軍服は鷹の獲物

軍服は鷹の獲物
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神3
  • 萌×26
  • 萌3
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
5
得点
50
評価数
18
平均
3.1 / 5
神率
16.7%
著者
ゆりの菜櫻 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
小山田あみ 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
シリーズ
軍服は鷹の獲物
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784872578249

あらすじ

明治時代―留学先のドイツで知人に騙され、闇市に売られてしまった公爵家次男の陸軍少尉、晴彦。
彼を買ったのはサリジタール王国の第四王子ファイサルだった。
狙った獲物は決して逃さぬ、黄金色の鷹の瞳をもつ王子ファイサルは、その夜のうちに晴彦を自国へと連れ去る。
妾妃としての屈辱的な責めの数々に、自尊心を打ち砕かれながらも晴彦は…。
内紛に揺れる灼熱の王国…狂い咲く妖艶エロス書き下ろし。

表題作軍服は鷹の獲物

サリジタール王国第4王子 ファイサル
陸軍少尉 蘇芳晴彦

レビュー投稿数5

調教調教調教

あぁ~「砂漠の王子さまの話には8割の確率でオークションがあって9割がた受けが出品される」(Byハチさん調べ 2005年@暴れん坊本屋さん)
ってこういうののことよね~~~としみじみ(笑)
つまり様式美ってやつですね!
こちらはシリーズ第一弾。
CDを先に聞いてから原作を読んだのですが、
いやはや、原作も調教からの惚れる愛です。
ええ。様式美!

ここでの注意点は日本は明治時代です。
油田・・・明治時代って石炭じゃない?と20世紀後半なイメージが
ついて時代背景が微妙に混乱してしまいました。
思わず調べちゃいましたよ・・・。
アラブの油田が騒がれ始めたのが1900年ごろ、
明治は1869-1912年。・・・・ギリ・・・・あり得るようです。

晴彦についてはひと目ぼれ+王子のテクニック+ストックホルム症候群→王子の境遇と愛情にほだされ・・・で恋に落ちちゃったって感じですかね。
女性経験がないとは言わない、程度の無垢で世間知らずなぼっちゃまを
調教調教調教。楽しゅうございます。

調教の中ではなんといってもお馬さんですね!!(笑)
実際活字で読んだのは私も初めてでした・・・。
しかも揺れるお馬さんだとは!!!
お話は時代背景を踏まえたうえでならば様式美で、調教シーンを
充分に楽しめます(笑)

一方、晴彦(受)を単身助けに来たお兄ちゃん。
ファイサル(攻)に頼まれてお兄ちゃんを足止めするラシード兄ちゃん。
この二人のお話は第二弾の「華族は熱砂の獲物」で読めます。

華族の跡取り兄ちゃんが、留学中の溺愛する弟に会いに老執事とともに長い船旅で会いに来たら可愛い弟は殺されちゃってたよ!なんて言われたので頼りない伝手を手練手管で口説き落としなんとか探し出して弟を助けようと頑張ります。
老執事の体調を慮って単身で見知らぬアラブの国へ。

このお話を読んでからの方がこの第二弾よくわかります。
個人的にはこの第二弾の方が恋愛?過程は納得でした。

2

軍服たまらん

皆大好きアラブもの(偏見) 私大好き闇オークション(^^)

アラブものアルアルが詰め込まれています。
今回も大金で攻めが受けを買っていますが…高額なほどなんぼな話かもしれんが、競ってる相手いなくてもそんなに出すの?と思ってしまうセレブではない私。

今回のターゲットとされたのは、ザ・日本男児!の心をもつ軍人さん。

さてさてどう抵抗してくれるかと思いきや、強制された不本意な環境でも意外と日本男児たるもの!な生き方が発揮され…
なんだかんだありつつも攻めに与えられた仕事頑張る!

ここが自分の生きる場所だ…
(攻めの意外な一面を知るいい話を聞き惹かれていく)

攻めは運命の人!

となっていく気持ちの変化に、いい子すぎて萌えませんでした(笑)
もちろん不自然に書かれているわけではないんですよ。読みやすかったですし。
ただ自分が今まで生きてきた環境やら目標やら諸々奪われたというのに、そう思えるのが凄い。
まぁ全ては愛の一言で片付けられるんですけどね。

アラブものって、おじいちゃんになっても一緒にいられるのだろうか…と複雑な気持ち抱くことありません?まぁこれも野暮ってもんですが。

馬のお誘いには私も引っ掛かりました。
いい性格してんわ。
そうでもないと血なまぐさい国で王子なんかやってられないよね。


話は変わりますが、受けのお兄ちゃんがド好みでお礼を言いたいです。
美しい自分の使い道を知っているしたたかな男。そしてブラコン。

弟には華やかで甘く誇れる姿を見せつつも、時と場合によっては己の利益のために体を開きつつも寝首をかいてきそうな敵にまわしたくない男さがプンプンしていて好きでした(多分、妄想入っています)
単身で弟救出のため異国の地に乗りこみ、王族だろうが剣を向けることもいとわないところも。

攻めに日本語通じないんだから兄に事実ばらしゃぁいいのにと何度か思いましたが、受けの心はもう攻めの方を向いていましたね(笑)

兄の本性を知らないから、卑猥なことを兄に肩代わりさせると脅され、男に抱かれたことなどあるはずがない清廉な兄にそんなことはさせられないと健気に従う弟にはニヨニヨしてしまいました。
兄はとっくに男の味知ってると私は思うけどな。

