小山田あみさんのレビュー一覧

Brave ―炎と闘う者たち― 小説

楠田雅紀  小山田あみ 

ジェイクの努力

ストーリーはアメリカが舞台で、そこで働く消防士のお話です。
ただ、受けでありイエローのイサムは消防士を目指し、努力してその道に進むのですが、大きな秘密とトラウマを抱えています。

そんなイサムを幼馴染として支えるのがジェイクです。
彼自身もイサムを支えながら自分の気持ちと、そして彼自身の体験した事件とも向き合っています。

舞台がアメリカで、さらに山火事などの非日常なのですが、ジェイク…

1

午前一時の純真 小説

水原とほる  小山田あみ 

不器用に純愛を注ぐ攻の気持ちに鈍感な受

古い作品のせいか、電子版には挿絵無し。

夏陰 -cain- 2003年
箍冬 -cotoh- 2004年

夏陰や箍冬とよく似たキャラと展開。
M気質の美青年が、たまたま助けた横暴な君主タイプの組長のお気に入りとなって、振り回されつつも愛していく。

夏陰より、攻の組長の気持ちがわかりやすいので、読んで楽だった。

だけど、受の鈍感さは、こちらの主人公のほうが上。
超鈍感。…

3

なれの果ての、その先に 小説

沙野風結子  小山田あみ 

文章は端正なのに、コントのような描写が残念でした

著者のお名前だけは知っていましたが、作品を初めて読みました。
すごくすごく、感想に困っています。

主人公が経済産業省の官僚で、特殊な生い立ちからとても自己評価が低い人なのですが、タスクという男娼と出会い恋をしたことから、仕事に対する取り組み方も変化し、きちんと自分自身と向き合って自分を大切にするようになる、というお話。

この経済産業省のお仕事に関する記述や、主人公の中小企業支援に関す…

1

はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

切ない思いが成就する時

元々乱れた生活を送っていた了が八尾と出会ったことによって人生が変わっていく、、、、。
ゲイの子にとって、好きな人が女性の人生の伴侶を既に持っていて、さらにその人も良い人で自分を可愛がってくれる。辛いんだろうな。自分の思いは打ち明けられない、そして二人が良い人だけに、離れるのも難い。
そして八尾への思いをダメなこと、悪いことという負のスパイラルに陥ることで、どんどん悪い方向へ向かう受け君。

0

君を殺した夜 小説

夜光花  小山田あみ 

切ない、攻めの想いが切なすぎる

同級生で、ある出来事から二人は互いに離れることに。。。

受けの幸也はイケメンで若い教師なので学校でもモテモテ。同僚の女性教師ともうまく行っており、女子サッカー部の顧問をしていることもあって、生徒からも慕われる存在だったが、そこへ中学で離れた攻めの聡が新任教師としてやってきた。

幸也は聡に対して過去の負い目があり、さらに色々なことで負けてしまう自分にコンプレックスがあり、聡を敵対視してし…

2

刑事に一途なメランコリック 小説

高月紅葉  小山田あみ 

2人の絡みは高糖度

刑事×ヤクザのカップル。
あまり手に取ることがなかった世界の作品でしたが、表紙に惹かれて挑戦^ ^

読んでみて。
ヤクザ情報、用語、内部の情報や相関関係を理解するのが難しく、全然読むペースが上がらない(泣)この作品、シリーズものだったんですね…。チェックしなかった…迂闊でした。

組織の何たらかんたらは右から左に受け流して読むと、そんなに難しい感じではないかも。たまにこれ、誰のセリフ…

6

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

バブみ上様

弱きものを助ける男気ある上様が甘く組み敷かれるとか素晴らしい設定。話の流れはとても好みだったのですが、どうも萌え転がれませんでした。
上様にメロメロなすみひろの淑やか時代劇口調はとても好きなのですが、豹変した男の台詞は現代的だしいかにも攻め口調というか…
行為も激しめだし口調も冷たく感じました。二人の初恋とすみひろの徹底した囲い込みは清々しい。

愛撫はしっかり目だけど挿入シーンは割とあっ…

0

アカサギ 詐欺師と甘い鉄枷 小説

沙野風結子  小山田あみ 

ラヴァーズ文庫

沙野先生と小山田あみ先生のタッグ作は、なんていうかもう…攻めから滲み出る哀愁をグッと引き出してくれてたまらんのです。作者様の哀愁攻め?が好きなもので。

ヤメ検の恩田(バツ一子持ち)がアカサギ・槙に落ちていくストーリー。

自分の手に負えないと若手弁護士から恩田に持ち込まれた案件は、男をターゲットにした結婚詐欺。凄腕鉄面皮の恩田は、鮮やかに依頼者と詐欺師・槙の間に示談を成立させる。

3

淫獣~媚薬を宿す人魚~ 小説

中原一也  小山田あみ 

媚薬を体内に持つ健気受け(しかも強い)なんて最高

“あんなふうにいつもどおり接客をしているのに、その実、躰を疼かせているのかもしれないーーそんなふうに思うと、男を刺激された。”

kindle unlimitedで中原一也さん祭りをしているのですが(一人で)、こちらも良かったー‼︎
海に親しむ美男たちの情景、お話がシンプルでキャラが良い。

媚薬を体内に持っていて狙われる受け云々、身体をつなげた人間は云々、設定もエッチで素敵過ぎでした!…

1

刑事に一途なメランコリック 小説

高月紅葉  小山田あみ 

甘々。

高月作品の『仁義なき嫁』シリーズのスピンオフに当たる『刑事に×××』シリーズ。今作品は『刑事に×××』シリーズの5作目に当たります。

高月さん、大好きな作家さまなんですけれども、今シリーズに関してはひとこと言わせていただきたい。とにかく読む順番が分かりづら過ぎる…!巻数が多いことに加え、番外編だの同人誌だの、版元は違うし絵師さんも違うし、はじめから追いかけてる人には問題ないかもしれませんが、…

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