小山田あみさんのレビュー一覧

楽園彼岸~溺れる劣情~ 小説

夜光花  小山田あみ 

BLというよりミステリー

二巻で完結のストーリーです。
典型的なクローズドサークルのお話ですが、そこに子供の頃に(と言っても中学生には育ってましたが)関係を持っていたお隣さんのお兄さんと再会するところから始まります。

八年前の飛行機事故に発端があるのですが、ここに隼人と匠の関係は必要だったのか?と思うとなんとも難しい判断になりました。二人の恋愛模様が薄いので、BLとして楽しむのは難しかったかな。とは言え、夜光花さん…

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はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

即物的なのに純でいじらしく、切なくて地に足がついてる

世話になった愛妻家の男が好きで好きで、その男を思い浮かべる自慰や一夜のセックスを繰り返す美青年なお話。即物的なのに純でいじらしい、めちゃめちゃ良かったです。
冒頭からモブと絡んでるのですが、“尻が震える”「なんだ、このはしたないマゾ尻は」という言葉が最高でした(笑)
白石了と、白石が喘ぎながら呟く「八尾さん」、名前も素敵です。

母や血の繋がらない父に愛されず、早熟に育てられてしまった白石…

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おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

読んでよかった…!

地雷踏むのがこわいビビりなので、ほのぼの以外はレビューのネタバレを確認してから挑んでます笑
と言っても知りすぎてしまうとどうしても面白味無くなってしまうので、なんとなく流れを知っておくくらいですが…

購入してから数日おき、やっと読んだのですが、思ってた以上に素晴らしい作品でした!
わかっていても、100ページ超えたあたりから涙流し続けるくらい切ないけど心の底からしあわせなお話です。

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おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

途方もない~~~

しんどい時に読んだつぐみの本やつぐみと過ごすことで、そのままで良いんだよって許された気持ちになったって言うのが本当に本当に…胸が締め付けられます。

それだけ想いが深いから、寂しい思いはさせたくない。徐々に明かされてく真実と強さに苦しさ増す。記憶喪失ものかな?と、ぼんやり認識していたら似てるようで全く違う健忘症の朔太郎。どんどん記憶が抜け落ちて、抜け落ちたことにも気づかないってしんどい…

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不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

無自覚溺愛サイコーです。

面白かった~♥️
このシリーズ作品の最新作が出て、読んでみたくなり集めたので、次巻がどんなお話か楽しみ。
中学時に出会い~社会人になってからの再会もの。で、霊が視える主人公の歩(受)と黒いカゲをまとった西条(攻)のお話。心霊ものだけど、怖くないし、わかりやすいので、万人にオススメできる。

ストーリーも面白いのに、Rシーンもストーリーのテンポが崩れることなくちゃんと入ってて善き。
(訳あ…

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刑事に甘やかしの邪恋 小説

高月紅葉  小山田あみ 

うーーーん。

仁義なき嫁を読んでいて、どうも同じ世界観の別シリーズがあるのを知り、仁義なき嫁がちょっと飽きてきたのでこちらを読んでみました。神評価がとても多いですね。

うーーーん。
なんか刑事がひたすら犯されて悔しがってて。数十ページ読んでも繰り返しセックスばっかりしてて。しかも刑事は一応結婚してるし。ところかまわずエロいことばかり。

田辺は魅力的ですがなぜそこまで刑事こと大輔が可愛いのか共感しに…

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なれの果ての、その先に 小説

沙野風結子  小山田あみ 

攻めも攻められていいんですね(天啓)

攻めが攻めのまま攻められるのが大好きな自分としては神以上の神作品でした。
終盤の例のシーンは皆様も書かれている様に本当にすごいです。なので個人的に序盤のヤバさを書かせてください…!

まさか攻めが服を脱ぐ事に6ページ使うなんて…そんな作品他にないです(感涙)
風俗のキャストとしてプレイの一環で服を脱ぐんですが、受け同様読み手もじっくりたっぷり焦らされて、なんだか見てはいけないのに目が逸らせ…

5

獣はかくして交わる 小説

沙野風結子  小山田あみ 

コレは読み応えあり

ここのところ、甘い系のお話を読んでいたので、久しぶりにガッツリ男臭い話に夢中になりました。

組対刑事の鹿倉は、個人的な理由もあって、半グレ組織の東界連合を摘発することにかけていた。ある時、罠にかかって手がかりを得ようとしていた鹿倉だが、すんでのところである人物に助けられる。それがゼロと名乗る得体の知れない人物で…

鹿倉はゼロから情報を引き出すために、ゼロも鹿倉から情報を得たいと二人は近…

3

彼は優しい雨 小説

水原とほる  小山田あみ 

2人の仕事関係の描写がしっかりしている

水原とほる先生作品は初読でした。
1冊丸ごと表題作となっていますが、前半は2人が交際に至るまで、後半は受けが過去に付き合っていた男性が出てきて一悶着、と大雑把に分けることができます。

前半部分で受けが過去の恋愛でいろいろあったことを匂わせます(後半で詳細がわかります)。
そのこともあって受けは今回の恋愛はゆっくり進めようと思っているのですが、我慢できずに攻めを誘うような素振りを見せた場面…

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霧幻の異界の白虎と朱雀 小説

真式マキ  小山田あみ 

10年も待ち続けた執着愛



16歳の時(多分)記憶を失った状態で保護され、施設で教育を受け新たな名前を貰い、曲がりなりにも社会人としてやってきていた東野京(受け)。
ある日の飲み会の帰り、チンピラ数人に絡まれている女性を助けた結果、代わりに殴る蹴るに暴行を受けてしまいます。そして気がついたら見知らぬ場所にいてもっと怪しい人間に囲まれているにいうよく分からない状況に。
その地域の管理人の代理人いう少年に助けてもらい…

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