秋山みち花さんのレビュー一覧

支配者の溺愛 傲慢な虎の伴侶 小説

秋山みち花  高星麻子 

虎の殿様周辺のぎくしゃく

天社村もふもふシリーズ、最終巻を飾るのは虎の本性を持つ九条家当主・諸仁(もろひと)が登場。
このシリーズ、1~3冊目はそれぞれ単独でも読めるが、この巻だけは『狼王と幼妻』と話が繋がっているのでご注意を。
先に読んで九条家、葛城家とか命名者との結びつき云々って根本的な設定を頭に入れておく事をお薦めしたい。

九条家の当主の座を引き継いだばかりの諸仁に、癒しを求めたい相手・呉羽が居たってのが意…

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暴君のお気に入り 不埒な虎と愛され兎 小説

秋山みち花  高星麻子 

私立もふもふ学園♡で一休み

天社村もふもふシリーズ・3冊目は、これだけが他とは趣向が違っていて学園もの仕様となっている。
眷属の本性を持つ者同士のカップルなので、この話だけは"命名者と眷属の結び付き"って設定が薄い。
学園ものが好きだというそこの姐さん!!
シリーズものの中で、この一冊だけでも読めるようになってますよ!!

舞台となる私立天社学園は、天社村の主である九条家が眷属の本性を持つ村民の…

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狼王と幼妻 脩せんせいの純愛 小説

秋山みち花  高星麻子 

はぐれ狼を慕う押し掛け花嫁

天社村もふもふシリーズの中で一番読んでみたかったのがこの2冊目。
作者・秋山さんのあとがきでは前巻『真白のはつ恋』のスピンオフとして紹介されているが、むしろこの巻のほうがシリーズの軸になると思う。
この巻を読んだ後に、
・真白って小さい男の子が気になる人→1冊目『真白のはつ恋』へ
・影ながら皐織を応援している?嗣仁兄さんが気になる人→3冊目『暴君のお気に入り』へ
・ブラコン故に脩の天敵(…

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真白のはつ恋 子狐、嫁に行く 小説

秋山みち花  高星麻子 

幼妻のような愛らしさ

甘々を求めて天社(あまと)村もふもふシリーズに挑戦。
1冊目のモフは真っ白な小狐、雪降る季節に産まれた由来で”真白”という名前を授かった可愛い男の子だ。

村の医師・葛城は友人の近衛をしばらく村に招き、真白が彼の身の周りの世話を請け負う事となった。
真白が甲斐甲斐しくおもて成しをする様子が健気で愛らしいのに、近衛ってばつっけんどんな態度しか見せないなんて可哀想じゃないの…
と思っていたの…

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傲慢な皇子と翡翠の花嫁 小説

秋山みち花  Ciel 

傲慢だけど優しくて甘いスパダリ

甥と共に異世界トリップしてしまった大学生の瑠音。
見知らぬ異世界で盗賊に攫われそうになっているところを助けてくれたのは第2皇子さまである青覇でした。
甥の保護と引き換えに身を差し出すが…

皇子さまは確かに傲慢ではありますが、理不尽なことを要求しないし心優しいハイスペックなスパダリです。
一目で気に入って強引に抱くパターンの多くは、逃げる受けを力尽くで奪い泣く泣く囲われつついつしか絆され…

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氷狼帝と約束の花嫁 小説

秋山みち花  森原八鹿 

中華ファンタジー

中華風な昔話です。
大小の国が群雄割拠している時代。
大陸でも3番目の国土をもつ陶国の30番目の皇子である朱琰里(受け)は、化物と評判の青国皇帝・晧月(攻め)の正妃として嫁ぐように命じられます。何度も人質として様々な国に派遣されてきた琰里は病気で伏せっている母親の薬をネタに青国の内情を探ってくるようにという密命を受け、輿入れすることになります。
びくびくしながら輿入れしますが、青国は国土が豊…

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氷狼帝と約束の花嫁 小説

秋山みち花  森原八鹿 

綺羅綺羅しい

秋山先生の中華風もふもふ。
衣装や色彩などキラキラしい記述が素敵だったのともっふもふでしたので萌にしました。「本編220P弱+あとがき」です。性格はなよなよしてないですが、受けさんのビジュアルがとても女性っぽいのでお知らせしておきます。

大陸の北方にある陶という国の30番目の王子である琰里(えんり)。訳あって乳母と二人ひっそりと暮らしていたのですが、乳母が亡くなったため、唯一の連絡先へ送ら…

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氷狼帝と約束の花嫁 小説

秋山みち花  森原八鹿 

素直に乗っかっちゃって楽しんで!!

こちら、「溺愛花嫁物語」となってる通り、超甘々です。
不憫で健気な主人公が攻めと出会って幸せになると言う、私の中で黄金のパターンになります。
二人はある齟齬を抱えておりまして、じれったいんですけど!
めっちゃジレジレさせられるんですけど!!
完全に作者さんの思惑通りですが、これは単純に乗っかった方が楽しく読める話だと思うんですよね。
そんなワケで、ぜひ素直に乗っかってストーリーを楽しんで…

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傲慢な皇子と翡翠の花嫁 小説

秋山みち花  Ciel 

何故に翡翠は元の時代に戻りたかったのか?

不思議な翡翠の力で異世界に甥と飛ばされた受けが、何故か銀髪長髪に、眼は翡翠色に変わり、盗賊に襲われてたところを攻めに助けられます。
実は翡翠は攻めの父親の皇帝が殺された時に無くなったもので、呪術師の予言に従って来たら翡翠の片割れと受けに出会ったという事でした。
スパダリな攻めに庇護され、さらには男なのに妃にされて大事にされてます。何故か日本語も通じてるので、異世界に飛ばされた割には大変ではあり…

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傲慢な皇子と翡翠の花嫁 小説

秋山みち花  Ciel 

お子様連れで異世界トリップ

Ciel先生の挿絵目当てで購入。印象としては1000年ぐらい昔の中国っぽい国が舞台で、龍や妖精や何がしかの人外は出てこず、言語もとにかく通じている世界のお話、「本編250Pほど+あとがき」でした。痛い話や悲しい話はなく、糖度高いと思います。攻めも受けもとりたてて刺さるものがなかったのと設定が回収しきれてないように感じたので中立にしました。

さっくり冒頭から昴(こう)の国。さっきまで日本にいた…

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