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小林典雅 カズアキ
風呂敷
ネタバレ
昭和初期の、全寮制男子高校を舞台にしたお話です。 主人公の捷は、見た目は繊細な美少年なのに、バンカラ学生に憧れて制服を改造しようとする等、時代の薫りをくゆらせつつ、少年たちがとっても生き生きとしていました。 小林典雅先生の書かれる文章は、いつも楽しくて好きなのですが、今回は主人公たちが外国語を勉強しているのに合わせ、文章の要所要所にドイツ語を織り交ぜているのが秀逸でした。 個人的…
ななつの
大正時代の男子寮を舞台にしたお話。様々な年齢の男子が集まる全寮制の高校で起こる恋!となると、雅な予想をするのですが、捷が鈍感でウブ、かつ領家が不器用なので可愛らしく楽しいお話となっています。 前半は捷視点、後半は領家視点。後半の領家視点が入っている事で、萌が倍増です…! 素敵な先輩が当て馬なのですが、捷はこちらとお付き合いしたらべたべたに甘やかされてそれはそれで幸せだったのかもなーと思…
潤潤★
失礼かもですが、珍しく笑いを誘わない真面目なお話…と、読み始め。 終わってみれば、やっぱり典雅さんや~!と同時収録作品にやられ。 しっとり真面目なお話から一気に崩れた読後感に大満足です。 時代は大正。 男子校の寮生活を大正時代モノで読むのが初だったので、新鮮でした。 受けさんの捷は、童顔で可愛く真っ直ぐ素直で色事に疎い新入生。 この時点で「まさかの、か弱い健気受け…?」と、うじうじ…
雀影
昭和初期の私立学校の学生寮を舞台にしたお話。 このごく限られた平和な期間の時代設定が、上品で善良で初心な男の子たちの初恋物語に絶妙に似合っている。 前半は鞍掛視点。 鞍掛自身が初心なので、なかなか周りの思惑や自分の感情に気づかないが、自分の中にある感情が何なのか見極めたら、結構潔い。 後半は領家視点。 こちらは、最初の出会いから一目惚れして、心の中は大嵐で右往左往の乱高下。 でも、心と…
snowblack
昭和初期の寮制旧制高校が舞台の、典雅風青春ストーリー。 『摩利と新吾』が好きだった(=無自覚に腐っていた)思春期の記憶が活性化し うわ〜、旧制高校のドイツ語(スラングですね)だあ!とそれだけでテンションが上がる。 うん、面白かった。 なんと言っても主役2人のキャラクターがすごく好み。 小林作品のキャラはきらいじゃあないけれど、ツボ真ん中ってことがあまりなく そういう意味では今まで読…
M+M
本編の番外編15作品の小冊子です。 本編が未読だと「ふーん仲良しだね」だったんですが、本編を読んでから読むと、後日談の二人の甘さにジタバタしそうになりました。 私が一番印象に残ったのは、「溺れる人魚」の番外編「ひとりじめ人魚」です。反省したとはいえ、遊び人の桂(攻)に本編読了後もなんとなく不安を抱いていたのですが、眞生(受)にメロメロだという心中が分かり、ホッとしました。これ、これが欲…
vine
とにかく出てくるキャラクターが可愛いです。 特に受けのキャラが甘いお菓子に例えられたりと、ふわふわのイメージで容姿を想像しやすいです。 ドイツ語の多様も作品の雰囲気にあってて面白い。 昭和初期の児童文学を読んでいるような気分が味わえます。 学園モノも時代が変わればまた雰囲気が変わりますね。 こういう学園モノのBLを読んだことがなかったので、とても新鮮に感じました。 シリーズ化し…
小林典雅 おおや和美
西野ななせ
おおやかずみ先生の挿絵に小林先生の年下攻めという私にとって素晴らしい一冊です。 某ドラマを見て年下攻めに再熱し再読しましたが萌えが詰まってました。 泉野くんのハイスペックさと優しさとツンデレ加減にキュンキュンしまくりました。 攻めも受けも良い子で優しい世界です。 エロシーンは少ないですがキュンが止まりませんでした。 おすすめです。
久江羽
大変久しぶりにレビューしたくなりました。 当初表紙を見て、こんな可愛らしい少年たちの話では、典雅さんの面白さが出しにくいのではないかと思ったのですが、そこは問題なかったですね。 しかし、評価がマイナスになった理由がそこにあります。 私としてはもう少し大人な感じのイラストでお願いしたかったなと・・・ 内容に関しては他の方が書かれているので、いつも私が典雅さんに期待している『道徳的』な部分…
てんてん
本品は『若葉の戀』の フェア書店限定特典ペーパーです。 本編後、捷の妹である茜視点で 夏休みのある日が語られています。 茜は兄の捷が大好きです。 今年も夏の間、 兄が友人の草介を連れて帰省し とても楽しい毎日です。 今日は2人が映画に行くというので 一緒に行きたいと言いましたが フロイントシャフト成立の記念だからと 断られてしまいます。 優しい草介なら…