小山田あみさんのレビュー一覧

淫魔を孵す 小説

沙野風結子  小山田あみ 

予想外に…

表紙イラストから、傲慢攻×美人双子の禁断の3P的なお話かと思いきや――!!
(表紙イラストだけでここまで妄想することに我ながら震えましたが)

予想外にオカルティックな内容でした。ただ、全体的に硬質な雰囲気のお陰であまり怖いとか湿っぽい印象はなく、面白い作品でした。主人公の宰(つかさ)と攻の鳥羽はそれぞれ強い個性の持ち主ですが、その背景にちゃんと理由付けがされていて、枝葉を取り除けばお互いを…

3

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

だから、『オヤジ』は五十を過ぎてから!(笑)

三十代をオヤジって言っちゃダメ!(笑)
……って思うのは、私がおばちゃんだから?!

それにしても思うのは、
このお話し、主人公がオヤジである必要性があったのかと……?
普通に普通の二十代でも良かったのでは?
どうもそこが気になって……もにょもにょ

でも、お話的にはとても面白く読めました。
前半と後半のギャップに驚かされ、正に「笑ったり、泣いたり」でした。
元彼たちには、そう…

4

あなたは僕を愛していない 小説

華藤えれな  小山田あみ 

トラウマ×トラウマ

ふたり揃って不器用&ツンデレ&素直じゃなさすぎるカップルのお話でした。

ミハイルは、ただでさえどん底な状態にある海堂にそこまでイケズな対応取らなくてもいいんじゃないの? と何度思ったことか。まぁ、そんな態度にも何か裏があるのであろうということは想像出来るのですけどね。それにしても酷い仕打ちの数々でしたよーー。

ミハイルの弟のマリオンは天使でした。マリオンが海堂のことを「…

5

極道はスーツがお好き 小説

中原一也  小山田あみ 

攻めがカッコ良い!

極道もののBLにしてはあまり痛いところが少ないので、極道BL初心者向きではないかと思います。きちんとBL好きなポイントも要所要所に散りばめられているのでドンドンと読めちゃいます。シリーズがかなり出版されているようなのでとりあえず最初の作品は押さえておかないと基本情報が分からなくなってしまいます。攻めの芹澤さんがとにかくカッコいい作品!エロに関しても一本筋が通った男 他の男がしたらちょっと危ない奴だ…

1

幽霊狩り~ヘル オア ハイウォーター1~ 小説

S.E.ジェイクス  小山田あみ 

面白い!

海外作品の翻訳本にはハマれないような気がしつつ
なぜかうっかり手を出したらどハマりしました。
おもしろい!
BLとか萌えとかより単純に読み物として面白く
ストーリーにグイグイ引き込まれました。
あ、キャラも魅力的です。とてもセクシー。

次巻も読みましたがその続きが待ち遠しいです!
ミステリー好きの方にもオススメしたい。


9

買われた男 小説

野原滋  小山田あみ 

甘々な話かと思ったのだけれど。

野原さんの前作『そらのだいじな旦那さま』がとってもツボだったことと、小山田さんの麗しい表紙に釣られ購入。

内容をざっくりと。すみません、ネタバレしてます。





主人公はフリーターの孝祐。彼視点で話は進みます。
信頼していた先輩に裏切られ、オークションにかけられてしまう事に。
裸にさせられ、ビデオの前で自慰行為を強制させられ、そして彼を買ったのは社交的で温和な父・庸一と寡…

12

思い出狂想曲 小説

剛しいら  小山田あみ 

要素は割とてんこもり。

美形で若くして経営者としても成功している績さん、アメリカ帰りのカメラマンの丈太郎さん、そして績さんの元カレはメジャーリーガー…。派手な登場人物が揃いました。

結婚式などを多く手がけるイベントプランニング会社を舞台に、ゲイの績さんとストレートの丈太郎さんが愛を育む物語です。

割と順調に恋愛は進行し、最終的にふたりが船上ウエディングパーティーを挙げるところまで行くのですが、そこに至るまであ…

0

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

腹黒な「犬」

「愛の言葉を覚えているかい」という題名のイメージから、優しい攻めが甘々メロメロに受けを愛して〜みたいなストーリーを予想していましたが、全然違いました!
予想通りに物語が進んでいくのは読んでて楽しいものですが、このように思っていたのとは違う展開で転がっていくのも、嬉しい裏切りとも言えるワクワク感を感じますね。

「愛の言葉を覚えているかい」
幼馴染もので、攻めはかなりのハイスペック、攻めは子…

3

華は褥に咲き狂う~鬼と剣~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

暴れん坊御台

大好きです、この夫婦。

前作では御台所の腹黒さの方が目立っていたのですが、今回は健気さや、夫が鈍感なゆえに苦労しているというのが伺えました。夫は容姿端麗で、分け隔てなく誰にでも優しく、将軍でありながら剣術の腕も立つから男女問わずそれはそれはモテるし、市井で起こったトラブルに自ら首を突っ込んだりなんかしてくれちゃうもんだから、いっときも気が休まらないみたいです。
花魁(というか島原の太夫?)…

10

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

貞淑な妻の概念が変わるよ☆

御台所(攻め)曰く『いついかなる時も、夫が望んだらすぐ尻を犯して差し上げられるように準備を整えておく。貞淑で愛される妻とはそういうものだ』…だそうです。

掌の檻が良かったので、他の作品も読んでみたくなり手を出しました。
時代小説とか好きなこともあり、見事にハマりました。
こちらの作品も執着攻めではありますが、掌の檻みたいな粘着質なものではなく、なんとも痛快な腹黒女装攻めとなっております。…

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