地味カレ

jiikare

地味カレ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌5
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
5
得点
21
評価数
8
平均
2.9 / 5
神率
0%
著者
榊花月 

作家さんの新作発表
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イラスト
新藤まゆり 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥543(税抜)  
ISBN
9784199005510

あらすじ

一見地味だけど、ホントはかなりのイケメンズ!? 社長秘書×新入社員のもぎたてフレッシュLOVE!!

表題作地味カレ

穂神壮,29歳,地味だけど実はイケメン社長秘書
池後一意,22歳,まだ学生気分の広報担当新入社員

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

恋愛3割

総評
BL恋愛小説を求めてる人にはつまらない作品。
日常小説+恋愛アリ という程度で良いなら一読すべき


内容については他の方が書いてるので割愛いたします。
この作品は【社会人3年目以降の人対象】と言っていいです。

主人公は大学を出たばかりの新米社会人。
配属された部署には定番のお局様がいて、社会(お局)の荒波にのみこまれながらも成長していく話…がメインに感じました。

社会人になったなら誰しも経験したことがある内容…仕事内容だったり、人間関係だったり、同級生が自分より成長して見えるというジレンマ等、およそ7割以上の社会人なら体験したことがあるんじゃないでしょうか?
そこに、共感できるか否かでこの作品の評価は変わると思います。
ただ私が感じたのは、社会人1年目の青二才主人公が到底受け入れられないこともすんなり理解している点が気に食わない。

普通、お局様の攻撃を「自分の為だ!」とか「この人実はいい人かも?」なんて思えるのはせいぜい3年目以降。
そういった点から、社会人3年目以降の人対象だと思っています。

で、一応BLではあるんですが…恋愛面はものっそい少ないです。
日常のお仕事、主人公の社会人としての成長過程を描写している最中に、あ、恋愛も忘れてないでね★という感じでエピソードが入ってきます。
全体を通して【序章】のような作品ですが、私は結構好きです。

0

悪くはないんだけど

「地味カレ」というタイトルですが、地味じゃないです(笑)
仕事モードの見ためが地味ってだけなんです。
仕事モードの穂神のプライベートとのギャップは良いし
新人社員の池後の仕事に対する成長も良いのですが・・・

恋愛がメインになってると良かったなー。
もっと社長が絡んできたりとかしてほしかった。
読んでいて穂神が潜在的に乙女っぽくて、
池後の行動が男っぽいので攻受が逆だと良かったなぁ。
とただの私の願望です。

ただ、イラスト新藤まゆりさんが良かった。
とても好みでした。



0

ギャップというより

1冊すべて表題作です。池後(受け)の視点です。

いわゆる上司×部下のリーマンものです。
池後が仕事を学び成長していき、穂神(攻め)からの告白に戸惑いと、友人たちと騒ぎ、穂神を狙う女性の登場に焦り…とひとつずつストーリーが進んでいく感じで読みやすかったです。

最初は社会人になって学生時代の友人と疎遠になるのかなと推測したのですが、そこそこ仲良しをキープしたままでしたし、切ないとか辛いという展開はなく読みやすく、苦手な系統が多い方にも勧めやすい作品だと思いました。とはいえ、社長が個性的で彩りがありましたが、どちらかというと淡々としていて無難な印象でもあります。

ギャップ萌えフェアの帯によりますと「メガネに隠された意外な素顔」とのことでした。
確かに、穂神の意外な面を知ったという表現もありますし、ライブ会場でのイラストも素敵なのですが、それは池後が穂神を好きだからこそという感じで、読んでいるこちら側としてはそれほどの豹変はなかったです。

0

ホヤホヤの新入社員が上司に認められるようになるまでのお話といってもいい

いつもコケてしまう榊作品、でもつい表紙と題名に惹かれて・・・今回は新藤まゆりさんだったので・・・
いや~もう、題名にぴったりの地味~なお話でした。
中々の進展のなさにイライラしつつ、ドキドキしつつ、で最後にアララ、、と言う具合で、後半まで丁寧に引っ張り過ぎたですよ。

