小山田あみさんのレビュー一覧

ヴィジュアル★プレス ~えっちな下着を穿くだけの簡単なお仕事ですっ~ 小説

川崎かなれ  小山田あみ 

熱いお仕事BLです

とってもアホエロっぽいタイトルですが、熱いお仕事BLでした。

そして、愛知県が舞台のご当地BLでもあります。県民ならニヤリと来るご当地ネタの数々。BL作品は多々あれど、なかなか愛知が舞台の作品にはお目にかかれないので、大変楽しく読ませていただきました。

包容力のある攻めと、純情な体育会系受け(巨根)がお好きな方におすすめです。


内容ですが、元キックボクシング世界王者で現在無職…

4

華は褥に咲き狂う~鬼と剣~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

これぞ時代劇的エンタメ

御台所攻め、打掛け攻めの続編。
前作は「神」評価でしたが、こちらはちょっと下がる。
話は文句なく面白いですし、イラストも最高。
でも、世代的なものでしょうか、完全に、かのマツケ○サンバの○平健さまの「暴○ん坊将軍」そのものの展開がBL脳の妨げになってしまった…
貧乏旗本の三男坊と火消しの頭、有能な町奉行。まんまですやん。
今の若い人って「時代劇」はあまりTVで見ないんでしょうが、逆にそう…

6

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

こ、これが噂の…

…御台所さまなのですね…
いや〜…この読後感。なんか凄いもの読んじゃった。
江戸時代のパラレルなんでしょうかね。男同士の結婚もありの時代もので、それでも世嗣ぎ必須の「将軍」の正妻はやはり「女」が当然のはずなのに、輿入れしてきた公家の姫はまさかの「男」という物語。
しかも、当初から将軍様との会話用の口調と仲間内での口調が全く違っていて、何か企んでる?本当にあなたはいい人なの?と疑問を持ちながら…

10

灼熱のカウントダウン 小説

  小山田あみ 

薄っぺらい

近未来?もの
設定の既視感が凄かったです
海外ドラマとかにありそうな設定を薄くなぞった感じ
もっと丁寧に描いていただければシリーズ化で何作も楽しめそうな素材ではあるんですが
世界観・キャラクター・濡れ場・展開全てが薄っぺらいのでハマりませんでした
予定調和というか…捻りが全然無さ過ぎて盛り上がらない
資料集めを全然してなさそうな薄さ
BLは萌えさえあればいいと思っていますがこれはいく…

2

欠けた景色 In Plain Sight 小説

ジョシュ・ラニヨン  小山田あみ 

うまい

読み切り中編。

アドリアン・イングリッシュが良かったので、積ん読だったこちらを手に取りました。

非常に読後感よく、またうまいなとうならせられる佳作でした。

FBIのナッシュは地方に短期滞在中、地元警察のグレンに会う。出会ってすぐに、かけがえのない相手だと感じた二人。しかし、普段は遠く3千キロ(に訳してあったと思う)離れた地で仕事をする二人で、別れはすぐにやってくる。

別れの…

5

色悪幽霊、○○がありません! 小説

中原一也  小山田あみ 

小道具のキセルにやられた

電子書籍で読了。挿絵有り。

昭和初期の色悪なオヤジに着流しはまあ定石として、キセルですよ、キセル!
渋い。
お話は皆さんが書いているように『アホエロトンチキ』なのですが、攻めの土方は普段のC調(死語?)ぶりに反して頼りがいがある『中原さんのオヤジ』で惚れ惚れするほど格好いいし、受けの安田くんは『いい人過ぎるうっかり君』という、これまた中原さんの定番の組み合わせ。
初めてのお店に入るほど…

6

色悪幽霊、○○がありません! 小説

中原一也  小山田あみ 

食べ物は大切に

カバーの、これぞ「色悪」っていう小山田先生のイラストにほれぼれしちゃうこの作品。
タイトルと作者名でも十分察せられるとおりの、安定のアホエロトンチキ話でした。
安田が相続した古い屋敷には、気風のいい色男の幽霊の土方が成仏できずに地縛霊としてさまよっていた。土方が成仏できずにいる未練とは?

土方の繰り出す、時代がかった下ネタの数々!
安田も、土方に無理矢理に憑りつかれちゃうんじゃなくて、…

4

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

ガテン系の中年おじさんってセクシー…!

みなさんの言われている通り、小山田先生のイラストの美しさといったら…
もちろんお話も素敵なのですが、相乗効果で素晴らしいです。

旧車の整備工として働く了くんが、上司のイケオジさん・八尾に抱かれる妄想をしちゃう、でも八尾には病気の奥さんが!
というストーリー。
中原先生の車に対する愛が文章にあふれ出ていて、あまり車に対して興味はなかったものの
「ほうほう」と感心して読んでしまいました。…

1

ヘル・オア・ハイウォーター3 夜が明けるなら 小説

S.E.ジェイクス  小山田あみ 

ラストに用意された更なる大きな謎に次巻への期待が高まります

電子書籍で読了。挿絵有り。

2巻は地方巡業でしたが、お話は再び、軍やらCIAやらとテロリストがらみの本筋に戻りました。大河ドラマです。それも日本の川ではなく、合衆国の、スケールのどでかい、まさしく『大河』。
1~2巻で散らばされていた数々の複線が回収される巻で、これがまた見事な回収ぶりです。「最大の謎は次巻に」なのですが、それを期待させる、引き際のけれんみの利きぶりも素晴らしい!
このシ…

4

黒獅子王の隷妃 小説

眉山さくら  小山田あみ 

甘々モフモフ

定番の執着物を読みたくて手に取ったのですが、意外と穏やかなトーンで肩透かしを食らってしまいました。
まず受けが名前も見た目も性格も女性のようで、男性同士の醍醐味を感じられませんでした。
燃えたぎるような憎しみがのちに愛に変わる!みたいなのを勝手に期待していたので。
攻めの王様もふつーに良い人で、受けを無理矢理自分のものにしちゃった以外は至極まともな感じです。
甘々な展開に耐え切れず、残念な…

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