小山田あみさんのレビュー一覧

燃ゆる恋 小説

飛沢杏  小山田あみ 

もっとせつなさが欲しかった。

洋画家・椎名広之×塾講師・吉崎瑞歩

歪んだ恋の物語です。
瑞歩は高校からの親友・広之のことがずっと好きで。
一度は酔った勢いとはいえ、広之と互いに好きだと告白して抱き合うことになるのだが、翌朝に残ったのは恋の初々しさでもなんでもなく。
一瞬にして気持ちが消えてしまったかのような広之の態度に当惑する。
そうして、そんな広之を見ているうちに、広之は幼馴染みである和音が好きなのでは?自分は…

1

燃ゆる恋 小説

飛沢杏  小山田あみ 

ん~~~~~~~・・

「誰もが号泣した」の見出しに負けました。
そんなに泣けるというのなら泣かせていただきましょう(・∀・)!
意気込んで読んだんですが、個人的には無し。
小説とかって文章の相性もあるのでそっち系なのかな~という結論。
とにかくめんどくさい奴等!というのが全面に感じてしまいました。
主人公である瑞歩は、幼い時分に両親を事故で亡くし家を失った。奨学金で学校を卒業し、割のいい仕事につくことができた…

2

愛玩人形 小説

剛しいら  小山田あみ 

人形から人間が自立するお話です。

同じ作家さんで「人のかたち」という人形師の話がありましたが、今回の人形師の話はまたちょっと違った切り口と展開で大変楽しめるものになっています。
ただ人形というのは、人の心を映すものなんだなという点は同じ位置づけであります。

主人公・琴耶は姫丸家の唯一の男子なのに両親の元から離されて祖父母の家で人形を造って、ほとんど引きこもりのような生活をしています。
話相手は人形だけというちょっと変わっ…

2

愛の言葉を覚えているかい 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

挿絵萌えですv

商店街の幼なじみモノ。

フランス料理店の息子は味オンチで店を継げずにアナウンサーになり
穴子焼き店の息子は三代目として店を継ぎ
お互い25歳になった。

穴子屋は、アナウンサーの姉にほのかな恋心を持っていたら
突然つきつけられた「25歳になった光至(アナウンサー)と結婚する」という
幼い頃の約束・・・

穴子屋は、ぜんぜん記憶になくって
アナウンサーは、ずっと信じてきたと言…

1

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

来月~続編が出ると聞いて引っ張り出し読み返しました~\(≧▽≦)/♪

中学の同級生で再会もの♪
塾講師 西条希一 × 霊能力をもつ 天野歩(最終学歴中学卒)

中学3年生のときに同じクラスになり(席も歩の前が西条) 
西条の背に見える黒い影(いいものではない)が気になったのと
西条の容姿もいいし頭もいいのに人と関わりあいを持とうとしない事が気になりいつも見ているうちにいつしか好きになっていた歩。
だから、何とかして西条と接点を持ちたかったし黒い影を何とか…

3

罪喰い 小説

中原一也  小山田あみ 

弟をめぐって・・・兄VS女

酷いシナリオですが、さくさく読めました。
書道家の家の三人兄弟。

長男35歳で、ジゴロw
次男メガネで、サラリーマン?
三男が書道家で、世間知らず。

で、長男×三男というCPなんです。
三人兄弟の中で誰よりも書道の才能があると
見込まれた長男だったようですが
序盤、父親に「ロクデナシが!」と罵られるままの人物w

三男のことをずーっと想っていながら
女も男も食い散らか…

2

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

苦労人・高森様、お疲れ様です、ケーキをどうぞ。

前半コメディ、後半シリアスでしたね。

お股のゆるい魔性のゲイ・皆川(38歳のサエないオッサン)が本当の恋人を手に入れるまでのおかしくてせつないお話でした。

イラストが小山田あみさんなので、いくらサエないオッサンという設定でも、美しくなってしまうのは仕方がありません。
なので、サエないオッサンな部分は想像するしかないのですが、さえないくせに男に異常にモテる。
子供からお年寄りまで・・…

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軍服は鷹の獲物 小説

ゆりの菜櫻  小山田あみ 

そうそうアラブってこんなかんじ。

美貌の帝国軍人・晴彦は、留学先のドイツで友人に嵌められて闇市に売られ、サリジタール王国の王子ファイサルに買われます。そして息を吐く間もない愛欲の日々は始まる、というお話です。

びっくりするほどお約束に満ちたストーリーなんですが、それがアラブものの醍醐味でしょう。自尊心の高い晴彦が調教される屈辱を耐え忍び、それでもなお誇りを失わない様や、仕方なく従っているんだという様子を見せる晴彦に対するファ…

1

はつ恋 小説

榎田尤利  小山田あみ 

これはよいお話

事故が原因で高校時代の自分の中にタイムスリップしてしまった久我山。
高校生の体に三十一歳の心。
予想外の出来事になんとか冷静になろうとする久我山に、なにも知らないまま担任の曽根は親切にしてくれる。
昔はただのうっとうしい一教師でしかなかったはずの曽根のことを知るうちに惹かれていく久我山だったが……
十四年後の世界に彼はいなくて……

現在と過去で一粒で二度おいしい感じ。
タイムスリッ…

6

ふしだら者ですが 小説

中原一也  小山田あみ 

お股のゆるい天然魔性おやじ受け!?

前回リンクス「よくある話」で枯れたおやじ受けが登場した中原作品ですが、今回もおやじ受け、しかも今度は天然魔性!?
小山田さんの絵、格好よすぎておやじに見えない~

皆川は市役所の「なんでもやる課」にいて昼行燈みたいな人なので”ジミヘン”ってあだ名で呼ばれています。
見た目が地味で変な人だから・・・なのに、物ごころついた頃からのホモなので、小さい子供から80越えの老人まで男にモテることといっ…

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