兄メインの本が出ていることを知ったので、すぐに買おうと思います。
楽しみ。

1

そうそうアラブってこんなかんじ。

美貌の帝国軍人・晴彦は、留学先のドイツで友人に嵌められて闇市に売られ、サリジタール王国の王子ファイサルに買われます。そして息を吐く間もない愛欲の日々は始まる、というお話です。

びっくりするほどお約束に満ちたストーリーなんですが、それがアラブものの醍醐味でしょう。自尊心の高い晴彦が調教される屈辱を耐え忍び、それでもなお誇りを失わない様や、仕方なく従っているんだという様子を見せる晴彦に対するファイサルの複雑な表情なんかが萌えどころです。晴彦は割と自我を失っていないと思うので、頭空っぽになっちゃう受が駄目な人でも読みやすいかなーと思います。王族秘伝の媚薬(笑)とかが出てくるのもアラブものならではですよね。
また、失踪した晴彦を追いかけて日本からやってきた兄の篤弘もいい味出してます。彼は極度のブラコンなんですが、ファイサルの兄・ラシードによって足止めを食らい、彼と駆け引きをしながらなんとか晴彦と会おうとします。晴彦の色気が軍服に隠されているのに対して、篤弘はそれを自らの武器にしており、ラシードとの大人なやりとりは見どころですw

1

これがアラブBLか…!

アラブものを読んだことがなかったので、大好きな小山田先生のイラストに誘われて読んでみた作品。ゆりの先生も初めて。

ストーリー展開は多分王道。1880年代、陸軍士官学校の軍人である受けさんがドイツに留学、そこで騙されて闇オークションに売られ、たまたま花嫁探しをしていたアラブの王子様に落札されちゃう。
で、無理矢理調教されて妾にされるのだけど、軍人として誇り高い受けはただ慰みものにされるだけの生活が嫌で、せめてなにか仕事をさせてくれと攻めに頼み、武官として攻めの警護をすることを許される。
それが攻めのことを見直すきっかけになったようで、木馬を使ったプレイとか、結構ひどいことをされてるにも関わらず、受けは急に攻めに惹かれるように。
ラクダに乗ってデートするシーンでは、ラクダの背中にクッションがつけられているのを見て、自分を労ってくれてる、とキュンとしちゃってる。
今まであまりにも無体なことばかりされているから、ちょっとしたことでも優しさを感じるのかもしれない。とにかく、受けがこの辺からやけにときめいてる。
はるばる自分を連れ戻しに来てくれたお兄さんも、自分には攻めを守る任務があるからとあっさり拒否。
おいおい君は元々、この国には人身売買されて来ただけだけどそんなことでいいのかい、君の任務や志しはもっと他にあったんじゃないのかい…とツッコミたくなるけど、愛に目覚めちゃったから仕方ないのか。
攻めもなんかなー。好きになれなかった。見た目を気に入って金で買って思い通りにするって、なんか愛がないよ。エッチの後お風呂に入れてくれたら、受けさんはなぜか毎度ほっこりしてるけど、ときめくポイントがズレてるっていうか。そういうことじゃなくないか。

挿絵の二人はとてもかっこよかったです。

0

ちゃぶ台があれば

ちゃぶ台があれば、3回くらいはひっくり返したいくらいのイライラを覚えた作品でした。

まずは、主人公の晴彦を売ったクラスメイトのヨハンに、「妹が風疹にかかって医者に行くお金がないんだ」とーーーーー!
そんなことで人を売るなんてなんて奴だーーーーー地獄に堕ちろ~。とちゃぶ台返し。

次に、主人公の晴彦に、「こんな境遇に身を落としおめおめと生きているなんて恥知らずなことをしているのか、自害して日本男子の誇りをまもるべきなのに」と自害しようとしたくせに、いざ兄の篤弘が助けに来て、一緒に逃げようといったのに、「…私はここで、殿下をお守りする任務をまっとうしたいんです」だと~ーーーー!
人身売買に売られたのも、その殿下(攻)のせいだろう~その殿下に酷いことされて、たまたま気まぐれに、その殿下を守る武官に任命されて、何が任務だ~。お前は日本の軍人だろうーそれがお前の本当の任務だろう~誇りもないのかーーーーーとちゃぶ台返し。

そして最後に、主人公の兄で晴彦を助けにきた篤弘に、単身で敵国に乗り込み、あまつさえ密入国しようとして、脱出するときはどうするつもりなんだーーーーー!計画もなく乗り込んで、無事に脱出するつもりなんて、なんて無計画…世間知らずかーーーーーとちゃぶ台返し。

なんだか、読んでいて、攻のファサイルに対して、好感できるものが、何もなくて、人を人とも思わない行為に腹が立ちました。
なので、晴彦が何故、好きになるのか、全然理解に苦しむ内容でした。
悪い男にだまされる世間知らずなお嬢様なら仕方ないけど…良い年をした男で軍人であるというのがなんとも許せなかったですね。

アラブの王族に誘拐される話はよくあると思うます。だったら、同じ作家さんの作品で「灼熱に濡れた花嫁」の方が断然救いがあります。だって、こっちの方がまだ愛がありますから…

電子書籍でちょっとお高めだったのもイライラの内容だったかも、ケチですいません(T_T)

4

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