小山田あみさんのレビュー一覧

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

ほんとに泣けます。

最近やっと読みました。
もう、今まで読んでなかったことを後悔するほどいいお話でした。この作品を読んでいない人は本当にもったいないです。

記憶障害になって苦しんでいた彼も、大切なことや楽しかったことを忘れてしまっても本当に幸せそうで良かったです。

あとがきで最後のエピソード入れない方がいいと言われたそうですが、私は最後の最後まで幸せだったであろう2人が読めて本当に良かったです。最後のエ…

6

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

途中から驚愕の急展開

電子書籍で読了。挿絵はありません(残念!)が、あとがきはあります。

あとがきによれば『オヤジ受け二作目』とのこと。
紙の本は2009年刊行ですので「中原さんでも二作目なのかぁ……オヤジ受けってまだ10年経っていないジャンルなんだなぁ」と感慨を深くしました。オヤジが愛でられるの、私は好きです。

幼い頃に『同性に言い寄られる魔法』を妖精にかけられた皆川は、異性には『ジミヘン(地味で変な奴…

2

買われた男 小説

野原滋  小山田あみ 

11歳差だけど。

表紙の印象→買った受を監禁して好きにする、攻に情が移って好きになる、ありがちな内容だと思ってました。 そういうのも好きなんで購入したんですが、そんな単純な話じゃなかった。
11歳差だけど、読むほどに精神年齢が逆転していくような印象。
それがなぜかと言うと父親のせいなんですが…。
DV男も嫌だけど、こういう得体の知れない怖さを持つ賢い男も嫌。
しかも子供っぽさも残るというキミ悪さ。
こんな…

6

詐欺師は恋に騙される 小説

  小山田あみ 

作者様の狙い通り

作者様があとがきで言われる通り
「かわいい詐欺師」でした。

ストーリー自体にもそんなに大きな驚きなんかはなく
(パソコンから抜き取ったものは少し意外だったけど)
とにかく佑真がかわいい、という感想。

詐欺師の手管として自分の可愛げを利用云々というよりは
幼い子どものかわいらしさという感じか。

亮治の件もきれいに片付いて良かったかな。
貴史の強さ・優しさだとか佑真の素直さ…

4

幽霊狩り~ヘル オア ハイウォーター1~ 小説

S.E.ジェイクス  小山田あみ 

ボリュームがあるが、止めどきを見失い一気に読んでしまった。。

海外小説ならではのスケールが大きくスリル満点な展開に引き込まれ、気付いたら最後のページでしたww著者も勿論ですが、ハードボイルドな原作の臨場感をリアルに伝える訳者の方お見事です!

プロフェットとの長きにわたる公私ともに渡るパートナー生活の上に出したトムの巻末での選択に「普通逆でしょ!!」と呆然としてしまった。結末が海外小説らしく皮肉がきいてるなー。トムの心情や身の上を考えると、当然…

7

闇を抱いて眠れ 小説

秀香穂里  小山田あみ 

サスペンス調

本編と、本編よりも長い書き下ろしの2編です。

「闇を抱いて眠れ」
ある晩、武田が経営するゲイ専用のバーに、酔って正体をなくした1人の男が現れた。大怪我もしていたので仕方なく一晩泊める武田。
だが、この男は自分は記憶がはっきりせず自分の名前も下の名しかわからない、所持品もなく、だが自分は誰かを殺したかもしれない、と言い始め…
…と何ともサスペンスな出だし。
この男・直哉に警察にも病院に…

5

共鳴 小説

真式マキ  小山田あみ 

読みやすいのだけれど

初読みの作家さまですが、小山田さんの描かれた美しすぎる表紙に釣られ購入。という事でレビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。





主人公は駆け出しの画家・友馬。
ほぼ彼視点でストーリーは展開していきます。

子どもの頃に両親を事故でなくした友馬は、大御所の画家である堺に拾われて以降、彼に絵を習い、そして金銭的な援助をしてもらい生活している。
けれど、彼はとある理由によ…

8

探偵見習い、はじめました 小説

いおかいつき  小山田あみ 

これもシリーズ化されたらいいのにな!

BL物の受け主人公にしては珍しく、あまり色気を感じない祐介でありますが、
その必要性を感じない……というか、
感じる暇もなくテンポよく話が進んでいき、
さらに祐介視点で描かれているので、ラブい展開も前半ほとんどありません。
これが、攻めの石堂視点で描かれていたら、また違ったのかなと。

BL色薄そうな感じもするのですが、じつはそういうワケでもなく!
それなりにそれなシーンはあるのです…

1

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

きれいな作品

買うか悩んでようやく読むことができました…
この作品に出会えて良かったと思えるくらい、素敵な作品でした。

つぐみが別れてだいぶ心に傷を負っていましたが、それを埋めていく朔太郎が結構くっつくのに時間がかかり、読んでいてもしかしてくっつかないのでは…とハラハラしました(笑)
凪良先生のスピードで、ゆっくり二人が近づいてはまた少し離れたり、美しい風景描写が散りばめられていて、綺麗な小説だと思い…

5

仮面の秘密 小説

秀香穂里  小山田あみ 

執着S攻め x 生真面目愛され受け

本作の前に「挑発の15秒」という2005年発表のCMプランナーBLを読んだのですが、主人公2人が車の新CMで社内コンペで一騎討ちするその車が本作の舞台・ハシバ自動車の「グレイスG」というスポーツカーなのでした。
設定だけなので「挑発の15秒」が未読でも全く問題ありませんよー。

で、「仮面の秘密」。
表紙絵は素晴らしすぎる耽美性!でも同時に「お仕事BL」でもあります。
主人公は2人ともハ…

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