新藤まゆりさんのレビュー一覧

地味カレ 小説

榊花月  新藤まゆり 

ギャップというより

1冊すべて表題作です。池後(受け)の視点です。

いわゆる上司×部下のリーマンものです。
池後が仕事を学び成長していき、穂神(攻め)からの告白に戸惑いと、友人たちと騒ぎ、穂神を狙う女性の登場に焦り…とひとつずつストーリーが進んでいく感じで読みやすかったです。

最初は社会人になって学生時代の友人と疎遠になるのかなと推測したのですが、そこそこ仲良しをキープしたままでしたし、切ないとか辛いと…

0

森羅万象 狼の式神 小説

水壬楓子  新藤まゆり 

犬、狼、猫、狐、亀?

水壬楓子先生おっかけで今頃この本に到達。
ファンタジー、モフ好き、犬好きな私にはきゅんありました!
きゅん処 その1.
他の犬だか猫だかが受けさんにかわいがってもらってるのをみて、
無意識に「いいなあ・・」って感じてるところ!可愛いっ 
でかい がさつなイメージの狼のはずなのに~
きゅん処 その2.
ご褒美あげるかわりに首輪つけるよ って取引されても、結局かわいがってもらいたがって

1

負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

若者には出せない魅力!

中原さんお得意のおやじ攻め、
低めの声を脳内で展開させながら
一気に読んでしまいました。

ネット通販のお客様クレーム対応の部署の主任、
神木は無茶をまくしたてるお客様に
毎日誠心誠意をもって応対しています。
その分やはりストレスが溜まり、
ついつい深酒して前後不覚になってしまうこともしばしば。
ある朝、なぜか豚舎の中で目覚め、
豚泥棒だと間違えられ交番に連れて行かれますが

3

忘れられない唇 小説

ふゆの仁子  新藤まゆり 

当て馬が気の毒すぎました…

新藤まゆりさんのイラストの、
シャープな印象だけどがっしりとした体つき、
色気が漏れてる漏れてるしまっといて!っていうww

大学時代に気が合う相手として先輩に引きあわされた曽根と小椋。
小椋はノンケだったはずなのに曽根に抱かれて
自分の性嗜好に揺らぎを覚え怖くなります。
もう会わない事にあっさり了承した曽根は
夏休み明け大学へ姿を現さなくなりましたが
その後アメリカ留学したと…

4

仙川准教授の偏愛 小説

佐々木禎子  新藤まゆり 

いつもと印象が違うと思いました

1冊すべて表題作で、秀真(受け)の視点でストーリーは進みます。

秀真は自分に自信がない翻訳家です。自殺と間違えて仙川(攻め)を転ばせます。コートを汚したと申し訳なく思う秀真に対し、仙川は「命の恩人だ」と名刺を渡し…という展開で、紆余曲折の上、恋人同士になります。

あとがきで難産でしたと書かれておられましたが、私が今まで読んだ佐々木先生の他の作品とちょっと印象が違うなと感じました。表紙や…

1

人形は恋に堕ちました。 小説

池戸裕子  新藤まゆり 

タイトルそのまま

1冊ぜんぶ表題作です。草薙(受け)が主人公です。

草薙は片思い相手に似せてSEXドールのフランツ(攻め)を開発します。試用実験で思うような結果がでなかったので、自分を実験台にしたところ、ドールのはずなのにフランツはまるで草薙に恋をしたようで…という内容です。

人間のようなドールという点ではSFっぽいのですが、フランツが草薙を求めるようになったのはそれだけでは言い切れない不思議な力が働い…

0

本番開始5秒前 小説

菱沢九月  新藤まゆり 

地方のTV局が舞台

ごく普通の恋愛ものだと書かれていましたが、放送作家とディレクターというくみわせでしっかりしたお仕事ものだったので、ガッツリした恋愛ものというわけでもなく、新鮮でした。
しかし、恋愛ものとしてはちょっと薄めに感じたかも。仕事や業界についてはしっかり説明されていて下調べもしっかりしていると感じました。

主人公の幸也は就職に失敗し、地元の放送作家として働くことになりますが、そこで出会った番組ディ…

1

Chara Collection 2012 グッズ

番外編が愛おしい

商業作品の番外編がぎゅっと詰まっています。
いくつかご紹介しますと…

円陣闇丸「Voice or Noise」番外編「好きな人がいる幸せ」
振一郎が格好良かったです!きっと一生俺のモンだから、ってセリフに悶えました。私は本編未読だったのですが、すぐさま購入リストに入れるほどの勢いのある6ページでした。

草間さかえ「夜更けに花降る」番外編「小夜啼鳥の夜」
コミック「明け方に止む雨」…

0

負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

オッサンの可愛げ

クレーム担当のサラリーマン・神木(受け)。ストレスの溜まる職務で、酒を飲んだら泥酔し、時折とんでもないことをやらかしてしまう。その朝もなぜか養豚場で子豚にまみれて目を覚まし、養豚場の従業員に豚泥棒に間違われて警察へ突き出されたところを、偶然出くわした元刑事だという私立探偵の苫澤(攻め)に助けられる。以来、猫天国だった苫澤の事務所に、仕事のストレスを癒すモフモフを求めて訪れるようになった神木だったが…

4

負け犬の領分 小説

中原一也  新藤まゆり 

適度にライトでバランスのいい中原作品

安定の中原節という感じ。

チョイ悪という風情の元刑事の探偵・苫澤(40代)と
クレーム処理担当のサラリーマンの神木(31)。
イケメンで、会社では頼りがいのあるエリートサラリーマンの神木だが
仕事のストレスは並大抵ではなく、飲むと泥酔して意識をなくし
あらぬところで眠ってしまったりする……

ある日彼が養豚場で豚に囲まれて目が覚め、豚泥棒と間違えられ
そこに丁度居合わせた苫澤に…

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