小林典雅さんのレビュー一覧

武家の初恋 小説

小林典雅  松本花 

陰間茶屋での様子が、私には地雷だった……

小林典雅作品は再読率が非常に高いのに、こちらは一度読んだきりだった作品。
何かもやっとするところがあった気がするけれど、思い出せず状態での再読。

あぁそうだった……
受けが、女形で陰間茶屋で客をとる色子なので、育ってきた背景が悲惨だったんだわ……。
しかも時代が時代なので、精通も声変わりもまだの頃から客を取らされる。

受けが来るのを部屋で待つ間に、隣の客間からヒヒジジイと声変わり…

1

王子ですが、お嫁にきました 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

くすっと笑えて、プッと吹き出して。

作家さん買い。

異世界トリップロマンスですが、舞台はあくまで現代日本。
だから、ファンタジー読むのめんどくさいなぁという私みたいな人でも、苦労せずにスラスラ読めます。

運命の相手との出会いを求めておとぎの国からやってきた純粋培養王子さまと、リアリストではあるもののなんだかんだ面倒見の良い警察官との同居生活。
プラス、王子様のペットであるリスのピム。

私はこのピムの存在に癒され…

5

新書館創立60周年記念 ディアプラス文庫フェア特典書き下ろし小冊子 A グッズ

人気作品のその後が読めて最高でした

驚いた事にこちらの小冊子に載ってる作品は、全部本編を読んでいました。

まずは安西リカ先生の『バースデー』より「エコー」ですが、こちらは本編を読んだ時にかなりの衝撃を受けた作品でした。その後が読めて感無量でした。
百合原と滝本が保護猫を飼っているのですが、猫に付けた名前にちょっと驚きました。二人とも仲睦まじいのですが、三希の気配になんとも言えない気持ちになりました…。

そして一穂ミチ先…

2

新書館創立60周年記念 ディアプラス文庫フェア特典書き下ろし小冊子 A グッズ

竜ちゃんとバースデー

竜ちゃんの番外編読みたさにget。あーんが大好きなので萌2にしました。以下5編中本編読んでいる3編についてのみコメント。

1.安西リカ先生『バースデー』番外編
  新しく迎えた保護猫と二人で暮らし、新聞配達を続けている百合原。
  いつもの時間にいつものように滝本の側で仮眠をしたのですが・・・というお話。
  なんとなんと、あの方に再会できました(涙)。
  本編最後が気になっていた…

3

王子ですが、お嫁にきました 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

作家としての姿勢を推したい

作家買いです。
まず『今』読むのにとても意味のある1冊だと思います。
毎作品『書いた動機』がしっかりされていて、しかし読者には一貫して『元気になってもらえたら』という気もちが詰まっています。
そんな小林先生の1年ぶりの新作。
ファンタジーと現代日本が舞台です。
全体的に「都合がよすぎる」と思わないこともありません。だけどげんなりするニュースが多いなか、夢物語に浸かって息抜きをし、あすもそ…

4

王子ですが、お嫁にきました 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

前半は凄く盛り上がりました

お初な作家さん。

王子受け大好きです。
身分の高くない…どころか(受けにとっては異世界人でもある)現代人攻め…好きです。

期待に包まれながら読み始め、むちゃくちゃいいじゃん!!!な気持ちでしたが、後半の評価はガックシ。
あれ…これ攻めは同一人物だよね??
どえれぇ甘々な言葉をペラペラ言うもので脳が混乱して、健気でピュアな王子に萌える暇がなかった…?
作者のテンション上がっていた…

4

密林の彼 小説

小林典雅  ウノハナ 

ジャングルで恋なんだぬ

朗らかなテレビマン×ツンデレゲイの美貌の研究者です。

タイトルに使った「〜だぬ」というのは作中の小ネタですが、こういうのを入れてくるセンス、どうでもいいタイミングで笑わせてくる感じ(失礼)がまさに典雅節で、あ〜先生の作品読んでるわ〜と味わわせてくれます(笑)。

トラブルによりたった1人でジャングル奥地に取材に行くことになった攻。そこでダヌワ族という人々の研究をしている日本人である受の協…

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王子ですが、お嫁にきました 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

王子様

先生買い。通常運転で面白かったので萌にしました。攻め受けとも麻々原先生の挿絵がぴったりな印象の王道話、本編190頁ほど+あとがき+後日談6p。くすっと笑えるファンタジーがお好きな方でしたら良いのではと思います。

もうすぐ二十歳の誕生日を迎え、隣国の王女と結婚することになっているアシェル。どうしても本気の恋をしてみたいと、願いが叶うという泉に飛び込んでみたら、たどり着いたのは日本の警察官、葉室…

3

王子ですが、お嫁にきました 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

安定感の楽しさ

独身寮住まいの警察官岳と、異世界から来た王子アシェルのお話です。

あらすじを読んだときから、なかなかハードルが高い話だと思いました。
まず、アシェルが異世界から来たということを岳に信じさせること。
次に、ゲイでない岳がアシェルを好きになること。
そして、異世界を離れて、戸籍のないアシェルが警察官の岳と暮らせるのか。

覚悟をしていてもやはり家族いっさい捨てて生きるというのは読んでて…

6

『王子ですが、お嫁にきました』ご購入特典書き下ろしペーパー お邪魔虫が多すぎる グッズ

王子様は好奇心がいっぱい

本品は『王子ですが、お嫁にきました』の
フェア書店特典ペーパーです。

本編後、帰宅時の新ルールについのお話です。

数日前に、
夕食後に岳と仲良くTVドラマを見ていたアシェルが
主役のゲイカップルが節をつけて帰宅の挨拶をしている
シーンを気に入って自分もやりたいと言い出します。

ピムの前でやるにはハードルが高く
これってバカップルのすることだと思った岳ですが

ドラマ…

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