小山田あみさんのレビュー一覧

愛煉の檻 約束の恋刀 小説

犬飼のの  小山田あみ 

犠牲者の存在が頭から離れず…

前巻がとても面白かったので今作も期待が膨らんだのですが、読んでいくうちに疑問がわいてきてモヤモヤが残りました。

それは、妖刀鬼事件の犠牲者についてです。
忍とミハイルが出会い、強烈に魅かれあったことが発端となって生み出されてしまった妖刀鬼。
妖刀鬼事件の犠牲者(遺族含)に対して、この2人は何らかの形で関わっていくのかとても気になっていました。
しかし事件後の旭帝国については触れられてい…

4

愛煉の檻 紫乃太夫の初恋 小説

犬飼のの  小山田あみ 

こんなに想いあってるのに(;_:)

めちゃくちゃ面白かったです。早く次巻が読みたい!!

元・天才刀匠(現・人気陰間)忍と外国貴族軍人ミハイルの、刀と鬼をめぐる和風ファンタジーです。
刀匠と剣士の関係性としてもすごく萌えるし、忍が吉原の人気太夫になってからの初恋との再会も切なく引き込まれました。
そして忍の背景には、旭(きょく)帝国に突如出現した妖刀鬼という謎の存在があります。
妖刀鬼と忍とミハイルの関係性が明らかになるに…

3

甘美な毒に繋がれて 小説

犬飼のの  小山田あみ 

不完全燃焼ぎみ

セレブ御用達のクッキングスクールで講師を務めている遥(受け)は、オーナーの甥である琉貴(攻め)を生徒として迎え入れることになる。琉貴は15歳の中学生で、遥よりも身長の低い清潔感のある美少年だったが、怪我をした彼の傷口を反射的に舐めてしまったことから、熱烈な想いを寄せられるようになってしまう。少年の熱情からくる犯罪まがいのアプローチを受けるうちに、自分も好意を抱くようになるが、その付き合いが琉貴の両…

10

えだぼん 榎田尤利デビュー10周年記念小冊子 グッズ

「はつ恋」の二人に大興奮

「小説b-Boy」2010年9月号の特別付録、榎田尤利さんの10周年記念小冊子です。

全体的には、小説とコミックのコラボ企画「恋とは呼べない」「愛とは言えない」シリーズと、マンガ家シリーズが大部分といった印象です。

そんな中、「はつ恋」のスペシャルコミックがあり、はぁぁぁー!と大興奮でした。久我山と曽根が部屋から花火を見る話です。二人とも全裸(事後!?)ということもあり、甘い雰囲気が読…

0

デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

デンパ男?

話題になっていたので読んでみました。表紙を捲った瞬間、男らしい肉体美と妖艶さが溢れる口絵イラストにノックダウンされました。小山田あみさんのイラスト、大好きです。うっとり…。

警視庁を舞台にした警察官同士の職業モノです。中でも鑑識と公安というのは珍しい組合せですが、お仕事の描写と恋愛部分の描写が良い感じに絡んでいると思います。事件そのものは骨太な展開ながら全体的には(エロ)ラブコメで、最後まで…

9

甘美な毒に繋がれて 小説

犬飼のの  小山田あみ 

中身のスカスカ感

作家買いです。
犬飼ののさんは大好きです。
しかし今作は、現実世界に無理やりファンタジックな耽美さを
持ち込もうとした気がしてしまいました。
中身のスカスカ感、狂気のストーカー攻めなど
現実味の無さがかなり気になりました。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

《CP》
中学3年生・琉貴 × 料理教室講師・遥

物語の主人公は遥で、遥視点が殆どですが、稀に琉貴視点にもなります…

12

デンパ男とオトメ野郎 小説

井上ハルヲ(オハル)  小山田あみ 

俺を好きになってもらえないだろうか

警視庁刑事部鑑識課、現場鑑識に籍を置く柏木聡。スプラッタ映画を見ていた映画館で腰を抜かしていた好みの男。その見知らぬ男と「同族」と知り、いきなりヤッてしまう展開。
その後、職場で行き合うエリートキャリア管理官がまさかのアノ夜のオトコ!
距離を置こうとする柏木とは対照的に「俺はおまえが忘れられない」と詰め寄ってくる西村。
二人の背景には宗教団体絡みの爆弾テロ事件。キャリアと現場の壁に悩み関係を…

8

灼熱のカウントダウン 小説

  小山田あみ 

ただ触れて、肌を重ねて、

BLというより男x男のメンズラブ、という趣き。
CPはテロ対策特別捜査官の二人。麗しいイラストは小山田あみさん。
攻めの北浦大駕は爆弾処理のスペシャリスト、受けの工藤琉己は元警視庁捜査一課。物語は工藤視点で進みます。
集団行動に馴染まない北浦との攻防の末、 何故か取り引き的なセックスをすることになる二人。
さて、いざヤッてみたら……情が湧いてくる!そして、惚れ合う!
それから後の、テロリ…

6

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

初めての恋でもなく、劇的な愛でもないが

子供が欲しいという理由で同性の恋人に振られたつぐみと、事故で健忘症と診断された朔太郎の穏やかなラブストーリーです。
世間の人から同情はされても、理解はされないだろう二人の境遇に、途中読むのが少し辛かったです。
身体を重ねても恋人にはなれない、お互い好きなのに離れる選択をした二年間はどれだけ心細く、切なかっただろうと思います。作者の凪良ゆうさんもあとがきで書かれていましたが、この物語の集大成はラ…

3

二人暮らしのユウウツ 不浄の回廊 2 小説

夜光花  小山田あみ 

ぅああああ!あっまーいっっ!!

続編ずーっと読みたかったんですが、電子書籍化してなくて。
この度、やっと見つけてゲットです。
結果、すっげ甘いです。

いろいろ事件(?)は起こるんですが、
西条(攻様)が歩(受様)を好きなことはずっとブレないので、
安心して読めます。
ただ、歩が勝手に壮絶な空回りしてます。
そりゃあもう、ぶんぶん音が聞こえそうなほどです。

「愛の言葉」
後日談。
歩の誕生日に「好き」を…

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