小山田あみさんのレビュー一覧

色街淫花 小説

矢城米花  小山田あみ 

誇り高き男娼

時代的には現代未来系なのに、舞台が特区内の遊郭だからなのか、
耐え忍ぶ昔の色町の雰囲気も感じる不思議感がありました。
もちろん花blackですし矢城米花作品ですのでエロエロで凌辱系ですが、
受けになる千郷の母親を思う気持ちと己のプライドを感じさせる内容でもありました。

父を事故で亡くし、母は意識不明の重体、大学生のお坊ちゃまである千郷は
パニック寸前の時に霊安室で攻めである廉に出会い…

5

色街淫花 小説

矢城米花  小山田あみ 

男前でエロい身体

購入予定じゃなかったのですが、表紙イラストの美麗さに惹きつけられました。
緋色格子の奥にいる二人の艶やかさが際立つ表紙ももちろんですが、何と言っても一番ひきつけれるはカラー口絵!!
絶品なんです☆☆☆
主人公に食い込む荒縄、黒い布でされたさるぐつわ、ほのかに色づく乳首に緋襦袢が♪
最近小山田イラストが神かかっていて、もう眼福ったらないのです!!

さて、お話のほうですが娼館が舞台で主人…

8

詐欺師は恋に騙される 小説

  小山田あみ 

男前の攻め&可愛い受けの王道ストーリー、どんでん返しもあり!

小山田あみ先生の美麗イラストに惹かれて購入しました。
題名のセンスも素敵だなあと思って読み始めましたが、とても面白かったです!
あらすじは前のレビュアーさんが紹介して下さっていますが、
話が落ち着くか、と思ったところにどんでん返しがあって、洸先生の構成力に感嘆。
勿論、キャラのイメージががらっと変わる、みたいなどんでん返しではなく、
まだ話は終わっていない!といったクライマックスの盛り上…

4

優しい悪魔が同居人 小説

朝香りく  小山田あみ 

うじうじウサギはいたいけ可愛い!

スピンオフ『ヤクザな子猫は初恋中』が面白かったので、
こちらの前作も読んでみました!
やはり台詞回しなどツボで、面白かったです♪

朝香りく作品は、必ずカバー下にSS小説があるんですね!
こういうオマケをつけてくれる作家さんにはもれなく惚れがちです(単純)
そして、小山田あみさんのあとがき絵~!!!
ウサ耳と猫が罪なくらいカワイイ♡
絵師さんあとがき、ミニコミカライズみたいで好きな…

5

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

スリリングでドキドキさせられる

恋愛のドキドキとは違うけれど、犯罪に立ち向かう潜入捜査官、西沖の
静かなる情熱と懺悔を感じさせる硬派な刑事モノで読み応えありました。

読みはじめの序盤まではカジノディーラー西沖と所轄の刑事のダークな、いばら道かと
思ったりもしました、プロローグでホテル内で遺体が発見され、
序盤の流れで西沖が自分が殺したと独白めいたセリフがあり、西沖の職場である
カジノに所轄の刑事で上から押えられても…

5

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

暖のあるハードボイルド

カジノが合法化された日本、というパラレルワールドが舞台のハードボイルドなお話。
カジノを利用した資金洗浄等の政治家の不正を暴くため
ディーラーとしてカジノに潜入する捜査官・西沖と、
カジノで起きた自殺事件を単独で追う刑事・鵜飼が、
共に命を危険に晒し、協力し惹かれ合いながら事件を追っていきます。


鵜飼は、猫背・無精ひげ・ボサボサ頭のアウトロー刑事。
かなりデジャブな外見なのです…

10

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

力に立ち向かう男たち

舞台はカジノ特区というものが作られた日本という想定のパラレルワールド。
そこで孤独な戦いをしている男たちの姿が描かれました。
相手が「権力」という力を手にしている者たちな為、彼等は報われるのだろうか?と
自己を犠牲にしてまで突き進む主人公の姿もあり、そのラスト展開まで目が離せない物語でありました。

カジノ特区のあるホテルで起きたある男の自殺。
このカジノの敏腕ディーラー西沖は実はこの…

8

真夏のクリスマス 小説

水原とほる  小山田あみ 

badでもhappyでもない

小山田あみ先生のイラストがとても綺麗です。
水原とほる先生の作品も嫌いじゃありません。

ダイスが殺される所は、無理矢理だった気がします。
死を二人が分かつまでだから、どちらが死ぬのは良いと思います。
私がそう思うのはダイス達が逃げてる組織ではなく、別の組織に殺された為ですが…テオから北部の連中だとゆう説明はありましたが、ダイスが死にかけてる時にそんな事いきなり言われてもって感じでした。…

7

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

「好き」の代わりに伝える台詞

これは自信を持ってお勧めしたい1冊です。

ネタバレです。

読み始めは、純真無垢で天然チャンで、一人では何も出来なさそうな受けが受け入れられず(←駄洒落ではありません(^_^;))うなりながら読んでいたのですが、数々のエピソードを経るうちに、歩(受け)がしっかりした常識を持ち、料理上手で自活力のある、きちんとした子だということが分かってきます。

これが希一(攻め)の心の声で全てを言…

7

ヤクザな子猫は初恋中 小説

朝香りく  小山田あみ 

にゃんにゃのにゃ~、にゃんこって言うにゃぁ

これはニャンコの擬人化なのかと思うくらい受けになる極道一家の末っ子木芽ちゃんが
攻めになる渡瀬ににゃんこ語で話しかけるシーンが多いのです。
酔ってくだをを巻きながら呂律がにゃ~、そしてメソメソ泣きが入るから余計ににゃぁ~
そして素面になると強がりいっぱい、精一杯男らしくあろうとする意地っ張りさん。

組長や二人の兄はそれこそ極道顔なのに、自分は母親似で迫力も何もない。
それが子供の頃か…

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