深井結己さんのレビュー一覧

官能のホワイトナイト 小説

伶諳  深井結己 

てんこ盛りだけどしつこさは感じない

おまけで神評価(B級の面白さって感じです)。
医者で、トラウマ持ちで、ちょっとツンで、悲しくて、優しくて、寂しくて、辛くて、楽しくて、おかしくて、先も気になるお話でした。
(中学時代の響也にはいまひとつ納得いかないところもあるのですが、まぁいいや。)

麻酔科の医師・響也(こうや)は手術麻酔ではなく疼痛治療医を目指しているので、上司からアカデミックハラスメントを受けていながら、近々立ち上が…

4

おとうさんは罪作り コミック

深井結己 

幸せと不幸がいい味だしてます。

この単行本で一番深井さんらしい、というか本領発揮してるのは
間違いなく「密めく恋の声」でしょう!
政治家モノの力の入れ具合、大好きです(笑)

「おとうさんは罪作り」「おかあさんは恋敵」
なんでしょう、この誰一人嫌な人のいないBL!
バイトの先輩もお母さんもいい味だしてます。
ぽややんカップルに癒される作品。
バイト先の先輩素敵ですw

「密めく恋の声」
深井さんの他社作品に…

5

秘書とボディガード コミック

深井結己 

秘書とボディガードレビュー。

収録されている短編作品全てがメガネ受で年下ヘタレ攻です。
え?何このアンソロみたいな1冊は…!年下、それもへタレ攻好きにはたーまーらーんっ!

この作家さんは男同士の恋の薄暗い部分をバンバン前に出して描く…という印象があったのですが今回は明るくて可愛い話も収録されています。へタレワンコ系万歳!

表題作はタイトルまんまに秘書とボディガードの恋の話。
ある写真をネタに、一目ぼれした秘書を…

1

その唇に夜の露 コミック

深井結己 

その唇に夜の露レビュー。

愛憎渦巻く1冊。昔強姦した男が、鬼畜眼鏡になってリベンジしに来た…。目には目を、歯に歯を、強姦には強姦を。きゃー。

懐かしいなぁ…、本誌で読んでサスペンスチックな設定に惹き込まれた作品です。凄かった、テンポが良くて読み易かった。警帽・白手袋、バスの運転手というストイックな制服姿にもキュンキュンっ。

でもストーリーは甘くないです。小説が原作なんじゃ…って位設定がシッカリしています。人間関…

1

晴れたる青空 コミック

深井結己 

晴れたる青空レビュー。

古い作品ばかりの短編集ですが、隠れた名作ばかりです。
ジャブ程度のブラックユーモアはドカスカ挿入されています。現在の、作風しか知らない方はちょっとギョッとするかもしれません。でも、本当に名作ばかりです。
心を抉ってくる、作品ばかりです。鬱から抜け出せない友人に、そっと渡してみて下さい。心のお薬になる本ですから。

かなり古い作品、90年代のモノなので収録されている話も現代の「BL」というよ…

0

祈る人 -完全版- コミック

深井結己 

祈る人-完全版-レビュー。

可愛くほのぼのとした表紙を裏切る中身の濃い作品。
切なさに胸を抉られる。心理描写が、神懸かっていて、読んでいるとゾクっとした恐怖がある。

好きだから嫌われたくない。皆が想う事を、ザックリと描き込んでくる作家さんです。登場人物の殆どが悲しい過去を持っていて、深い心の傷が一途な愛によって癒されていく過程が凄く丁寧。
甘いだけのBLじゃない。読んでいると痛みを伴う。

だけど、一番この作家…

3

それは僕の愛じゃない コミック

深井結己 

それは僕の愛じゃないレビュー。

タイトルから何となく予感はしていたけど身代わり愛モノでした。双子ネタです。

編集者の灰塚一総は、双子の弟にとんでもない事を頼まれた。「酔って寝てしまった男と切れたいので、自分の代わりにNOの返事をしてきてほしい」と。 その相手はなんと、自分が担当する作家で片想い中の男。いけないと思いつつ、弟になりすまして付き合う事に……。
という話です。
ひょんな事から始まった関係。だけどそれは偽りの…

1

おとうさんは罪作り コミック

深井結己 

おとうさんは罪作りレビュー。

大学生の息子×義理の父。可愛いお父さんが好きな人は是非!

一歩間違えばダークになりそうな設定なんだけど、2話辺りからこの親子2人の想いと過去話が明らかになって、親子なのに体の関係があるってダーディーな部分もちゃんとフォローされていました。
そして、出ていったきりの母親が戻った事による昼ドラ展開が読み応えあって良かった。キャラの台詞から、ちゃらんぽらに思えた母親も何だか憎めないキャラだった。…

1

さようなら、と君は手を振った 小説

木原音瀬  深井結己 

木原さんは番外編でも流し書きしません

木原さんのスゴイところは、番外編でもきちんとした「お話」にしてくるところだ。
しかもそれが、本編以上に気になる作品となってたりする。
最近レビューした『黄色いダイヤモンド』もそんな感じだったんですが、この作品もそうでした。
痴話喧嘩的続編やらひたすらエロエロしてる続編が多いBL番外編のなか、これは驚異的なことだと思います。そういうところも好きです。

表題作『さようなら、と君は手を振った』とその続…

11

晴れたる青空 コミック

深井結己 

バッドエンドなのに好き

 なんでしょう。死がからんでくるお話がたくさんあるのですが、私個人としては全く嫌な気分にはなりませんでした。そこに愛がある、から……? なのかな。JUNEの雰囲気が味わえます。

 でも、この中では笑えるオチがある「優しい夢はそのままに」が好き。なんていうかねぇ、噴いてしまいましたよ。
 「晴れたる青空」は、この一話だけでも満足しましたが、描き下ろしの「三人家族」が読めて、今のBLもいいよな…

2
PAGE TOP