、20代ならこういうのに感情移入しやすいのかもしれません。
しかし、40代にとってはちと説得力が足りない(苦笑)。

「大人はずるい、汚い」の考えに凝り固まっている加賀と
浮気性の母を持つ水沢の背景がやけにペラペラしてる。
出てくる大人たちがあまりにも漫画チックで、作品にへんな「青さ」を
感じるんですよ。
狂言廻し的な役割の先生が出て…

3

魅惑のラブリー ~もふもふさせろよ~ 小説

真崎ひかる  桜城やや 

私もモフモフしたい

狼の尻尾もふもふは、やはりたまりませんね。
想像するだけで、ウキウキしてきます。
今回は、尻尾だけモフモフになる人狼の血をひいた男のお話です。

警察犬トレーナーを目指す朔哉は、学者の黒河に
襲われたことから、その責任をとってもらうということで、
同居することになります。
朔哉は、黒河は変わった人だと思っていたところ、
実は、人狼の血をひいていていることを知ります。
犬好きでたま…

1

薫風 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

恋するキッカケは風?

シリーズもののスピンオフ、既にシリーズを読んでる人には感慨深さを感じさせるし、
初めて読む人にもこの1冊で全然違和感なく読める内容になっていました。
シリーズは、タイトルの最後に雨が付く今回の攻め様の父親と那智さんのお話。
そして雪が付く、やっぱり攻め様が長い間片思いしていた佑真と武川のお話で、
このスピンオフが風が付いた作品の1作目になります。
なりますと書いたのは続編でもっと成長した…

0

薫風 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

あの小さかった子が・・・

初登場時に幼稚園児だった隆世(攻)が、もう大学生か、大きくなったんだね~、というのはともかく、ストーリーは別にどうってことなかったんですよね。

私はこのシリーズは、雨CP(隆世の父・有隆×那智)が好きなんです。こちらにも、雪CP(秀一×佑真)とともに顔を出してます。それほど出番は多くないんですが。
正直なところ、メインCPのラブよりも、雨CPのその後の方が気になってしまいました。まあそれだ…

1

魔皇子の大迷惑なプロポーズ 小説

真崎ひかる  櫻井しゅしゅしゅ 

こんな逃げ方アリなのかw

元気で可愛い高校生・七瀬が見た淫らな夢。
その夢に出てきた男・カイが兄として現実に現れて、意味不明な事を言ってくる…!
七瀬とカイの関係はいったい??な物語。

結構これ好きなんですよねー。萌×2とちょっと迷ったくらい。
攻めの気持ちが分からず意地を張る受けと、誤解を解きたくて慌てる攻めが好きなんです。
ファンタジーものの設定をおおらかに受け取れて、二人の性格が合えば楽しめるかと。

0

孤高のラブリー~もふもふするがいい~ 小説

真崎ひかる  桜城やや 

それはもう

そうゆうことで。

ついに3作目のもふもふシリーズ、
今度は人狼族の国の塔の中の王子様ですか。

ファンタジーですな。

もう、どうせファンタジーなんだから、普通にラブラブバカップルのドタバタを楽しんで、
兄弟揃って子孫を残せないような伴侶とくっついちゃったり、不法入国&非人間との合法的同居のための面倒な現世の手続き的なことは、まるっと「なんとかしちゃいましたぁ」で、ざっくりすまし…

0

誘惑プラシーボ 小説

真崎ひかる  三池ろむこ 

タイトルでネタバレとか!

アリなんですかっっっ!
ちるちるレビューの「ネタバレ有り」にチェック入れるのすら無駄じゃないですか…

お話そのものは可愛らしい感じのものです。
そりゃ二十歳にもなってツルツルは嫌ですもんね。
藁にもすがる思いで攻めの佐伯を頼ったのでしょう(かなり不本意な始まりですが)
でもその佐伯さん、ちょっと酷いですよね……
どうせ嘘つくなら市販の発毛剤塗ってあげたらよかったのに、なんて思ってし…

2

淡雪 小説

真崎ひかる  陵クミコ 

無理をして笑うな

これはシリーズモノです。
この本だけでも分かります。
主人公の受けが 痛々しい男子に感じました。
いつも引きつり笑いで ニコニコ笑っている。
笑いたくも無いのに。
攻めとは バイトが一緒でどんどん距離が近づきます。
受けは 攻めに重大な秘密を持っている。
だから 攻めの顔色をうかがってばかり。
かなりシリアスな事がからんでくるわけです。
受けが必死で隠そうとしています。
お互い…

2

崇美なラブリー ~もふもふしたまえ~ 小説

真崎ひかる  木下けい子 

もっとぶっちぎった話を期待していたのに…

某虎さん漫画でテンションがあがり、もふもふいいじゃーん?気分になり
もともとちょっと気になっていたので読んでみました。
タイトルから、もっとコミカルだったり可愛かったりするのかと思ったら、
おやまぁ、結構シリアスな話でした。

狭い日本のこの21世紀に外界と隔絶した村とか、最初から突っ込みたくなる設定(笑)
突き抜けちゃっていればそれはそれで受け入れられるんだけれど、中途半端かな。

1

夢みるアクアリウム 小説

真崎ひかる  麻々原絵里依 

非日常で芽生えた思い

単純に面白かったなぁ、って思える作品でしたね。
家出少年と、同じく全てに行き詰って外界から隔離したような環境で偶然出会った
二人が、非日常を共にしていく中で気が付かないうちに心を寄せているような話で
直ぐにそこから恋愛に発展することなく、出会いと同じように唐突に別れが訪れる。
そして3年の月日が流れた時に、再び出会い、恋になる。
読み終わるとタイトルの「夢みるアクアリウム」の訳が凄くマッ…

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