小山田あみさんのレビュー一覧

探偵見習い、はじめました 小説

いおかいつき  小山田あみ 

大人は急に変われない

主人公の祐介が、顔も知らない父親の訃報を機に彼が営んでいた探偵事務所の面々と関わっていくお話。いおかいつきさんの作品は色々読んでいますが、中でも好きな作品の一つです。口絵(2枚目)がとてもとても素敵で、ため息が出ました。ほう…小山田あみさんのイラスト大好きです。

良いな~というところは色々あるのですが、登場人物がそこそこ多いのに適材適所に登場して全員にちゃんと役割があったのが一番良かったです…

2

楽園彼岸~溺れる劣情~ 小説

夜光花  小山田あみ 

どうなっちゃうの?どうなっちゃうの??

表記はされていませんが「楽園彼岸~溺れる劣情~」「楽園彼岸~蝶の褥~」で上下巻という構成になっている作品の上巻で、夜光花さんの面目躍如とも言うべきサスペンス作品です。うむ…怖かったです。

敢えて下巻は読まずにレビュー。どうなっちゃうの?どうなっちゃうの??とハラハラドキドキしながら読みました。ちなみに「エロ度」は「エロエロ」ではなく「標準的」だと思います。そういうシーンは確かにエロエロですが…

3

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

経緯が、ご都合ですかね

登場人物はほぼメイン2人、そこにおまけ設定程度に攻めの彼女と受けの元彼がいます。その両名とも、完全な当て馬。
結果、攻めと受け共々、自意識過剰な中学生レベルの恋愛観でしか行動していないように思いました。
こんな人たちに振り回される周りは大変だわ。
ノーマルだった攻めが受けの先生を好きになった経緯がゆるすぎてよくわからず、先生がこの攻め君を好きだったんだか好きになったんだかのアレも、なんだか曖…

4

甘美な毒に繋がれて 小説

犬飼のの  小山田あみ 

料理教室必須アイテムのまさかの使い方

作家買いの先生の1人なので料理教室が舞台であることから
同作家さんの「料理男子の愛情レシピ」と
レーベルが一緒だしスピンオフか何かかなぁ~♪レベルの認識で
(※ちなみにスピンオフではなかったので、ご安心を)
ポチっていたのですが、到着をした本を手にとってビックリ!!!

あらすじに踊る15歳攻め、そしてまさかの自傷という文字\(^o^)/

え?え?攻めが15歳ってのにも驚愕だけど…

3

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

溶けて染み入る言葉は美しくてそしてイタイ。

この作者さん数冊読んで、一番心に染み渡った作品です。
そんなわけでこの作者さんの作品を好まれる方には、うーん、結末的には向かないのかもしれないなあとは思いました。
わたしは、情緒やその他の極端な比喩的な表現をあまり好かないのですが、この作者さんの表現は、一言も逃してはいけないなあと感じました。主人公の心情を一番的確に表現している言葉なのだろうし、対象者の心情に全く共感できない時にも、その表現で…

5

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

公衆の場では読まない方がよいです

活字中毒で通勤時にBL乱読してます。
凪良先生は何冊か読んでましたが、
挿絵の先生があまり得意な方ではなかったので、後回しにしてました。
小山田先生ごめんなさい。

すごく速読なんですが、この本はかなり味わって読まざるを得なかったです。たたーって読めない。言葉がもったいなくて、一字一句をきちんと追いかける。
優しい言葉が山のようにあって、でもほんとの自分(私)にはもたらされない言葉ばか…

10

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

タイトルが秀逸ですね

読み終わって、こんなにしみじみとした気分になるのは久しぶりです。最後のSSで泣きすぎてしんどいです。
この話は、BL的萌えというよりか、愛することについて深く感動させられる類のものでした。 記憶障害に関するお話は、BLに限らず涙を誘うものが多いですね。このお話では、おじいさんになっても全く全ての記憶が無くなっているわけではなかったので救いがありました。何せ、愛するつぐみのことは一時も忘れなかった…

7

好き嫌いはイケません。 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

ちょっとケンカップル?

よく考えればツッコミ所は色々とあるわけだけど、イケメンのノンケさんが思いがけず男に告られ、あら、その道に入っちゃいましたとゆー話、こういうの好物ですのでサクサク読んじゃいました。
このCPは、出版社社員、雑誌の編集者にして有能なインタビュアー志生野樹xイタリア帰りの社員食堂シェフ番匠達彦。
志生野と達彦はお互い「顔良し、背高し、有能、生意気」の同族嫌悪で、初対面からピリピリ、顔を合わせれば喧嘩…

6

美しき標的 小説

愁堂れな  小山田あみ 

伝説の父を持つ同士のジュニア対決

伝説と名を残すSPを父に持つ卿は、頭でっかちな優等生。
一方の伝説の刑事の息子は「優秀」と「しょうもない」の両極端に評価される一見アウトロー的な刑事。

水と油のような二人が出会ったのは来日した外国要人が前回来日した時の殺人容疑の捜査でのこと。

卿が頭のいいお坊ちゃんで確かにSPとしても優秀なんでしょうけど、犯人逮捕のために自分を囮にしてやられた挙句政治的取引で帰国を許すことになったの…

1

追憶 コミック

小山田あみ 

小山田先生のコミックスがあると知り・・・

最近、小山田先生の挿絵にはまった者です。
読んでいて、面白かった~!!と言う小説達が、作者様は異なっていたものの、挿絵家様は偶然にも小山田先生ばかりだったんです。

それで興味をもちまして、そういえばコミックスとかあるのかな?・・・と検索し、この作品と出会いました。

表題作はレトロな香りの漂う時代の物。
小説家と編集者の因縁と憎悪から生まれる恋物語です。しかも、親子2代もの。
お話…

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