小山田あみさんのレビュー一覧

不浄の回廊 小説

夜光花  小山田あみ 

受けに萌えられなかった。

可愛い受けもおバカ受けも天然受けも大好きなんですけど、歩君は駄目でした…
うざ可愛いということなので、歩君の場合それらの属性とはちょっと違うのでしょうか。
特に序盤で多く見られた、「○○でー○○なんだー」とセリフの語尾が伸びる所にいちいち引っかかってしまいました。
読むテンポをぶったぎられ、この調子が続いていたら流し読みになっていたと思います。
西条君に夢中ということなのであまり触れられて…

1

背徳の淫罪 小説

藤森ちひろ  小山田あみ 

血の繋がらないインモラル

婚約者を事故で亡くした会計士の曜一(受け・26歳)。
自身の、義兄(攻め・28歳)と
義父(攻め・50歳)への秘めた恋心が
婚約者を死なせたのではないかと
罪悪感に苛まれており……

3Pモノと言っても、3Pシーンはラスト一度きりで
あとは義兄×受けのシーンが大半。
ガッツリ3Pを読みたい!って方には
物足りないかもしれませんが
鬼畜攻めと腹黒攻めは堪能できる
背徳感たっぷり…

11

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

忘れてもいい、何度も繰り返そう

つぐみと朔太郎はそれぞれ計り知れない孤独を抱えていて、それゆえに添い合う過程と、それゆえに離れ離れになるやるせなさが切なかった。
記憶が失われる恐怖に怯える朔太郎に「朔太郎さんのこと」という形で毎日のように綴られた二人の軌跡。ただの記録ではなく、最後は二人の記憶、そしてつぐみ自身の結晶となって残ったのは感慨深い。
何度も何度も何気ない思い出を重ねながら歩んできた二人の一生。おじいちゃんになって…

5

楽園彼岸 ~蝶の褥~ 小説

夜光花  小山田あみ 

楽園であるはずの場所が彼岸に…

ぞっとするほど残忍な犯行と再会ラブ、下巻待ってました…!!
上巻での不可解な行動や伏線が次々と解明されつつ緊迫した肉弾戦が行われ、最後までどきどきさせてもらいました。隼人がひたすら怪しかったけど匠が隼人を疑っていたように隼人も匠を疑っていたんだなぁ。
過去も克明に明かされましたが罪のない人まで巻き添えにする犯人の心理は理解できなくてやるせないし、ヤってる場合か!は上巻に引き続き思いましたが、そ…

7

楽園彼岸~溺れる劣情~ 小説

夜光花  小山田あみ 

やってる場合かー!

最新設備の超大型遊園地に閉じ込められて、次々と起こる連続殺害。
人がこんなにも大量に死ぬBL初めて読みました。
あまりに人が死ぬので「やってる場合か!」ってツッコミつつも二人の恋の結末は気になる。けど事件の真相はもっと気になる。
頭空っぽにして何も考えずに読んでいたので事件が起こる度にハラハラそわそわさせてもらいました。隼人とのやりとりの緊迫感もありありと伝わってきて楽しかったです。もしかし…

3

上海血華 小説

沙野風結子  小山田あみ 

ほんとに好き!

この作品、私のベストオブBLと言っていいほど大好きな大好きな作品です。
お友達に布教したくても、自分の家にあっていつでも読める状態じゃないと不安、、ということで二冊購入しました。

もう、ほんとに中性的で、敬語な攻めの英冥にキュンキュンしました。
正直、ラストはハッピーエンドのようなそうでないようななんとも言えないようなエンドでしたが、それがまた2人の関係をうまく表しているようで読み終わ…

5

愛煉の檻 紫乃太夫の初恋 小説

犬飼のの  小山田あみ 

好きなんだけど離れてるのさ

紆余曲折はあったけれど再会出来て、互いに深く愛し愛され、その結実とさえ言える「子供」(諸手を上げて喜べる存在かどうかはまた別として)まで現れる。読み手として何も不足は無い筈なのに、どうにも切なさの消えないお話でした。

思いは通じたものの、二人が同じ空間で一緒に過ごせるようになってはいない(多分)し、ミハイルが来られない時はお客取るのかな?とかその辺もグレーだし……(取る訳ないでしょ、言わずも…

4

愛煉の檻 紫乃太夫の初恋 小説

犬飼のの  小山田あみ 

あらゆる可能性を秘めた恋物語

悲しい物語の残照を常に感じながらも次なる展開にワクワクと心躍ってしまう。
(※ネタバレを含みますのでご注意ください)

紫乃太夫こと忍の性そして御職太夫という彼から放たれる魔性の美、少年時代の初々しい初恋、可憐さや妖艶さと様々な姿を見せてくれる忍のダイナミズムに心奪われました。
ミハイルに憧憬にも似た恋心を抱く十六歳の天才刀匠忍は逞しくもあり、非常に可愛らしいです。
そんな忍を前に余裕を…

5

極道はスーツと煉獄を奔る 小説

中原一也  小山田あみ 

次、まだかなー

イタリア編てことで楽しみにしておりました。ジャケでは鳥と青い空&海で、お花も舞ってるし。
いやー....甘かったぁ。
榎田さんは怖い人に怖いことされて痛かったりするのですが、読了直後の印象は「甘かったです、ごちそうさんでした」という感じです。

このシリーズ、アクションとエロが楽しみなんです。
シチリアというほぼ四面楚歌状態の土地で、ドンパチやらかしてくださいました。
ジャケでお二人と…

1

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

BLの中でも珠玉の一作

凪良先生の作品はもともと大好きでしたが、その中でもトップレベルではまってしまった小説です。
凪良先生は比喩が毎回とても綺麗で、そこが好きな理由のひとつなのですが、そういう凪良節?が満載の作品のようにも感じます。いったいどういう脳みそしてたらこんな綺麗な文章が浮かぶのかな?って感じです。

朔太郎が恋に臆病になる理由、それに答えようと「友達だ」というつぐみ。もともと両思いなのに、簡単にくっつか…

9
PAGE TOP