小山田あみさんのレビュー一覧

極道はスーツを愛玩する 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第5作

極道スーツも5作目となりました。
前作の「極道はスーツに契る」はかなりのドンパチで、ハードボイルド、バイオレンスな要素が多い作品でした。
対して、本作。
朴の事件も終わり、とりあえずは今まで通りの生活に戻った榎田。
ただ、芦澤と運命を共にするという覚悟がより深まっています。
そんな時、雑誌社より「テーラーえのきだ」と榎田本人に取材をしたい、という依頼があり…

↓↓ネタバレ↓↓

2

華は褥に咲き狂う~火華と刃~ 小説

宮緒葵  小山田あみ 

御台所さまの葛藤。

『華は褥に咲き狂う』シリーズの4作目。
『華は褥に咲き狂う』→『華は褥に咲き狂う~鬼と剣~』→『華は褥に咲き狂う~悪華と純華~』の続編にあたります。

恵渡幕府の第八代将軍・光彬のもとに純皓が輿入れして3年後、のお話です。序盤、光彬が将軍になった過程や、純皓が男でありながら光彬の御台所として輿入れしてきた経緯が書かれているので、この作品単品でも読めるかと思いますが、でもやっぱり前三作を読んで…

13

極道はスーツに契る 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第4作

本作は、前作「極道はスーツに刻印する」の続編的な展開です。
そして、ヤクザものとして振り切って過激展開へと進んでいます。
「〜刻印する」で芦澤と榎田を襲い、死んだはずだが死体が無かった佐倉の復讐劇は、まだ終わりません。
中国マフィアにより、榎田と諏訪が拉致され…
かなりのバイオレンスなので、この作品くらいから苦手になる人もいるかな。
第1作は「BL界の直木賞」だ!とレビューしましたが、言…

3

極道はスーツに刻印する 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第3作

極道スーツ、シリーズ化してひとひねりの展開から始まります。
榎田の元に弟子入りしたい、と懇願する青年・佐倉の登場。
しかし、彼の存在は非常に不穏なのです。
なぜなら、佐倉は、芦澤の忘れえぬひと・恵子に瓜二つで…
…という、もうこれだけで2時間ドラマ的エンタメ感がハンパないです!
そして本作の大きな目玉は!
堅気のテーラーであり、優しくて穏やかで、それでいて芯の強い榎田弘哉、
芦澤にと…

2

極道はスーツを引き裂く 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第2作

「極道はスーツがお好き」の続編として発表された本作。
私が「極道スーツ」を知った時はすでに堂々9作出ていてシリーズになっていましたが、初作の「〜お好き」の面白さが引き継がれ、ここからシリーズとして成立していったことがよくわかる作品です。
ヤクザの若頭・芦澤と、カタギの優しい男・榎田はしっかりと恋人になっています。
本作では、芦澤の榎田に対する想いが芦澤のアキレス腱である事をライバルに知られ榎…

2

極道はスーツがお好き 小説

中原一也  小山田あみ 

極道スーツ、シリーズ第1作

極道スーツ伝説はここから始まった……‼︎
私がBLを読み始めたごく初期に出会い、BL小説にハマり読み続ける元となった作品です。
この作品によって、BL小説の濡れ場表現というものに衝撃を受けたと言っても過言ではありません。
木原○瀬先生作品は「BL界の芥川賞」と称されていますが、それなら本作は「BL界の直木賞」だ…
何と言ってもエンタメ度が他の追随を許さない。
カップリングとしては、強引・…

6

捜査官は愛を知る 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

変態指サック男+書き下ろしプチ文庫全員サービスあり

「捜査官は愛を乞う」の続き。どすこいウサギは大変好きでしたが、変態指サック男が少々クドく感じられたため、申し訳ありません、萌でお願いします。丁寧な言葉遣いで好きな印象だったんですけど、「指サック、スキー」な態度が少々度を過ぎていたように感じまして萌が減っちゃいました。。。本編220P+後日談28Pほど。
あ、応募者全員サービス(500円払込+愛を乞うの帯+この本の帯)は5/31締め切りとのことで…

3

捜査官は愛を知る コミコミスタジオ特典書き下ろし小冊子 グッズ

変わらない日常と変わる未来

本品は『捜査官は愛を知る』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。

本編後、百合永視点での
玲於奈の健康診断の後日談になります。

部下からの定時報告を聞き終え、
百合永がスマートフォンを置くと
隣で愛兎と戯れていた篠森が
百合永の待ち受けを画面を見て
驚きの声を上げます。

篠森が捉えた画面は
数日前に百合永が自撮りして
設定した巨大うさぎとの
ツーショットだ…

3

捜査官は愛を知る ご購入特典書き下ろしペーパー グッズ

少しづつ家族になる

本品は『捜査官は愛を知る』の
フェア書店限定特典ペーパーです。

本編後、
篠森が半休を取った日のお話です。

篠森が半日の有休をとったその日は
12月にしては暖かい日でした。

玲於奈を外出させるには
ちょうどよい小春日和だと思いながら
篠森がいつもよりのんびりと
朝食を食べていると
玄関のドアが開く音がします。

特に連絡はありませんでしたが
百合永が帰って来…

2

捜査官は愛を知る 小説

鳥谷しず  小山田あみ 

暗躍する公安×錯綜する警部補+戦う兎

今回は警視庁外事課長補佐の警視と
新宿北署国際犯係長の警部補のお話です。

恩師の不審死の真相を追う受様が
攻様の関係に決着を付けるまでと
本編後の二宮家での出来事を収録。

政略結婚の末に生まれた受様は
不仲の果てに離婚してそれぞれが
新たな家族をもった両親の影響で
恋愛という情を信じていません。

受様は新宿北署の警部補として
刑事課国際犯第三係長として
忙しい日々…

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