小山宗祐さんのレビュー一覧

夜を閉じ込めた館 小説

夜光花  小山宗祐 

最後がステキな一冊!

正直ラストまで誰が犯人だか分からない!!
といったわけでもないような気がします。
私は途中でなんとなーくわかってしまい、すこし残念でしたが、
少し謎のあったジョージのことはまったく検討がつかなくて、
吃驚したと同時になんだか智洋に対して
微笑ましいような気分になってしまいました。
また、読んでみると「なるほど。」と納得もいきます。

幼女や少年がお人形で遊んでいるような光景も好き…

4

堕ちて魔物と闇の中 小説

矢城米花  小山宗祐 

集団痴漢に鬼畜エロ盛り沢山

関西弁攻め好きなので私は好きですが、関西弁を喋る化け物ということがシリアスさを消していた気がします。
触手好きで、関西弁攻め好きで、鬼畜展開大好きという作者の嗜好に忠実で潔い程の話です。
集団痴漢、倫理的に不道徳な描写、鬼畜エロなどがあるので、苦手な方はご注意。

関西弁の化け物・中務汐 関西弁鬼畜ヘタレ攻め×鳴川千晴(高校一年)流され健気受け
帰宅途中に、人に似た化け物が人を殺害する現…

1

夜を閉じ込めた館 小説

夜光花  小山宗祐 

途中からまさかのサスペンス

立体アーティストの智洋はパーティで知り合った失礼な男、椿から取り壊し予定の別荘のドールハウスを制作して欲しいという依頼を受ける。
初めは断るつもりでいた智洋だが、その別荘の洋館の魅力に負け結局受けることに。
別荘は車かヘリでしかいけないような田舎にあり、作業の間智洋はこの洋館に住み込むことになった。
しかし取り壊し間際のこの洋館に呼ばれたのは智洋だけではなくて……
そして洋館に過去の因縁は…

3

甘美な鎖 小説

杏野朝水  小山宗祐 

忠実さを裏切るものは、愛

いつもの杏野さんよりハード目で、かなり離れた年の差ものでちょっぴり極道な話です。
年の離れた子供を大人の手管で優しく可愛がる話かと思えば、とんでもない。
猫の皮をかぶった虎と牙を隠した幼い獣とで、腹の探り合いと言った方が近いです。

この話の脇役で出てきた義兄と久保がメインのリンク作『爛れた楽園』が出ています。
今作の岩佐×清良の様子を彼ら側からみるとこうなるのかと、より理解が深まった話…

1

穢れた純愛 小説

華藤えれな  小山宗祐 

湿度200% 和風ラブロマン

BLが耽美小説といっていた頃の流れをくむような、お道具立ててんこ盛り
まず、登場する場所が、
雨の鎌倉、苔むした寺院の墓地、山に隠れるような高級料亭の離れ
攻の隼人は
児童施設で知り合った主人公を、ずっと見守り続けて、今は暴力団富樫組の組長
受けの倫生は
香道の家元の養子、普段から若師匠として和服、なのに大学生
そして、母親にずっとつきまとっていたチンピラやくざ飯沼が倫生を脅しにきて…

4

夜を閉じ込めた館 小説

夜光花  小山宗祐 

結末は言えません

智洋は人が苦手でいつも1人で過ごしてるような男だった。そんな智洋が知り合いに招かれたパーティーに半ば嫌々出席し、椿という男に声をかけられる。彼は智洋を人形のような顔だといいいきなりキスをしてきた。
あんな男にはもう二度と会いたくないと思っていた矢先、パーティーの主催者である梶谷に連れられて椿は再び智洋の前に姿を現します。椿はドールハウス職人である智洋に、もうすぐ取り壊す邸のドールハウスを作ってほ…

2

夜を閉じ込めた館 小説

夜光花  小山宗祐 

雪の洋館

ミステリー用語でいうところのクローズドサークルものです。
雪に閉ざされた洋館のなかで、一人また一人と死んでいく。
ネタバレはしませんが、犯人探しにワクテカしながら読むのはやめたほうがいいかと思います。ぶっちゃけミステリーとして考えるとショボいので…。

主人公はドールハウス職人(受け)。
とある洋館に招かれ、そこでドールハウスを作ることになる。
攻めはその洋館の持ち主です。
その洋館で起きた過去の…

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