小山田あみさんのレビュー一覧

極道はスーツと煉獄を奔る 小説

中原一也  小山田あみ 

イタリア編

ついにイタリアマフィア登場。メインCPのイタリア編です。
スーツの展示即売会に招待された榎田。そこで事件に巻き込まれます。芦澤のいる組の組長には隠し子がいるらしいが、それは若頭である芦澤とキャリアで衝突する存在。しかしなんと、イタリア人の血が入っている模様。

そんな手の込んだお膳立てするかな~、的な色々な疑問はつきないのですが、舞台が変わったことで、シリーズも後半で少しマンネリからの脱却が…

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デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

続き物ですよ~

初読みの作家さまでしたが、小山田さんの表紙に釣られたのと、この作家さんの評価が非常に良かったので読んでみました。うん、タイトル通りな二人、と感じました。内容をざっくりと。



鑑識に所属している聡は、その見た目から遊び人風で一人でも大丈夫そう、と今まで付き合ってきた恋人たちに去られてきたことで「恋人はいらない、その場限りの付き合いだけでいい」と割り切った付き合いをくり返しています。
そ…

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極道はスーツを秘密に閉じ込める 小説

中原一也  小山田あみ 

ちょっと都合良すぎた

今作は、木崎のその後が語られるので一応そこはすっきりします。しかし、やっぱり火サスというか、色々納得できないご都合主義展開が多くて、”それはないだろ~”と思いながら読んでしまった。

読者としては木崎×諏訪の幸せを願わずにはいられないのだが、ここまで辛い展開にしたのだと、そこから挽回するのにかなり無理があったという印象。

悪役の刑事、野口の行動心理も全く分からない。居心地のよさそうな「テ…

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極道はスーツを愛で貫く 小説

中原一也  小山田あみ 

まだ続く、気になる続編

久しぶりに手に取ったこのシリーズ。キャラや設定になじみがあると、読んでいて懐かしい感じがしてすぐに作品に入っていけます。一方、カップルは成立しているわけで、毎回ヤクザ絡みの事件を軸に展開しますが、恋愛ものとしてはエロシーン含め飽きてきてしまうのも事実。

スピンオフあたりから木崎×諏訪がメインに座ってきている感があります。このカップルは危うくて壮絶で読み応えがあります。今作では、あらすじにある…

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おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

リアルすぎて辛い

出会いから永遠の別れまでのストーリー。

自分はパートナーより先に逝くのだろうか、それとも残されるのだろうか。
自分の老後のことを少しずつ考え始める年齢になっているので、読後はそんなことばかり考えてしまい、しばらく鬱々としてしまった。

つぐみは最期に朔太郎へ感謝の言葉を伝えて亡くなった。
自分の思いを言葉にして逝くのは、実際、なかなか難しいかもしれないけれど、できれば私もパートナーに…

3

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

意欲作として評価します。

この作品はバッドエンドともハッピーエンドともとれそうな終わり方をします。
BLというのは本来ハッピーエンドが良いと制作側にはされているらしいですが、最近はもうそんなこと気にする必要がないと思うけどなあとも思ってしまいます。
最近のBLは変革期に入っていてすでに昔から描いている方もいますがこれからもっと萌えよりストーリー重視のエッチするばかりじゃない作品が増えていく予感がします。そっちの方がTV…

2

友人と寝てはいけない 小説

鳩村衣杏  小山田あみ 

嬉しい誤算!!!

長年友人関係だった2人が、思いがけないきっかけで恋人へ・・・というようなシチュエーションがとても好きで、そして作者買いをしている鳩村先生の作品でもあり、何よりも表紙の雰囲気が何とも魅力的でくぎ付けになり購入しました。(ちなみに、扉絵の絵も凄く良いです)

でも、張り切って買いながらも、私自身はバイ設定はそんなに好きではないのと、レビューをちら見した際に、受け様、攻め様共にセフレがいる・・・とい…

4

追憶の果て 密約の罠 小説

星野伶  小山田あみ 

前作のイメージから一転

元国際捜査課の刑事で、今は探偵事務所で働く真琴(受け)。
依頼人の久納(攻め)は、真琴が刑事をやめるきっかけとなった事件について何か知っているようで…。

攻め受け共に男らしく、特に久納が意外と紳士的な点が好感度大でした。
愛人として真琴をパーティー等に同行させる彼は一見強引で傲慢ですが、実は数年前から真琴のことを知っており、真琴がトラウマから立ち直れるようさりげなく励ましつつ、自分のこと…

7

恋ひめやも 小説

英田サキ  小山田あみ 

恋はいつか終わる、という二人

表題作と続編の中編二本立てです。
棚橋(攻め)の彼女と元彼女、水原(受け)の元彼氏が登場します。直接の描写はなくても、それぞれと肉体関係はあっただろうなという感じはありますので、苦手な方はご注意ください。

「いつか終わる恋のために」
棚橋の目線です。同窓会での再会を機に、元担任の水原の家を訪問する仲になります。棚橋は親しくするうちに、いつしか水原に惹かれてしまいます。しかし水原は、以前不…

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セクハラ外科医と怯えるバンビ 小説

朝香りく  小山田あみ 

好きな子イジメの典型ですね。 

シリーズものとは知らずに購入しましたが別に問題はないかな? アッサリと読めました。 受けは超恐がりでオバケの類が大の苦手なのですが、仕事部屋は霊安室の近く…。 その弱みを攻めに知られ、ごまかそうとするもバレバレ。 攻めは受けに対して条件を付けて仕事に付き合います。 とにかくそこから2人のコミカルなストーリーが続き恋人同士に。 その後がまた凄く面白い。 ショートが入ってたのですが攻めが過労で寝込んで…

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