新興の外食チェーン本社の企画部で社内報を作る広報に配属された一意ですが、見た目も雰囲気も怖い女上司に仕事を回してもらえないせいで、何となく他部署の手伝いをして毎日が過ぎている状態。
ある日休憩室で会話をしたのが社長秘書の穂神。
派手な社長の影に隠れて地味メガネで全然目立たなかったんだけど、何故か気になる存在に。
そんな時、ホームレス男性を助ける一意を目撃した穂神が、一意を食事に誘い「好きだ」と告げるが一意は冗談と、話を流してしまう。

一意の心の動きを探ると、
・気になるから始まり、彼から声をかけてもらったことで、苦手な上司と多少向き合うことができるようになった→更に好感を持つ
・社内で穂神狙いの女性が登場するのだが、これがまたイヤラシイ性格に設定されており、一意が女性にたいして嫌悪を抱くようにもっていっている。
・いきなり「好き」と告白されて動揺のあまり冗談にしてしまう
・飲みの席で社長にキスされそうになり、穂神のおかげで間一髪になったが、穂神は社長をかばったと思う
・それでも気になり、穂神が例の女とデートの席へ邪魔しに入り、穂神に怒られる
と、全く話合いもせずに後半一人でドツボに堕ちていっている。

一方、穂神は真っ直ぐで正直な一意に惹かれたというところはわかるが、さほど接触もないのに。それがいきなり「好き」という行動に移るのが不自然だった
その後、それをフォローするように穂神の友人という男に「彼は天然だから」と言わせている。

女性とのデートで怒ってから3週間後、いきなり一意の家に押しかけて、押し倒すこのたった10数ページで決着をつけさせるところがあまりにせわしない。
加えるなら、穂神はゲイなのか?バイなのか?余り穂神に関する叙述がないので正体不明な部分が大きい。
一意の学生気分と社会人のギャップを感じ始める入社一年目の心情と立場は、とても上手い具合に表されていたと思うが、いかんせん、恋愛部分が足りなかった~!
題名もキャラも悪くないんですが、活かしきれてない感じがいなめません。

1

このふたり自分たちが男同士って事に関しては あんまり悩まないのが不思議でした。

ファミレスチェーンを手がける会社でのリーマンものなんだけど。
イケメン社長の横に佇む真面目なメガネ秘書を地味って表現してるんだけど
『地味カレ』というほど地味じゃないと思うんだけどな。
そんな地味なメガネ秘書と、正義感の強い率直な新入社員というCP

主人公は、新人社員なので主に仕事の話がメイン。
学生気分が抜けきらない自分に気づいて、凹んだり、がんばったり・・・
非常に地味な仕事の話に、読者はやきもきさせられる。

なぜだか、派遣切りで職を失ったおじさんがコンビニで万引きをするなんていう
場面にでくわしたときの正義って何?
みたいなことを盛り込む必要性にはちょっと疑問符。
なんか悶々と考え込んじゃったじゃんかよ。

自分がすべきことは何なのか、よくわからないけど
もやもやとしたら行動しちゃう受けの瞬発力に攻めは惹かれるんだけど
うん、そのあたりはよくわかったんだけど

このCPふたりとも、別段ゲイじゃないです。

いろいろ悩むけど、このふたり自分たちが男同士って事に関しては
あんまり悩まないのが不思議でした。
恋愛展開は、終盤にバタバタっと動いてラストスパートが早い早い早い。
描きたかったのは恋愛って感じがしなかったよ。

告白しあってすぐエッチしてノンケが「挿れて・・・挿れてっ」って言うか?
もちょっと葛藤すんじゃないのかと。
仕事のエピソードにあれだけページを割くくせに
恋愛心理とかベッドインまでの過程にページ割かないって
納得できないんだけどっっっ!

1

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