小山田あみさんのレビュー一覧

楽園彼岸~溺れる劣情~ 小説

夜光花  小山田あみ 

やってる場合かー!

最新設備の超大型遊園地に閉じ込められて、次々と起こる連続殺害。
人がこんなにも大量に死ぬBL初めて読みました。
あまりに人が死ぬので「やってる場合か!」ってツッコミつつも二人の恋の結末は気になる。けど事件の真相はもっと気になる。
頭空っぽにして何も考えずに読んでいたので事件が起こる度にハラハラそわそわさせてもらいました。隼人とのやりとりの緊迫感もありありと伝わってきて楽しかったです。もしかし…

4

上海血華 小説

沙野風結子  小山田あみ 

ほんとに好き!

この作品、私のベストオブBLと言っていいほど大好きな大好きな作品です。
お友達に布教したくても、自分の家にあっていつでも読める状態じゃないと不安、、ということで二冊購入しました。

もう、ほんとに中性的で、敬語な攻めの英冥にキュンキュンしました。
正直、ラストはハッピーエンドのようなそうでないようななんとも言えないようなエンドでしたが、それがまた2人の関係をうまく表しているようで読み終わ…

5

愛煉の檻 紫乃太夫の初恋 小説

犬飼のの  小山田あみ 

好きなんだけど離れてるのさ

紆余曲折はあったけれど再会出来て、互いに深く愛し愛され、その結実とさえ言える「子供」(諸手を上げて喜べる存在かどうかはまた別として)まで現れる。読み手として何も不足は無い筈なのに、どうにも切なさの消えないお話でした。

思いは通じたものの、二人が同じ空間で一緒に過ごせるようになってはいない(多分)し、ミハイルが来られない時はお客取るのかな?とかその辺もグレーだし……(取る訳ないでしょ、言わずも…

4

愛煉の檻 紫乃太夫の初恋 小説

犬飼のの  小山田あみ 

あらゆる可能性を秘めた恋物語

悲しい物語の残照を常に感じながらも次なる展開にワクワクと心躍ってしまう。
(※ネタバレを含みますのでご注意ください)

紫乃太夫こと忍の性そして御職太夫という彼から放たれる魔性の美、少年時代の初々しい初恋、可憐さや妖艶さと様々な姿を見せてくれる忍のダイナミズムに心奪われました。
ミハイルに憧憬にも似た恋心を抱く十六歳の天才刀匠忍は逞しくもあり、非常に可愛らしいです。
そんな忍を前に余裕を…

5

極道はスーツと煉獄を奔る 小説

中原一也  小山田あみ 

次、まだかなー

イタリア編てことで楽しみにしておりました。ジャケでは鳥と青い空&海で、お花も舞ってるし。
いやー....甘かったぁ。
榎田さんは怖い人に怖いことされて痛かったりするのですが、読了直後の印象は「甘かったです、ごちそうさんでした」という感じです。

このシリーズ、アクションとエロが楽しみなんです。
シチリアというほぼ四面楚歌状態の土地で、ドンパチやらかしてくださいました。
ジャケでお二人と…

1

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

BLの中でも珠玉の一作

凪良先生の作品はもともと大好きでしたが、その中でもトップレベルではまってしまった小説です。
凪良先生は比喩が毎回とても綺麗で、そこが好きな理由のひとつなのですが、そういう凪良節?が満載の作品のようにも感じます。いったいどういう脳みそしてたらこんな綺麗な文章が浮かぶのかな?って感じです。

朔太郎が恋に臆病になる理由、それに答えようと「友達だ」というつぐみ。もともと両思いなのに、簡単にくっつか…

9

六尺浪漫 『愛煉の檻 紫乃太夫の初恋』コミコミスタジオ限定ショートストーリーペーパー グッズ

タイトルの「六尺」って…

ネタバレしてます。



客として紫乃に会いに来たミハイル。

季節は冬。始めは「その冬一番に降った雪を掴んだ恋人たちは永遠に結ばれる」という言い伝えなどを話しながらしっぽりとしていた二人。

そのうち「着物は寒そうだ」という話の流れから、紫乃は確かに寒いがふんどしは好きだと自身の着物をめくって見せつけながら誘いも込めて説明しだします。冗談でミハイルにもふんどしを締めてあげる、とか…

6

愛煉の檻 紫乃太夫の初恋 小説

犬飼のの  小山田あみ 

子作りの新機軸

このところ犬飼作品は個人的には大当たりが続いていたので、迷わず飛び付きました。また私の「焦れ焦れとして次巻を待つ」本棚にストックが増えちゃう・・・とは思いつつ。舞台はなんちゃってジパングの旭帝国裏吉原。もと天才刀匠でいまは人気絶頂の処女太夫紫乃と、同盟国アルメルスの貴族軍人ミハイルの灼熱の恋―この設定で、面白くないわけないじゃん!!

 勢い込んで読んだものの、あれれ?・・・正直、不完全燃焼…

8

法悦♥︎ホリデイ ~解脱なんて知らねえよ~ 小説

淡路水  小山田あみ 

ほのぼの可愛い

タイトル「法悦♡ホリデイ 」の、♡がちょっとイヤで(ゴメンナサイ…)買うのをためらいましたが、小山田さんの表紙に釣られたのとレビューを拝見して購入してみました。

元モデルが詐欺まがいなことをする、というあらすじを読んでとんでもねえ野郎だな、オイ、と思っていましたが、なかなかに可愛らしい受けさんでした。

自分ではどうしようもないことで借金してしまい、その借金の返済のために詐欺をするしかな…

8

愛煉の檻 紫乃太夫の初恋 小説

犬飼のの  小山田あみ 

世界観に引き込まれました〜

旭帝国という、日本に似た架空の国のお話しです。和風ファンタジー。
吉原、備前、浅草など、日本と同じ地名も出て来ます。

このお話の中の吉原は帝都郊外の海に浮かぶ島という設定で、お客様は百間橋という石橋を渡ってやってきます。
長い橋の先に海に浮かぶ、風光明媚な色街。提灯や着物の描写もあって、なんとも艶やかで幻想的な光景が浮かびました。

そんな色街での再会愛のお話し。
攻め様は同盟国の…

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