小山田あみさんのレビュー一覧

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

事件の真相を追って出会った男臭い二人

舞台は東京ニューカジノシティ内のホテル。
既に日本の法律でカジノ特区法案が可決されているという架空設定で、リアリティのある内容になっている。

カジノ内で隠れ蓑となっている不正資金の隠匿を取り締まる警視庁の潜入捜査官の西沖は、極秘捜査の中で犠牲にしてしまったと政治家秘書の死に責任を追っている位に正義感が強い。

そんな中、他にも政治家秘書の自殺に疑問を持った刑事の鵜飼が勘の鋭さでたちまち…

2

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

こんなに泣ける作品はほかにないです

凪良先生の紡ぐ言葉は本当に美しいですね。。
読みながら怒りと悲しみと愛しさと感情があふれてしまい
最後は声を出して泣いてしまうほど物語に引き込まれてしまいました。
そして余韻をかなり引きづります!!
しばらくは話を思い出すだけで目が潤んでしまうほど。
そしてまた何度よんでも泣いてしまう。
わかっているのに泣いてしまう・・
こんなにも揺さぶられる作品は初めてでした・・。
特にSSはす…

8

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

好きです!!

私は漫画派で小説は苦手ですが、これは本当に面白かったです!!
読んで良かった。私も上様を攻めたい!!笑
時代劇とはいえ、大奥であるにも関わらず御台所が男性。その他にも
斬新な設定が盛り込まれていて、世界観に引き込まれました。
この作者さんの小説は初めて読ませていただいたのですが、文章もお上手で活字が苦手な私でも読破できました!素晴らしい!

女性よりも美しい御台所 × 凛々しく男前な上…

18

探偵は危険を運ぶ 小説

中原一也  小山田あみ 

検事殿にはやっぱり正義感が似合う

「検事」ものとなると無条件で読む方向なワタシですw
もっといろんな検事さんが読みたい。これからも貪欲に攻めたいと思います。
そんなことは置いておいてm(__)m

いい加減と見せかけてなかなか優秀なオジサン探偵新堂と正義感溢れる笹原検事のお話。
ある殺人事件で被疑者を起訴するか迷いがあった笹原検事は現場にひとりで調査に赴き、そこで被疑者の婚約者から依頼を受けて調査に来ていた探偵の新堂と鉢…

3

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

御台所様、お見事でございます

おおっっ、艶やかな長髪の男が色っぽく男性を押し倒しているではありませんか!!
と、表紙を見ての衝動買いをしたがこれが大正解。
時代もの自体馴染みがないのと、カタカナ言葉の無い文章を読むのに少し時間がかかっても苦にならない面白さだった。

七年越しの策略で嫁いできた純皓(すみひろ)の、内心は健気な妻を演じようとしても、いざとなるとたちまちに猛々しい本性を剥き出しに現す獣ぶりが堪らない。
上…

13

執愛の楔 小説

宮本れん  小山田あみ 

舞台は好み

 初読みの作家さんでしたが、老舗楽器メーカーHIBIKIの若社長玲とその辣腕教育係瑛士が織りなす愛憎ドラマというので期待値は大でした。表紙も小山田さんだし。

 読み終えてやや消沈。いくら舞台装置が好みでも、演出でどうにも受け入れがたい点がいくつか鼻についてしまい、その世界にのめり込めませんでした。
 ひとつはセリフ回し。攻めの瑛士は受けの玲に対して終始敬語です。部下と社長という立ち位置から…

7

華は褥に咲き狂う 小説

宮緒葵  小山田あみ 

まさかと思うがもしかして

 まったくもう、どうしましょうこの表紙。畏れ多くも御台さまと将軍さまのお床入りシーンなのですが、2人の視線は互いを見つめあうものじゃなくて、あきらかに第三者に向けられてます。(さしづめ「お女中は見た」って感じでしょうか)御台さまなんてライバルに向けてガンを飛ばしまくってるとしか思えない剣呑な目つき。そのヤバすぎる御台さまに組み敷かれてる将軍さまの流し目のこれまた色っぽいことといったら・・・相変わら…

15

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

よい涙を流すことが出来ました

ちょっとした衝撃でした!
英田先生の裏社会物ではない普通の?物語とのことで急に読みたくなって電子版で読んだのですが…
(最近電子版に手を出すようになってちょっとヤバいです。簡単に購入出来てすぐ読める。でもどんどん口座からなくなっていくものがw) 

元担任教師でゲイの水原先生と婚約者がいる元教え子の棚橋の物語。
同窓会で再会してから、棚橋は水原先生と過ごす時間が少しずつ増えていきます。

8

法悦♥︎ホリデイ ~解脱なんて知らねえよ~ 小説

淡路水  小山田あみ 

どんでんどん返し

このバカップルが!!


と、言う文字列だけを投下して
色々収めたい所ではありますが、
そこはそれ、評者のいつもの流儀の範疇で
もう少し書いておきましょうかと。

実を言うと評者自身は冒頭部分で少々つまづいて
中々敷居を越えられずに居ました。
冒頭部分に通っていたものが前作に漂うものと
似通っていた、と感じたからかも知れません。
ところがそこがスルリとあるきっかけで
解け…

3

偽装恋愛上等 ~白雪マンシオンライフ~ 小説

髙月まつり  小山田あみ 

イケメンたちがバカやってる図に萌えv

小山田あみさんの表紙に一目惚れして
手にとった一冊。
この表紙、背後にドドドドド…とか
擬音を添えたくなるゴツさですが
その濃さがコメディな本編と
良い化学反応を起こしていたと思います。


舞台は、古びた集合住宅「白雪マンシオン」。
そこの管理人や住人たちが恋に落ちて
総ホモ化していく(?)シリーズ第2巻。

性の悩みでも何でも、マンシオンの皆で共有して
解決しちゃうと…

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