小山田あみさんのレビュー一覧

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

愛が溢れた作品。巻末のSSが読めて本当に良かった

作者様の作品を少しずつ読んでいます。
不朽の名作、まさにその通りの作品でした。
言葉にうまく表現できないくらい感動して、泣いた。
こんな素晴らしい作品に出会えて、本当に良かったです。

朔太郎もつぐみも、2人とも孤独を、先の不安や恐怖を抱えていたからこそ、互いの気持ちが手にとるように理解でき、相手のために身をひき、互いのために強くなりたいと決意し、数年間離れていたときも、ずっと想いが途切…

1

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

おやすみなさい、また明日

何度目かの再読です
読み返すたびに、感動と新しい気づき
そして涙
違った意味ではあるけれど、孤独な二人のお話
朔太郎さんに起こってしまった、想像もできないほどの孤独感と不安に、心が痛くて
お互いに求め合っているのに、お互いを思い合いすぎて動けなかった二人
その優しさがもどかしくもあり
その優しさが救いでもあって
二人の幸せを願いながら
最後のツグミとの約束を守ってくれた朔太郎さん…

2

獣はかくして愛に啼く 小説

沙野風結子  小山田あみ 

男前たちの饗宴

永遠に続くシリーズだと勝手に思っていたので「完結」の二文字を見たときに「え!」ってちょっと切なかったのですが、、、なるほどなるほど、、これはスピンオフきますよね!??

というわけで、”獣かく(けもかく)”シリーズ最終章にふさわしく、前作以上にハードボイルド&ワイルド&スケベ!男前×男前、ときどき変態、大好物の世界観でした。クセ強(でも眉目秀麗)な男たちがそれぞれにそれぞれの(倒錯した)想いと…

3

獣はかくして愛に啼く 小説

沙野風結子  小山田あみ 

男たちの硬質な強さや駆け引きが楽しめる骨太作品。ここに完結!

獣はかくして~シリーズ、読み切りました。あぁ~、とうとう完結ですね。
今は充足感で胸がいっぱいです。とにかく圧巻でした…!

小山田あみ先生の描く映画ポスターのような表紙に惹かれ読み始めた物語。
お互いの利害の為に身体を繋げる男達の関係から、こんなにも愛の物語になるなんて。
全てを表しているような表紙絵の変遷が堪らなく良いです。

ゼロと鹿倉、最終巻の2人はしっかり心が繋ぎあっていて…

4

獣はかくして愛に啼く 小説

沙野風結子  小山田あみ 

表紙が全てを物語る。圧巻のクライマックス

はー……ただただ、もう、痺れました。
男前×男前のハードボイルド裏社会シリーズ、最終巻。

読み終えたばかりの今、色々な思いが湧き上がってきて、感無量です。。
以下、深夜のレビューで長い上に
分かりにくいところもあるかもしれないのですが、、

この熱い気持ちを書き記しておきたい!!!


「獣はかくして交わる」・「まぐわう」・「囚われる」そして
この最終巻、「愛に啼く」。

5

獣はかくして愛に啼く 小説

沙野風結子  小山田あみ 

規格外の男たちの終結

シリーズ4作目。以下、念のため読み順をば…。
 ① 獣はかくして交わる
 ② 獣はかくしてまぐわう
 ③ 獣はかくして囚われる
 ④ 獣はかくして愛に啼く ーーー完結です!

「囚われる」のレビューと重複しますが、
本作は攻め・受けのみならず敵対する相手も規格外で、
沙野さんの硬派な筆致で盛り上げてくれる作品です…!

・無戸籍の孤児集団をまとめあげるゼロ
・法曹界のサラブレ…

5

獣はかくして囚われる 小説

沙野風結子  小山田あみ 

明かされるゼロの背景。漢前×漢前、ハードボイルドシリーズ第三弾

やーーーー…!並べてみると分かる、シリーズ表紙の色合いの変化にグッときます。

「獣はかくして交わる」→「獣はかくしてまぐわう」と来て、シリーズ3冊目のこちら。


「交わる」では宵闇だった背景が2作目の「まぐわう」で夕日となり、
3作目のこちらではついに夜明け、朝日に輝く街並みが…!

物語がクライマックスに近づいていること、そして
ゼロ×鹿倉の二人が互いの要素を取り込み、近づ…

0

獣はかくしてまぐわう 小説

沙野風結子  小山田あみ 

男前×男前。互いを”飼う”関係から、”求め合う”関係へ…

「獣はかくして交わる」の続編です。

いや、最っっ高に面白かった…!!! たぎりました。

プレイの方も濃厚!!
当て馬検事・桐山の「全身舐め舐めプレイ」、すんごかった…!!

舐められた場所を引っ掻いてしまい、ミミズ腫れだらけの体になった
鹿倉が痛々しい;

そんなミミズ腫れを残らず舐め取り、桐山への嫉妬を滾らすゼロの
プレイも、ねっとりと濃厚で……痺れました。

小山…

0

獣はかくして交わる 小説

沙野風結子  小山田あみ 

男前×男前、ハードボイルドな世界

シリーズ完結と知り、積んでしまっていたこちら、
今更ながら引っ張り出してきて拝読しました。

刑事で裏社会でとにかく男前な受け。
読み始めてすぐ、広がるハードボイルドな世界に夢中に…!

この一冊で勧善懲悪!すっきり、とはならないところが
なんとももどかしくはあるのですが、それがまた良い。。

続編も迷わず購入、読むのが楽しみです。


とにかく、受けの鹿倉の男前っぷりが半…

0

法悦♥︎ホリデイ ~解脱なんて知らねえよ~ 小説

淡路水  小山田あみ 

昔懐かしのゲンコツおやじ

10年前の作品なのに、すでに現代との違いをいろいろ感じてしまい、懐かしささえ覚えた作品。法悦・解脱と馴染みの薄い用語が並ぶタイトルながら、文章がとても軽いので、寺や住職などの話に難解さや堅さがなく、気負わず読めて良かった。

主人公の藍は、怪我と借金で追い込まれ、詐欺に手を出してしまう。今で言う闇バイトのようなものと思うが、ふらっと簡単に手を出したわけでなく、かなり崖っぷちでやるしかない状況。…

0
PAGE TOP