total review:280904today:31
ようこそ!ゲストさん
無料会員登録
ログイン
ログイン 無料会員登録
1/3(合計:28件)
山藍紫姫子 小島文美
renachi
ネタバレ
絶海の孤島に閉じ込められた少年たちの物語。 最後はずっとまだ何かあるはず、奈落に落とされるはず、と戦々恐々としながら読んたが、驚きの甘々エンドだった。いくら自分が生きるためとはいえ、やらかしたことが半端ない内容なので、天罰みたいなものもなく終わってびっくりした。 前科のある親に捨てられた少年たちを集め、違法薬物のようなサボテンを作らせる島が舞台。設定がしっかりしており、個性豊かなキャラもた…
とこぽん
孤島に閉じ込められた少年たちが暴力と性に狂っていく物語。 倫理観ガン無視で官能的な世界観が素晴らしいです。 主人公の秋生がモブおじさんに突っ込まれたり、突っ込んだり、他の少年と複数プレイしたりくんずほぐれず。 登場人物が多くて1回目は名前を覚えるのが大変だなとは思ったのですが、キャラの個性が強くてすんなり覚えられました。 ラストどうなるかちょっと怖かったのですが、個人的には満足いく終わり方…
カラフル
山藍先生のAllアダムのクローズドサークルものです。 BLものにある、或る場所に男性ばかりが集められるという設定には、それなりに納得できる理由が必要です。設定が不自然だと話に入り込みにくいです。この小説では、犯罪を起こした青少年の更生のための島という名目で入りやすかったです。角川文庫から出版されていますが、なかなかノワールな内容で耽美度も高く、最後までハラハラドキドキ楽しめました。BLゲームの「…
ふばば
元々は2000年発表なんですね… 矯正不可能の不良少年たち。 彼らが家族から見放され、後は死んでもどうなっても良いという前提で「闇の保護司」宛てに送り込まれる絶海の孤島「ホーリー島」。 そこに今送られていく明生。 すでに島で数年過ごしていた絶世の美形・クリス、その他の少年たちの地獄のような収容生活が描かれているわけですが。 これはどんな順序で読むかで感想が変わりますね… 発表直…
しろたん9610
面白かった! 耽美っぽさはやや少なめながら、映画のようなハラハラ感。現代日本が舞台のためか、「アレキサンドライト」や「色闇」よりかなり読みやすかった。 ストーリーは明快。少年院を出て、親に引き取りを拒絶された明生が連れてこられたのは、絶海の孤島の更正施設。そこには同じように犯罪者となり、親に見捨てられた少年たちが集められており、とある暴力団が極秘裏に少年らに違法薬物を栽培させている。 支配する…
吉原理恵子 小島文美
ラムレーズン
あらすじの通り、愛が憎しみに、光が闇に。真実と偽りの扉を開き間違えた…ストーリーでした。でも真実の扉は開かれ闇が光になります。まさにキラの鎮魂歌。世界背景もとても美しく表現されているので、ひとつひとつの光景が目に浮かぶように作品の世界観に引き込まれます。BL特有の性描写に関してはないと言って等しいです。あるにはあるのですがエロエロしさがありません。無いからこそストーリーの良さが際立っているように…
fandesu
電子書籍で読了。挿絵なし。あとがきあり。(私は『ネメシス』シリーズは未読です) 私が山藍さんのお話でグッと来る所は『そこから逃げ出せない関係性』なんです。「好き好き大好きーっ」って言うのではなく、相手を想えば憂鬱になってしまうのに、それでも逃げ出せない関係。 このお話の『逃げ出せない』は『孤島に捕らえられて逃げ出せない』っていう物理的なもの。あれ?あたしの読みたいのとちょっと違うぞ。 …
さぼ
電子書籍を購入。 挿し絵なし、あとがきあり。 もともと「タリオシリーズ」を読了しており、関連作ということで本作品が気になっていたものの、読む機会がなくてそのままにしました。 今回、ひょんなことで手に取ることに。 すっかり、「タリオシリーズ」の内容も忘れたまま、読み始めました。 痛くて、エグいとの評判でしたが、それほど気にならずに読み終えることができました。 が、タリオシリーズ…
クシナダ
主人公にまったく共感できませんでした。自分を非合法な島に閉じ込めた義父を、彼はドヤ顔で糾弾しますが、連れ子が暴走族に入りやりたい放題しているときに妻の妊娠が分かったら、どこかに閉じ込めたくなる気持ちも人情として分かります。 彼の理論は甘ったれのクソガキのものでしかありません。 それだけならキャラの個性で済みますが、作者の肩入れがプラスされるともうイライラして仕方なくなります。青春ものとも見れま…
ポッチ
昭和59年に初出した作品だそうですが、この当時、こういう雰囲気は主流だったよなあ…、と感慨深く読みました。内容は書いてくださっているの感想を。 とにかく受けが健気。報われることのない不憫さに思わず落涙してしまうのですが、それが「不幸」というだけではなく読者の胸に訴えてくるものがあるのは、キラのひたむきで真っすぐなルシアンへの愛情と、彼の持つ芯の強さに心惹かれるからでしょうか。 出生から恵ま…