秀香穂里さんのレビュー一覧

他人同士 2 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

ダークホース登場

諒一が暁にリベンジするのかと思ったら、さにあらず。1巻目で匂わされていた、過去の恋人のこと中心のお話でした。
年上の恋人帯さん(ホテルマン・受なのに鬼畜)がつかみどころの無い、何とも奔放なお方で、こんな人に恋しちゃったら、マトモな恋愛はなかなかできなくなっちゃうだろうなと、諒一が可哀想になっちゃいました。とにかく帯さんは、一般的な受けとは随分違うお方です。小悪魔どころか悪魔って言っていいと思う。…

5

他人同士 2 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

こ、こんなところで終わりなの!?

既に既刊者としてあった、1巻がほんわか~な雰囲気で終わっていたのでこの先3巻もあってどう続けるのかと思っていたら新いキャラ登場ですか、そうですか…。

しかもこの新キャラ、最後まで読み進めれば少しはいいところが見つかるかもとか思っていたら全然であぜーーん。。。
そのおかげで暁と諒一に思いもかけぬ亀裂が。うわ!おい、嘘でしょう~と言うようなところで2巻は終わっているんですよね。これ、3巻全部買…

2

他人同士 2 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

当て馬?が強烈過ぎました…

強烈な第三の男が登場し、波乱万丈。

諒一の過去の男、帯。
この男は本当に得体の知れないというか、
こんな人と対等に渡り合える人がいるのか?と思うほど。
初めて熱烈に愛した相手が帯なんて、諒一がそりゃあ後々、
自分の気持ちを素直に言えない恋愛下手になるのも納得です。

帯の登場によって、暁と諒一の関係に不穏な影が……
こんなところで終るのか!と思った2巻でした。

2

他人同士 1 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

お仕事描写がてんこもり

社会人が主人公の物語なら、やはりお仕事描写は必須でしょう。
私自身も働いているせいか、仕事をそっちのけで年がら年中
「恋愛」の事しか頭にないキャラには共感できないのです……
やはり社会人なら恋を大切にするのと同じように、
仕事も大切にして欲しいと思います。

なので恋愛以外の面もしっかり描かれているこの作品は、
とても面白く読めました。
特に諒一が「編集の仕事が好き!」と感じられる…

1

シェフは強欲につき 小説

秀香穂里  水名瀬雅良 

もうちょっとインパクトが欲しかった

飯塚四郎(フランスで名を馳せる新進気鋭のシェフ)×御園克哉(老舗レストラン副支配人)

高級フランチレストラン「ロゼ・ノワール」で副支配人を務める御園は、フランス帰りのシェフ飯塚の身勝手さと強引な口説き様に腹を立てますが、次々と新たな発想でレストランに新風を吹き込んでいく飯塚に、御園は尊敬だけではない感情も抱き始め……

ものすごく印象的だとか、ピンポイントでここに激しく萌えた!という感じ…

2

烈火の契り 小説

秀香穂里   

儀式までおあずけ

BLというより、サスペンスでした。
南海の無人島でリゾート開発の調査に行った不動産会社社員5人と地元の青年1人が遭遇する事件が主軸となっています。

社員ではあるものの、子どもの頃に島を訪れ忘れられない思い出がある斎は全面開発反対派。立案者とライバル、年少の部下、昼行灯のリーダーといったメンバーとともに島の調査に当たるわけです。
案内を担当するのが島の出身者で斎と遊んだことがある高良で、始…

3

他人同士 3 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

ほんとにやな奴だったね帯さん…

2巻で諒一の過去の恋人(?)として出てきて、暁と諒一、二人の関係をかき回しまくりだった帯さん、そんな帯さんに昔も今も振り回されっぱなしの諒一は自分の本当の気持ちになかなか向き合えずにいて、暁は暁で相手の気持ちを尊重するような性格なものだからこじれた関係になかなか決着がつかず、別れたままで終わるなんてあるはずは無いと思いながらもかなりやきもきとさせられました。

それだけ諒一が過去に受けた傷は深…

3

他人同士 3 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

他人と恋人の違いって・・・

最終巻です。めでたしめでたし。やっと「他人同士」から「恋人同士」になってくれました。

今回は、ギクシャクしながらも近寄ろうとする暁と、なんとか遠ざけようとする諒一のお話がメインでした。
諒一は、暁がいないダメージをバリバリ受けて、仕事にまで支障を来たしているのに、それでも恋人関係にならないよう予防線を張ろうとするくらい、帯さんとの恋愛は辛いものだったようです。

最近、印象に残ったシー…

3

艶めく指先 小説

秀香穂里  サクラサクヤ 

ガタイのいい二人なんですよ

今度はゲームのハードを作る人とパッケージデザインをする人のお話。あれこれと時間をやりくりしながら、合う時間を作る。お仕事してるって大変です。

片や、一目惚れをしちゃっているのに恋だとは気付かないし、芸術家の性分なのか気に入ったものを触りまくりたいという困った癖のあるデザイナー藤居。こなた、美形でゲイで辛い過去を持ち恋に臆病になっている、玩具会社ゲーム機開発員の美咲、軽くオタクも入っています。…

2

ノンフィクションで感じたい 小説

秀香穂里  新藤まゆり 

小説家ってたいへんです

小説家と担当さんのお話。学生時代恋人同士だった二人がよりを戻すまでの過程が、週刊誌連載の恋愛小説と絡み合って進んでいくものです。

未だに6年も前の恋を忘れられず、新しい恋もしないまま「きめこまやかでせつない恋愛小説」を書いていた小説家・吉井のところへ、「気持ちが重い」という理由で吉井を振った元彼の神尾が「官能を盛り込んだ恋愛小説」の原稿依頼をしてきます。

マリッジリングをしている神尾へ…

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